小説を書くのに人生経験は不可欠か?~星新一の作家論・『きまぐれ星からの伝言』より

『きまぐれ星からの伝言』(牧眞司編/徳間書店)は、昨年2016年に星新一生誕90周年を記念して刊行されたバラエティブックです。 新井素子ファンとしての目線から非常に興味深い記述を発見しまして、それについて昨年ツイートしたものを自分でまとめました。
書籍 文学 星新一 SF 小説 新井素子
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新井素子研究会 @motoken1989
【素研更新】 - 「お仕事リスト:書籍」に『きまぐれ星からの伝言』(星新一/牧眞司編)を追加 motoken.na.coocan.jp/works/book/ess… 新井素子さんによる『声の網』の作品解説や、新井素子さんのデビューを決めた伝説の「第一回奇想天外SF新人賞選考座談会」を収録。
新井素子研究会 @motoken1989
『きまぐれ星からの伝言』に収録された「第一回奇想天外SF新人賞選考座談会」が、何度読み返しても面白いです。当時高校二年生だった新井素子さんの投稿作「あたしの中の……」を巡り、激賞する星新一とその文体に拒絶反応を示す小松左京・筒井康隆の論戦は後々まで語り草となる程だったです。
新井素子研究会 @motoken1989
僕が『奇想天外』1978年2月号の古本でこの座談会を読んだのは、今から30年近く前の大学時代でした。噂には聞いていましたが、星の褒めっぷりと小松・筒井の拒絶反応は完全に想像を超えていました。そして、もしこの場に星新一がいなかったら、新井素子さんはデビューできなかったか、
新井素子研究会 @motoken1989
そうでなくてもデビューが何年も遅れることになったかも知れず、そしたら俺のような新井素子直撃世代の人生は変わっていたかも、などと改めて星新一に対し畏敬の念が沸き起こって来る程でした。
新井素子研究会 @motoken1989
ただ、それにしても褒めすぎなのでは、と思ったのも一箇所あって。『きまぐれ星からの伝言』P.223で筒井康隆の問いに対して星はこんなことを言っています。
新井素子研究会 @motoken1989
筒井 ほんとにこのままでいいと思いますか。これを入選させて、このままの調子であちこちからの作品依頼に応じさせてもいいと、ほんとうに思う?
新井素子研究会 @motoken1989
星 そりゃ、いいと思うな。 SFと劇画で育った世代の象徴とみていいんじゃないかな。ぼくは、これによって人生観が変わった。なまじっかの社会体験ならむしろない方がいいらしい。
新井素子研究会 @motoken1989
唐突に「人生観」という重たい単語が出てきて戸惑ったです。「あたしの中の……」を読んだことにより、「なまじっかの社会体験ならむしろない方がいいらしい」と星新一の「人生観が変わった」と。なんだか大げさな物言いに感じられました。
新井素子研究会 @motoken1989
で、それから30年近くの歳月が流れ、今年『きまぐれ星からの伝言』を読んだ訳ですが、そしたらですね、「あたしの中の……」を読む前のv人生観=作家観が語られている処を見つけたんです。いやもう驚いたのなんの。あの発言の重みがぐっと増して感じられるようになりました。
新井素子研究会 @motoken1989
三箇所ありました。抜き書きしてみます。まずひとつめ。エッセイ「SFの短編の書き方」(初刊『きまぐれ博物誌』1971年1月)にて、「アイデアのうまれる原理」を語った処。『きまぐれ星からの伝言』P.117より。
新井素子研究会 @motoken1989
「一、知識の断片について。要するに本を読むなり、人生経験を経るなりして、知識の断片をふやすことだ。多ければ多いほど、組み合わせの範囲も広くなり、新鮮なものの発生率も高くなる計算である。しかし、知識の断片を得るはじから、すぐに忘れてしまうという性格の人は問題外である。
新井素子研究会 @motoken1989
ふたつめ。「インタビュー 星新一(同人誌ベム)」(初出:「Bem」8号1967年7月)。『きまぐれ星からの伝言』P.181より。
新井素子研究会 @motoken1989
