編集部イチオシ

レポート課題に悩む大学の先生たちの姿

学生さんはレポート作成に苦労しているわけですが、実は教員の方も課題作成と採点に苦労しています。
大学 ライティング レポート
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nasastar @nasastar
たぶん一工夫するだけで、カジュアルなコピペや「代筆」は減るんじゃないかと考えている。詳しくはこれを参考に 学生を思考にいざなうレポート課題 ひつじ書房 amazon.co.jp/dp/4894768275/… @amazonJPさんから
nasastar @nasastar
ただね、課題としてレポートを出すとしても採点・フィードバックのことを考えるとね、クラスサイズって本当に大事だと思うのよね。個人的には50越えるとキツい。100で頭抱える。それ以上は試験でも嫌だ。
nasastar @nasastar
アカデミック・ライティング系の科目と有機的に結びつきながら、次第に長く構造化された文章が自然と掛けるようになることを目標にしたいところだが、実現するのは相当大変な作業だよね。実感としては学生の資質と教員の見えない努力で質を担保している。なので他所の事例はあまり参考にならない
nasastar @nasastar
印象論以上のデータはないのだけれども、学生さんは意外と頭つかって課題に取り組むのは嫌いではない。むしろ好き。でも課題で何が要求しているのかわからなかったり、行為に対する評価があいまいだと、モチベーションが下がるみたい。だから楽な方へ逃げる。「コスパ」が悪いと判断されて
nasastar @nasastar
ほら、日常的に経験しているじゃないですか。この作業、何の意味があるんだろう?とか、これやってどう評価に結びつくんだろう?って業務。モチベーション維持するの大変だよね。これと一緒。だって人間なんだもの
nasastar @nasastar
指示があいまいで、なおかつ無意味に長い分量のレポート。とりあえず埋めろ、みたいなノリになれば、それは楽して埋める方向にながれるんじゃないかな。
nasastar @nasastar
ただどの辺に落としどころがあるのかは、まだよくわかっていない。もう少しデータ集めてみないとね。授業との連関も重要なので、なかなかいい調査方法が思いつかない。インタビュー調査で掘り下げるのが、急がば回れのような気がしている。
Naruse Takashi @ihuru09
nasastarさんがうまくまとめてくださった。 しかし共同研究始めたころはこのあたりのことまでははっきりわかってなくて「論題を工夫すればレポートはよくなる」という仮説しかなかったので、そういえばだいぶ進んだなあと思った。
Naruse Takashi @ihuru09
ライティング能力を高めるためにはいくらよい授業を1つ作ってもだめで、カリキュラム全体で対応しないといけない。そうするとライティング指導科目の工夫も必要だけど、やはりそれ以外の普通の科目でどう指導していくかが重要になってきて、その点では「論題の工夫」というのは効果的だと思ってる。
Masashi Kasaki @kasa12345
学生がレポート課題をどう理解してるのかとか、学生の学問に関する背景的信念がその理解にどう影響しているのかとかという点についての実証研究は、海外にそれなりにあるんだけど、日本だと全然知らないので、やってみたいよなあと思っている。誰か興味ある人はいないかなと思ってるんだけど。
nasastar @nasastar
だからこそ、論題の意図や目的、要求水準ぐらいで調整するというのは、かなり合理的な解決策なんじゃないかと考えている。また学生さんに対してもフェアだと思うし、そういうところから信頼関係を強化することにも意義はあんじゃないかな。
Masashi Kasaki @kasa12345
実際、レポート書くってものすごく不可が高い行為だと思う。全然おもしろいかどうか分からない、これまで知らなかった内容の講義受けて、それについてこれまでほとんどやったことのない「アカデミック」な形式で、しかもオリジナルな論点出せということまで求められたりするわけだから。
Masashi Kasaki @kasa12345
特に、学問の面白さって、内化するのかなり難しくて、果たせないまま大学を卒業する人もかなり多いわけなんだよね。教員はそれがたまたま早くできたか、現段階では少なくともできた人ばかりなので、つい学生にもそれを想定してしまう。そして、それについて書くことを楽しむってことはさらに難しい。
Naruse Takashi @ihuru09
ほんとにこれ。大学教員のほとんどは研究者なので学術論文(の形式)に慣れ親しんでいるけど、学生はこれまでほとんど、レポートで求められているような分量を書いた経験もないんじゃないかなあ。なので両者にはレポートに対する捉え方に大きなギャップがあって、それが色んな不幸を生んでいると思う。
Masashi Kasaki @kasa12345
こういう状態で、教育一般にそうだけど、アカデミックライティング教育をどうするかと考えると、方法は幾つかあって、1つは必要なスキルを分割して、全部一緒にではなく、それぞれを別の機会に要求するという形で、不可を下げる。
Masashi Kasaki @kasa12345
もう一つは、動機づけ(面白さ)を重視して、卑近な話題や書きやすい内容でいいという形で、内容面の不可を下げて、それをどうやってアカデミックなやり方で論じるか、書くかということから初める。もちろん、他にもあるだろう。
Masashi Kasaki @kasa12345
うちの研究グループはたぶん、レポート本では前者のアプローチを重視する傾向だったと思うんだけど、最近は後者のアプローチ重視になりつつあるかな。
Masashi Kasaki @kasa12345
最近読んだこの記事とかも、もろに後者のアプローチなんだよね。学生はすでに好奇心をもってて、知識を持ってる主題も多い。それについて書いてもらうことから始めようという提案になってる。insidehighered.com/blogs/just-vis…
Masashi Kasaki @kasa12345
この記事のコメントで紹介されていたので、学生が興味あるポップカルチャーをライティングの対象にした、大学のライティング教本としてこういう本があることを学んだ。amazon.com/Signs-Life-USA…
nasastar @nasastar
レポートに関する認識のズレはちゃんと埋めておいた方がいいだろうなぁ、と思っている。さっき終わった授業の今週の課題は、その点についていくつか質問する形で、学生さんに率直に書いてもらうことにした。
Naruse Takashi @ihuru09
@kasa12345 レポート本を書いている段階では明確にその二つを区別できていなかったのですが、タキソノミーの話は確かに前者の話になりますね。個人的には後者も重視したかったのですが、本の中ではお弁当箱のコラムに位にしか入れられていなかったと思います。個人的には二つのアプローチは接合可能で、
Masashi Kasaki @kasa12345
僕は最近日本のレポートの書き方本や、各種大学が出している資料をかなり読んでるんだけど。ほとんどがレポートに必要なスキル大まかな特定(読む、書く、調べる)くらいで、あとはレポートの形式、引用形式などの形式面を解説しているという構造になっている。
nasastar @nasastar
他学部の授業だから、相場感がないので、その辺をちゃんと知りたいのよね。他学部だからFDも機会がない
Naruse Takashi @ihuru09
@kasa12345 後者の興味喚起アプローチでいくにせよ、最終的なゴールをどこに設定すべきかという議論の中で前者の分析を生かすことができるのではと思っています。入り口は好きなものから書いてね、でよいけど目指すべきゴールに導くためには求める能力や技能なんかを考慮しながら導いていく必要があるのかなあと。
Masashi Kasaki @kasa12345
学生がハンディに使えることを目的にしてるので、だいたいかなり薄い。そして、多様な分野、多様なレポート課題に汎用的に適用可能でないといけないという制約があるので(あと、書き手もそんなにいろんな分野の知識がないという限界)、内容面で踏み込んだことが書けないという大きいのだと思う。

