- eighter_rieko83
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101 なんか、展開早すぎてピンとこーへんねんもん…。 仕事が終わり会社を出ると、すばるくんが車で待っていた。 《お疲れ!》 「うわ、どうしたんすか!」 《えぇから、乗り。》 言われた通り、車に乗り込む。 《仕事、トラブルとかなかった?》 「あ、はい!大丈夫でした!」
2017-06-09 21:41:14102 そんなことが聞きたいだけやないよな。 「お姉さんは…、」 《おまえんち、降ろして来た。合鍵もろとる言うから。》 「あっ、はい…。」 《なんや、料理でもするって張り切っとったで(笑)》 「えっ!ホンマっすか!」 《ククク…期待しとけよ♡》 「えっ…何それ…。」
2017-06-09 21:41:17103 《それよりや…。》 「あっ、はい!」 《男の事色々聞いてきたから。》 「はい…。」 《アイツが会社のセミナーで話をした時、そのセミナーに参加してた男やった。そんなんアイツが覚えとるわけないよな?》 「…そんなん…。」 《アイツにしてみれば、大勢の中の1人やし。》
2017-06-09 21:41:21104 一目惚れってことか…? もしそうやったら、俺とそんなに変わらへんけどな…。 《それから後つけてみたり、郵便物盗んだり…んで、それまでなかった外泊で…ピッキングで部屋入ったんやて…。あれな、俺詳しく言うてへんかったけど、おまえらが部屋入った後、外で…刃物持っててんで?》
2017-06-09 21:41:24105 「えっ……?!」 《ナイフ握って…ブルブル震えとったから、俺めっちゃ慌てて警察呼んでん。いつおまえらんとこ飛び込んでってもおかしない状況やったんやで?おかげで警察もすぐに取り押さえてくれたけどな…。》 「そ…そうやったんすか…。」 《…サラッとゆーたけど、気付いたか?》
2017-06-09 21:41:28106 「へっ?!何を…すか?」 《あのストーカーが姉貴にストーキングし出して、約半年。少なくともその間はアイツに男はおらへんかった。》 「あっ…はい…。」 《最初におまえが会うた時、なんや…遊んどる女みたいな印象にさせたかもしれへんけど…そんなことあらへんからな…。》
2017-06-09 21:41:33107 そんなこと…気にしてはったんや…。 《あれは…その…ギャグやな…おん、ギャグや。》 「…あんまり…笑われへんギャグですね…。」 《…そうか…?…そんなことないやろ、爆笑や。》 すばるくんらしい。 《じゃじゃ馬やからやめとけゆーたやろ?》 「あっ、はい…。」
2017-06-09 21:41:37108 《それはホンマやで。》 「はぁ…、」 《まぁ、それはもぉ分かってる思うけど。》 「ふっ…そうですね…。」 《絶対な、乗りこなせへんで。》 「そっ、それは分からへんでしょ?」 《いーや、亮は無理や。》 そー言ってニヤリとするから…。 「そんなんやってみな分からへん!」
2017-06-09 21:41:41109 《ほんなら、がんばりや~(笑)》 そう笑われながら車を降りた。 確かに…ストーカー事件においても、俺はやっぱりなんの役にたってへんかったし…初めてのエッチも、襲うどころか襲われて…なんや男としては…不甲斐ない…。 「ただいまぁ…あ!いい匂い!」 『亮、おかえり♪』
2017-06-09 21:41:45110 エプロン姿のお姉さんは、ホンマに今日もキレイで…いい匂いのする料理のその前に…彼女を抱きしめてキスをした。 『エプロン姿に興奮する?』 「べ、別にそんなん関係ないし!」 実際、そんなん無くても十分過ぎる程キレイなわけで。 『ね、食べない?』 「ん、食べる!」
2017-06-09 21:41:49111 ジャケット脱いで、鞄も置いた。 テーブルの上の料理はホンマにどれも美味そう。 なんやねん、すばるくん、変な言い方して…。 「いっただきまぁ~す!」 目の前の彼女に見守られながら、彼女に作ってもらいたいベタ1位?な肉じゃがから! 「……………っ?!」
2017-06-09 21:41:54112 あれ…? これ…肉じゃがやないの?! なんや…初めて食べる味やけど…。 『…ダメだったか…。』 「えっ?!」 『割と簡単だって聞いたんだけど…ごめんね…。』 「えっ…いやっ…、」 『あたし、料理できないんだよねー…今までにそんなに必要性を感じなくて…でもやっとけば、』