「【12】我々、少年の書くSFについて ☆ 人は体験の少ないことが、一つの限界となっているようです。これは無理のないことです。だから社会の矛盾などをとりあげると、裏付けがなく、実感がうすくなります。
新井素子研究会 @motoken1989
あまり無理をせず、少年の生活・少年の実感から発想された作品がもっとあっていいし、傑作も出るのではないかと思います。
新井素子研究会 @motoken1989
みっつめ。対談:星新一VS福島正実「SFと純文学との出会い」(初出:「三田文学」1970年10月号)。『きまぐれ星からの伝言』P.203-204より。長い引用になります。
新井素子研究会 @motoken1989
「星 あまりに卑俗な発言で恐縮ですが、文学青年というのはいかんのじゃないかと思います。青年時代に読むのはいいですよ。しかし青年には社会体験がないわけですよ。非常に観念的になってしまいます。小説を書いて安定した実績を残す人というのは、必ずしも若くして出ていないのですよ。
新井素子研究会 @motoken1989
ある年代に達してから書き始めた。統計的にそうなっています。若くして書き始め名作を書きつづける人はいないことはないのですが、社会体験、人生体験が限られているから、じつに苦労している感じもするし、一種の天才でないとできない。
新井素子研究会 @motoken1989
小説に情熱を燃やし、その炎を消さずに守りながら、ある時期を人生体験、これは義務教育みたいなもので、それを経なければむりじゃないかという気がします。
新井素子研究会 @motoken1989
音楽やスポーツや碁や将棋の世界ならば、純粋に若い才能がそこにそのまま開花することはあるけれども、小説となると、ある社会体験を経なければこれはいかに情熱だけではどうにもならんのじゃないかという気がしてならないのですが。
新井素子研究会 @motoken1989
「星 中学高校生なんかの作品、コントの選者やっていると、カンニング・マシンという機械を発明したなどという作品は、じつにうまいですね。体験に基づいていますものね。タイム・マシンで試験問題を調べるとか、実感がこもっていて、じつにいい。
新井素子研究会 @motoken1989
しかし、これが夫婦喧嘩となると、ぜんぜんそらぞらしくなる。また、たとえばビジネスの経験がないから、大きな取引の描写、大発明品の売買なのに店でノートブックを買うのと同じ感じ。社会体験がある程度ないと、SFでも限界にすぐぶつかっちゃうようです。
新井素子研究会 @motoken1989
小説を書くためには人生経験・社会体験が必須であり、それに欠ける若い人はいい小説は書けない、と思っていたようです。それが「あたしの中の……」を読んで「人生観が変わった」と。パズルのピースがぴたりとはまった感じがしました。
新井素子研究会 @motoken1989
そして、「第一回奇想天外SF新人賞選考座談会」から8年後のインタビュー「戦後・私・SF」(『幻想文学』11号・1985年6月)で、星新一はこのように述べています。『きまぐれ星からの伝言』P.177より。
新井素子研究会 @motoken1989
それと、社会が豊かになったために、若い人たちがいわゆる人生の苦労というものをあまり知らないで成長する。だから実体験で小説書こうとしても書くネタがなんにもない。そのかわり劇画でストーリーづくりのノウハウを覚えこんじゃってますから、
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コメント

nekosencho @Neko_Sencho 2017年6月17日
面白いのが書ければなんでもいいんだよなあ。
こざくらちひろ @C_Kozakura 2017年6月17日
確かに10代でデビューした作家が30過ぎて残ってるかと言われれば、ほぼ残ってないんだよなあ。『売春は人類最初の職業、作家は人間最期の職業』というように、ある程度「寄り道」した経験のない人が小説を書くと書くと、小説それ自体が最終形態の商品であるがゆえに子供でも分かるような凡ミスがそのまま何の修正もなく流通してしまうことはよくある
ぐるまき @gurumaky 2017年6月17日
