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eguchi2017
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たぶん一工夫するだけで、カジュアルなコピペや「代筆」は減るんじゃないかと考えている。詳しくはこれを参考に 学生を思考にいざなうレポート課題 ひつじ書房 amazon.co.jp/dp/4894768275/… @amazonJPさんから
2017-06-13 09:33:42![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ただね、課題としてレポートを出すとしても採点・フィードバックのことを考えるとね、クラスサイズって本当に大事だと思うのよね。個人的には50越えるとキツい。100で頭抱える。それ以上は試験でも嫌だ。
2017-06-13 09:39:11![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
アカデミック・ライティング系の科目と有機的に結びつきながら、次第に長く構造化された文章が自然と掛けるようになることを目標にしたいところだが、実現するのは相当大変な作業だよね。実感としては学生の資質と教員の見えない努力で質を担保している。なので他所の事例はあまり参考にならない
2017-06-13 09:41:14![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
印象論以上のデータはないのだけれども、学生さんは意外と頭つかって課題に取り組むのは嫌いではない。むしろ好き。でも課題で何が要求しているのかわからなかったり、行為に対する評価があいまいだと、モチベーションが下がるみたい。だから楽な方へ逃げる。「コスパ」が悪いと判断されて
2017-06-13 09:43:34![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ほら、日常的に経験しているじゃないですか。この作業、何の意味があるんだろう?とか、これやってどう評価に結びつくんだろう?って業務。モチベーション維持するの大変だよね。これと一緒。だって人間なんだもの
2017-06-13 09:44:43![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
指示があいまいで、なおかつ無意味に長い分量のレポート。とりあえず埋めろ、みたいなノリになれば、それは楽して埋める方向にながれるんじゃないかな。
2017-06-13 09:45:57![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ただどの辺に落としどころがあるのかは、まだよくわかっていない。もう少しデータ集めてみないとね。授業との連関も重要なので、なかなかいい調査方法が思いつかない。インタビュー調査で掘り下げるのが、急がば回れのような気がしている。
2017-06-13 09:47:09![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
nasastarさんがうまくまとめてくださった。 しかし共同研究始めたころはこのあたりのことまでははっきりわかってなくて「論題を工夫すればレポートはよくなる」という仮説しかなかったので、そういえばだいぶ進んだなあと思った。
2017-06-13 12:57:36![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ライティング能力を高めるためにはいくらよい授業を1つ作ってもだめで、カリキュラム全体で対応しないといけない。そうするとライティング指導科目の工夫も必要だけど、やはりそれ以外の普通の科目でどう指導していくかが重要になってきて、その点では「論題の工夫」というのは効果的だと思ってる。
2017-06-13 13:01:08![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
学生がレポート課題をどう理解してるのかとか、学生の学問に関する背景的信念がその理解にどう影響しているのかとかという点についての実証研究は、海外にそれなりにあるんだけど、日本だと全然知らないので、やってみたいよなあと思っている。誰か興味ある人はいないかなと思ってるんだけど。
2017-06-13 13:09:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
だからこそ、論題の意図や目的、要求水準ぐらいで調整するというのは、かなり合理的な解決策なんじゃないかと考えている。また学生さんに対してもフェアだと思うし、そういうところから信頼関係を強化することにも意義はあんじゃないかな。
2017-06-13 13:11:02![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
実際、レポート書くってものすごく不可が高い行為だと思う。全然おもしろいかどうか分からない、これまで知らなかった内容の講義受けて、それについてこれまでほとんどやったことのない「アカデミック」な形式で、しかもオリジナルな論点出せということまで求められたりするわけだから。
2017-06-13 13:28:34![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
特に、学問の面白さって、内化するのかなり難しくて、果たせないまま大学を卒業する人もかなり多いわけなんだよね。教員はそれがたまたま早くできたか、現段階では少なくともできた人ばかりなので、つい学生にもそれを想定してしまう。そして、それについて書くことを楽しむってことはさらに難しい。
2017-06-13 13:32:04![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ほんとにこれ。大学教員のほとんどは研究者なので学術論文(の形式)に慣れ親しんでいるけど、学生はこれまでほとんど、レポートで求められているような分量を書いた経験もないんじゃないかなあ。なので両者にはレポートに対する捉え方に大きなギャップがあって、それが色んな不幸を生んでいると思う。
2017-06-13 13:34:31![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
こういう状態で、教育一般にそうだけど、アカデミックライティング教育をどうするかと考えると、方法は幾つかあって、1つは必要なスキルを分割して、全部一緒にではなく、それぞれを別の機会に要求するという形で、不可を下げる。
2017-06-13 13:35:07![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
もう一つは、動機づけ(面白さ)を重視して、卑近な話題や書きやすい内容でいいという形で、内容面の不可を下げて、それをどうやってアカデミックなやり方で論じるか、書くかということから初める。もちろん、他にもあるだろう。
2017-06-13 13:37:49![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
うちの研究グループはたぶん、レポート本では前者のアプローチを重視する傾向だったと思うんだけど、最近は後者のアプローチ重視になりつつあるかな。
2017-06-13 13:38:59![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
最近読んだこの記事とかも、もろに後者のアプローチなんだよね。学生はすでに好奇心をもってて、知識を持ってる主題も多い。それについて書いてもらうことから始めようという提案になってる。insidehighered.com/blogs/just-vis…
2017-06-13 13:41:01![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
この記事のコメントで紹介されていたので、学生が興味あるポップカルチャーをライティングの対象にした、大学のライティング教本としてこういう本があることを学んだ。amazon.com/Signs-Life-USA…
2017-06-13 13:44:14![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
レポートに関する認識のズレはちゃんと埋めておいた方がいいだろうなぁ、と思っている。さっき終わった授業の今週の課題は、その点についていくつか質問する形で、学生さんに率直に書いてもらうことにした。
2017-06-13 14:03:33![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@kasa12345 レポート本を書いている段階では明確にその二つを区別できていなかったのですが、タキソノミーの話は確かに前者の話になりますね。個人的には後者も重視したかったのですが、本の中ではお弁当箱のコラムに位にしか入れられていなかったと思います。個人的には二つのアプローチは接合可能で、
2017-06-13 14:06:01![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
僕は最近日本のレポートの書き方本や、各種大学が出している資料をかなり読んでるんだけど。ほとんどがレポートに必要なスキル大まかな特定(読む、書く、調べる)くらいで、あとはレポートの形式、引用形式などの形式面を解説しているという構造になっている。
2017-06-13 14:06:31![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@kasa12345 後者の興味喚起アプローチでいくにせよ、最終的なゴールをどこに設定すべきかという議論の中で前者の分析を生かすことができるのではと思っています。入り口は好きなものから書いてね、でよいけど目指すべきゴールに導くためには求める能力や技能なんかを考慮しながら導いていく必要があるのかなあと。
2017-06-13 14:09:59![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
学生がハンディに使えることを目的にしてるので、だいたいかなり薄い。そして、多様な分野、多様なレポート課題に汎用的に適用可能でないといけないという制約があるので(あと、書き手もそんなにいろんな分野の知識がないという限界)、内容面で踏み込んだことが書けないという大きいのだと思う。
2017-06-13 14:11:55