コメント

cLaCFF @cLaCFF 2017年6月13日
授業がつまらんだけだったら自分で勝手に勉強すれば済む話なんだけど、成績がついてしまうとなるとそうは片付けられない。「なんでこんな無駄なことやらせるんだよちゃんと教えろよ」って、今の教員たちも学生の頃はそう思っていたはずなんだけど、簡単に解決できるような環境じゃないのだね。
kn @darks508 2017年6月13日
一生懸命頭使って書いたのに評価が塩対応だったり、その逆、頭使って書いた文を要求されてるんじゃなくて規範の書き写しを求められてたりすると、そのどちらも同じくらい最終的にやる気なくして学校に対する信頼なくすよね。わかる
九銀@半bot @kuginnya 2017年6月14日
先生だって辛いんだって言うぐらいならその制度をなくせば良いだけ
ひろ@不謹慎 @hiro_h 2017年6月14日
アカデミックライティングとは別に、構造化した文章を書かせるのが国語と教養課程だった気がするのだけれど、国語がそうなってない(http://berd.benesse.jp/berd/center/open/berd/backnumber/2006_06/fea_watanabe_01.html)のよね。htmlも構造化されてるので、国語を変えるより情報でやった方が早い?
紺碧 @Konpekin 2017年6月14日
今の大学には「そもそも5行以上の文章をオリジナルで書く国語力も気概もない」とか「勉強や努力自体キライだし楽しかしたくない」みたいな、大卒にならないといけない世間の流れと、学校や塾で教えられた模範解答のトレースだけで大学にきた子達がワンサカいて、そんな奴らがオリジナルの論文書かないといけない&そんな奴らの論文ぜんぶ目を通さないといけない、っていうお互い苦行でしかない状況もかなり問題だよね…
bun🍃 @bun3559 2017年6月14日
自分の小学校の担任が良かったな。国語の授業では、まず課題文章の要旨を1~2行にまとめさせるんですけど、その際にまとめ方のテンプレートを提供してくれました。読書感想文もテンプレートを複数提示した上で「自分が言いたいことを2つか3つ箇条書きしてから、好きなテンプレに適用しなさい」という教え方でした。テンプレに従って書けばいいという状況は、文章を書く際のストレスを大幅に下げます。また天邪鬼な子はテンプレに満足せずオリジナルで書くようになりますので、先生的には「計算通り(ニヤリ)」だったと思います。
bun🍃 @bun3559 2017年6月14日
読書感想文のテンプレが複数あるってのがすごいんだよなあ。今度はどのテンプレ使おうかな?とか考えちゃうわけで、まさに先生的には「計画通り」ですわ。
節穴 @fsansn 2017年6月14日
自分の脳内模範書式が有りそれに逸脱するものをハネて、しかもその脳内模範書式を明文化しない教授程に手に負えないものはない
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