とても面白かったです。まとめてくださってありがとうございます。素子さんの最近の作品追ってないけどちょっとまた読んでみたくなりました。
荒木 九郎 @stein00000 2017年6月17日
星新一は辛酸を嘗め尽くして作家業に流れ着いた人だからなぁ。
ꫛꫀꪝ✧‧˚ @25nmAI 2017年6月17日
経験はあったほうがいいけど、知識が増えるほど自由な発想はできなくなるかもね
伊達川(一) @Datekawa 2017年6月17日
これ、手塚治虫や藤子・F・不二雄の話だけど似たような議題あったなあ。 普通は教養あったほうがいいけど、藤子F式だと想像の翼ってやつを広げればいいじゃない、のような話だったか。 あんなこといいな~できたらいいな~という想像力が豊かだったんですね。
taka @Vietnum 2017年6月17日
ラノベやなろう系とかを読んでると、あまりに都合のいい偶然ばっかがおこるし、洗脳されたみたいにみんな主人公が大好きで怖くなってくる。 しかもなにかのパロディだったり2ちゃんスラングだったりテンプレばっかで、多様性もなきゃ想像力も独自性も皆無。  まさに【実体験で小説書こうとしても書くネタがない】からだろうけど、ひどすぎるね。
Simon_Sin @Simon_Sin 2017年6月17日
星新一は「宇宙船に乗ったことが無くても宇宙船に乗るSFは書ける」って何処かで言ってたな
seidou_system @seidou_system 2017年6月17日
山田悠介みたいな極端な例もあるので、作家として必要なのは「とりあえず一冊書くこと」じゃないかと思う次第。
ひのかぐちけん @kagutsuchisword 2017年6月17日
そういえば、第一回奇想天外SF新人賞の有力候補に(最近ではTogetterコメント欄でおなじみの)山本弘先生があがっていたが星新一氏が新井素子さんを激推しした結果惜しくも逃した、という話をどこかで読みましたな。
のばな @nobanner 2017年6月17日
松本清張が「40過ぎるまで書くな」と言っていたり、乙一が17歳でデビューしていたりでいろいろ。
仏塔 ぐでだま亭免堂苦斎 @wheyh 2017年6月17日
SFなら星先生の言う通りだと思う。自分でも若い頃の方が発想が豊富いや、奇妙きてれつなことが出来た。だが、それ以外のジャンルならどうだろうか?
飛鷹隼 @junhiyoh 2017年6月17日
半村良なんかも初商業誌が29歳、専業でやっていけるようになったのは40過ぎてからだけどSFはともかく人情小説のような人間描写が重要な話しかけたのは下積み時代に色んな職業点々として苦労した経験で社会や人間監察する基会に恵まれたから、て言ってるなぁ。逆に今のラノベ作者が判で捺したようなテンプレの人物描写しか出来ないのは社会経験、人間観察の浅さってはっきり解るので設定ではなく人物描写で作品に深み持たせるには経験大事、て解るんだよな
muramasa007 @muramasa0071 2017年6月17日
stein00000 21歳で東京大学農学部を卒業、国家公務員総合職試験に合格したが内定を取れず、父が急逝したため大学院を中退し、会社(東証一部上場企業星製薬)を継ぐ。けれども経営破綻。作家デビューまで星薬科大学(父親の創設した大学)の非常勤理事として糊口を凌ぐ・・・という具合に辛酸の嘗め方が尋常ではなく華麗ですから、参考にはならないですね・・・
catspeeder @catspeeder 2017年6月17日
かつては「一般小説家を目指す」という志を持っていた Vietnum も、Togetterのコメント欄で「今どきのラノベは…」「最近の小説は…」系の苦言を呈し続けているうちに、すっかり老害発言をリピートするだけの存在と化してしまった。その姿は【実体験で小説書こうとしても書くネタがない】という状況の悲しい実例を見ているかのようだ…
あぶらな @ab_ra_na 2017年6月17日
C_Kozakura この最初の一文は、単に「デビューから10年以上経って生き残ってる作家は少ない」というのが真相ではないかなあ。「30代でデビューした作家なら、50すぎまで生き残ってる人が多い」なんてことは別にないと思う