2017-06-09 21:41:59113 「大丈夫!全然食べれるで!」 『いいよ、亮…無理しないで?嫌いなもの増えたら大変だもん…。』 「やっ!他のやつっ……、………っ?!」 あかん…どれも未知の味や…。 『ホントにごめん…でも!明日!明日またリベンジする!!明日仕事って言ってたよね?』 「…うん…。」
2017-06-09 21:42:03114 『じゃ!時間あるから、ゆっくり作る!』 「や…でも…無理せんでええで?」 『覚えたいの!ちゃんと…!ちゃんと両立したいから。』 「両立…あぁ、仕事と、」 『仕事なわけないでしょ!恋愛においての両立!キッチンとベッド♡』 「はぁっ?!///」 『ふふ…照れる亮かわいっ♡』
2017-06-09 21:42:07115 「もぉ…。」 子供扱いやん…。 『やだ、怒んないでよ。あたしはそんな亮が好きだから、両立させたいって思ってるのに…。』 そっ…そんなこと言われても…許すけどさ…。 『ねっ、明日、真っ直ぐ帰って来てね?』 「…おん、わかった…。」
2017-06-09 21:42:10116 土曜日、行ってらっしゃいのチュウにしては濃厚なチュウで家を出た。 「あかん…あの人…今から家出るってゆー人に舌入れてくるて…どんな育ち方したんや…。」 家を出て、思わずひとり言が出た。 会社へ行くと、すばるくんも章ちゃんももう来てて、何やら書類に目を通してた。
2017-06-10 22:27:26117 『月曜の会議、横山主任が急な出張らしくって、今日やるねんて!ほんで、資料!亮の机にも置いといたで!』 「そーなん。ありがとー!」 《ヨコがまたデカイとこの契約取るらしいで。アイツやるわー…♪》 「…えぇんすか、すばるくん…主任て同期なんでしょ?」
2017-06-10 22:27:30118 《俺はえぇねん…そっちの才能全くあらへんから!》 「威張るとこやない思いますけど…。」 そんなこんなで、いつもののんびりした土曜日とは違い、少し忙しい土曜日となった。 でも、彼女が待ってるから…ちょっと張り切って急いで帰る。 「ただいまー!」 『おかえりー!』
2017-06-10 22:27:33119 お、今日もえぇ匂い…てか! これカレーやん! これはよっぽどやないと未知の味にはならへんはず♪ キッチンにいる彼女に声をかける。 「今日カレーやろ?!」 『そーだよー!やっぱり失敗しないやつ!と思って…今温めてるよ!』 いつもの通りジャケットを脱いで、鞄を置いた。
2017-06-10 22:27:37120 そして、彼女のおるキッチンへ。 「なっ!!なんなん、そのカッコ…!!///」 『えっへへ~♪きのう、エプロン興奮しないって言われたからぁ…これなら興奮するかなって…♡』 「やっ、やからって…!」 『ハ・ダ・カにエプロンだよ♡』 こんなんAVでしかせーへんやつやろ…!
2017-06-10 22:27:41121 彼女は火を止めると、俺にジリジリと寄ってくる。 『これでも興奮しない…?』 俺の腰に両手を置いて、身体を密着。 さらに上目遣い…。 すばるくん…アナタのお姉さんはホンマにとんでもない人です…。 「…はぁ……ホンマに料理上達する気あるん?」 『あるよー!!』
2017-06-10 22:27:45122 「そんな人がこーんなヤラシイかっこで料理しますかねぇ…。」 言いながら指で彼女の胸をツンツン。 『だって、両立させるって言ったでしょ?』 エプロンには収まりきれてない胸…先端もくっきり…。 「絶対料理やない方に重きを置いてるわ…ほらもう…乳首立ってるやん(笑)」
2017-06-10 22:27:49123 『んっ…だってぇ…、///』 「せっかくやからさ…ちょ後姿見して?」 『うん…。///』 珍しく照れてる感じがカワイイ…。 「そこに手ぇついて?」 『こぉ…?』 「もっと…お尻突き出して?」 『うん…。///』 「…やっば…丸見えやん。」 これは…エロ過ぎる…!
2017-06-10 22:27:53124 両手でお尻を触って、ニヤニヤしてまう。 片手を太腿の隙間に差し込む。 『あっ…。』 「うわっ、うそやん(笑)もう、トロットロ…(笑)」 『あっ…やだ…。///』 指を滑らせて…それから内部に潜入。 彼女の身体が指の動きにピクピクと反応する。
2017-06-10 22:27:57125 あー…これもう十分やろ…。 「もう指じゃ足りんやろ?」 そう言って指を抜いた。 『あっ…待って…。』 彼女は振り返って、また俺の前に。 そしてネクタイを掴んで俺を引き寄せる。 唇が重なって、深くなる。 その間に、ネクタイが取られ、シャツのボタンが上から外れてく。
2017-06-10 22:28:01