でき @dekijp 2017年6月17日
SFを実体験してから書くとかすげぇなぁ。星新一はSF作家だからこそ実体験無しでも書けるという事をわかってらっしゃるのでしょう。
こざくらちひろ @C_Kozakura 2017年6月17日
ab_ra_na 30代でデビューした作家が50代まで生き残る、とはわたくしは一言も言ってないので、そういう突っ込みは野暮というより、的外れです
こざくらちひろ @C_Kozakura 2017年6月17日
SFというのは設定がものをいうジャンルではありますが、設定だけの話ではないので結局は人物の魅力がものをいう。星新一氏は登場人物にあえて固有名称をつけないことで、普遍的な人物を意図とし、その言動を万人が理解できるところまで落とし込みしている点がポイントが高いわけです。なろう系とか拙い物書きほど登場人物に凝った名前をつけたがるのと逆の発想ですね。
生チョコ焼チョコ @namatyokoyaki 2017年6月17日
マンガっぽいんであんま気にしてなかった。マンガってデビュー若い印象。。しかし若くしてデビュする女性作家、エッセイストってあんまエロくないですね。。
こざくらちひろ @C_Kozakura 2017年6月17日
登場人物を客観的かつ普遍的に見るのは、やはり若い人には難しいのです。よほど達観した人生を送ったか、引きこもりなどで自分自身を見つめる時間を得たか、特殊な職業や経験でもしない限りは。10代であれは、物事の見方の拙いことが売りにもなりますが、30過ぎてそれを褒める人がいないのでどこかで変化が必要なのですが、読者というものは往々にして作者の変化を容認しない
ラルフ @ralf_natural 2017年6月17日
苦労人の星先生が「なまじの人生経験など無くてもよい」と言う結論に達する度量の広さが何ともステキだ。なかなか言えたもんじゃない
生チョコ焼チョコ @namatyokoyaki 2017年6月17日
新井さんそんなに読みまくってないけどラノベではないのこれ。星さんはラノベオッケーを認めた人だということなのでは。。
こざくらちひろ @C_Kozakura 2017年6月17日
設定が突飛なものであればあるほど物語中で語られる登場人物の感情は普遍的なものでなくてはならないのですが、実際にはそうできていないものが多く、そういう作品はやっぱり売れない。小説のように自分のペースで読めて読み返せるものならまだしも、映像になるとそのボロはどうやっても隠せなくなってしまう
foxhanger @foxhanger 2017年6月17日
才能のあるひとはあんまりもたもたしていない。10代はレアケースでも、斯界でひとかどの地位を得る作家は20代~30代はじめでデビューしてるひとが多数。40過ぎてデビューして「大家」になったのは松本清張とか少数。
あぶらな @ab_ra_na 2017年6月17日
C_Kozakura 言ったとか言ってないとかではなくてですね、「10代でデビューした作家が30過ぎてほぼ残ってない」は結局のところ「20代でデビューした作家が40過ぎまで生き残るのは難しい」「30代でデビューした作家が50過ぎまで生き残るのは難しい」「40代でデビューした作家が60過ぎまで生き残るのは難しい」だけなんじゃないの、という話です
たつろー @eisenKono 2017年6月17日
マフィアの物語を書いている成田◯悟はマフィアに違いない、というセルフパロディが昔あったなぁ。経験があればそりゃ書けるだろうけど、経験がなくても書ける人は書けるものでしょう。
@mouth0717 2017年6月17日
コメ欄で唐突にラノベ批判始めてる人は何なんだよ。
言葉使い @tennteke 2017年6月17日
ワードプロセッサの普及で小説新人賞への投稿が劇的に増えたけど、だからといって漱石鴎外クラスの作家が出てきたかというとそんなことはなく、てにをはすら満足に書けていない原稿ばかりで、第一次選考者が最初の一ページだけよんで落選を決めた、という話しを聞いたことがあるんですが、その後ケータイ小説が登場し非常に興味深く思ったんですが、ケータイ小説作家の現在って誰か追っているんですかね?
@mouth0717 2017年6月17日
つまり星氏の主張変化の要点は、実体験じゃなくても劇画(物語)からストーリー作りを学んで創作に活かすことができるってことだよね。たしかに盛り上げるノウハウとか起承転結や伏線なんかの構造は実体験を積み重ねるよりも創作をたくさん読んでパターンを頭に叩き込んだほうが身につくし、そういうノウハウがあれば実体験ベースのリアリティをそんなに追求しなくても『長篇やシリーズものなんかいくらでも書ける』ってことなのだろう。
言葉使い @tennteke 2017年6月17日
「目から鱗が落ちる」と言われることの中には客観的に見て「目に鱗が嵌まった」状態だろ、というケースもありますからね >> なまじっかの社会体験ならむしろない方がいいらしい
未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx 2017年6月17日
大会社の社長とか高校の校長って、ならなくても書けるけど、実生活をすこしでも知っているとよりうまく書けるような気がするのです。
かすが @miposuga 2017年6月17日
人生経験って実地取材みたいなものだから、経験が無くても取材力と想像力で補うことはできるかなあと。経験至上主義だと「自分の経験」というごく狭い観測範囲にこもってしまうことになりかねない。長く続けるには「書きたいもの貯金」を書きながら貯め続ける必要があるという話を別のまとめで見て、なるほどと思った覚えが。
みさご@アタシってほんと○○ @misagoya 2017年6月18日
情熱だけでは小説は書けないかもしれないけど情熱がなくなると小説書けないですからね
よーま / ケンちゃん @yoma_kenichi 2017年6月18日
経験が豊富な方がそりゃネタの幅が拡がるけど、設定がリアルぽいか、結局は読者を瞞せるか/納得させられるか、だからね。それなら若年で経験が少なくても、リアルとか関係ないトコで厚みのある話をつくればいいわけで。 ちなみにコラムとかインタビューの新井素子は好きですが、小説は嫌いです。
inu @inu1122 2017年6月18日
人生経験はただの経験だけど、大事なのは経験から得られる知識であって、人生経験じゃなく知識だけを詰め込むなら別に人生経験は必要ないんじゃないの。 作家が取材にわざわざ出向くのも知識が欲しいだけだし、それを人生経験と単に置き換えて語るのは無駄だわ。
こげぱん @kogemayo 2017年6月18日
そもそも「人生経験」のある50代60代でも、なろうやらpixivやらのアマチュア程度の文章も書けない人の方が多いわけで…
papa_wolf(PA製作所)@求職活動中 @PA_papa_wolf 2017年6月18日
「とりあえず書ける」のレベルにも至らない人が多いってのはてにおはのランクだったりするけど、その辺で足切りされる人間は面白い文章すら書けないんだよね。下読みに「てにおははなってない」と一言書かせてまで上に上がっていく人もいるし。
こざくらちひろ @C_Kozakura 2017年6月18日
ab_ra_na 貴方が私の最初のコメントの意味をまるで理解できてないことだけはよくわかりました。これ以上は時間の無駄ですから、貴方にはコメントしません。
たまに喋る @tuka_wa_nai 2017年6月18日
作者の人生経験なる、作者の人生を覗き見なければ理解できないものを、作品を読んだだけで理解できる超常能力の持ち主の方々が、なぜか文学作品を読まずなろうやラノベを読んで批判するという意味不明なコメント欄。
ととっと @xyrLuoihI9vhuex 2017年6月18日
陳腐な言い方になっちゃうが、結局本人の資質なのでは?歴史から学べる賢者であれば別に豊富な人生経験など無くても作品のアウトプットは可能。
こざくらちひろ @C_Kozakura 2017年6月18日
人生経験の多寡の話ではなくて、雑多な事象から普遍性を選択して抽出できるかだけの話なんだけどなあ。このスキルはある程度年齢を重ねないと習熟しないから、若い作家の10年生存率が低いということなんだけど。
こざくらちひろ @C_Kozakura 2017年6月18日
「書きたいことを書く」だけなら若くても構わないしロケハンなしに思い付きだけで書いても問題ないが、「書きたいものを書く」に至るには、それなりにロケハンした中から選択的に普遍性を抽出するスキルが必要になる。趣味で楽しく書きたいだけなら前者でいいが、一生の仕事にしたいのなら後者じゃないとダメ
野良馬 @nobody_oyaji 2017年6月18日
人生経験って結局は嘘に現実味持たせる調味料の一つだと思ってる。  人の心の動きとかに説得力を持たせる為には人生経験が要るけど、話の流れや設定で楽しませる物の場合はむしろ想像力の邪魔なんじゃないかとも思う。  まあ、よく叩かれる「なろう系」なんかは「何かの影響が強すぎて」想像力を潰してるのかもしれんが。
foxhanger @foxhanger 2017年6月18日
あくまで印象論ですけど、10代デビューした作家って「30になってほぼ残ってない」どころか、それなりに生き残ってる(作品を発表してる)ひとは多くないでしょうか? 純文学の綿矢りさとか島本理生、中沢けい、羽田圭介、エンタメなら乙一、SFなら新井素子や管浩江、小川一水などなど(いずれも敬称略)。
foxhanger @foxhanger 2017年6月18日
「生き残る」の定義も曖昧だし、ブランクのあるひともいるけど、「ほぼ残ってない」はさすがに事実と違ってる様な気がします。
foxhanger @foxhanger 2017年6月18日
むしろ「10代でデビューして持て囃されたがすぐ消えた」作家のほうが、名前を挙げるのが難しそうな……島田清次郎くらい?(無論、これも認識バイアスですけど)
あぶらな @ab_ra_na 2017年6月18日
C_Kozakura 最初のコメント全文については肯定も否定もしてません。あくまで一文目の「10代でデビューした作家が30過ぎて残ってるかと言われれば」にだけ、「それはそもそも『作家業で長期間生き残ることの難しさ』ですよね」「20代デビュー、30代デビューなら10年後の生存率が高いとは思えない」と言ってます。それだけです。なお、もちろん返信したくなければ返信不要です。
未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx 2017年6月18日
十代デビューした作家が消えてしまうのは、デビューさせた編集者が三十代で、その後定年になったり職場変更があったりして、自分より年上の(特に売れてるわけでもない)作家に、別の若い編集者が原稿依頼するのは面倒くさくなるからです。
未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx 2017年6月18日
坪内祐三は、仕事を切られるのが嫌で、なるべく若い編集者と付き合うようにしていたそうであります。
nekotama @nukotama001 2017年6月18日
Datekawa 藤子Fは相棒のAが称えるほどの児童漫画の「天才」だから、想像の翼を羽ばたかせるのは並大抵ではないんじゃないかなあと思う。
nekotama @nukotama001 2017年6月18日
dekijp 想像や仮定は経験も関係あるから、知識だけではSF小説は書けないと思う。
へきトラハウス @misat1192 2017年6月18日
10代でデビューした作家で10年後生き残ってる作家が少ないというのであれば、他の世代でデビューした作家の10年後の生存率 と比較するのは当然。こういうのを何のエビデンスも持たずに印象論で呟くのは只の馬鹿。
るいせ @ruise2 2017年6月18日
読者なら好き勝手、知ったかぶりで批判してりゃいい。気楽なもんだ。 作者なら、異世界よろしくないといっても、じゃあ新しいの作ってどうぞとしか、言えないな。
Épouvante @epouvante 2017年6月18日
世の中には、平均的な人間が50歳過ぎてからようやく得るような人の世に関する認識を、小学5年生の時に河の流れを見ながら得てしまう人などもおりまして……
ダイスケ@異世界コンサル㈱漫画化しました! @boukenshaparty1 2017年6月18日
なろうをくさすぐらいなら、自分で書けばいいんじゃないかなあ。扉は誰にでも開かれているわけで。 自分で良いと思う作品を書いて、テンプレを駆逐して下さい。
jingarn @jingarn 2017年6月18日
人生経験がない時にしか書けない作品もあるし人生経験がないがないと書けない作品がある。すなわち,その人のその瞬間にしか書けない作品があるというそれだけの話。
椋鳥のジェプ @jeptlu 2017年6月19日
結局は、小説を書くというのも人生経験なのかもしれない
もうだめぽ @moudamepo150701 2017年6月19日
北方謙三は純文学で10年芽が出ず大衆小説(ハードボイルド)に転向したら、あっという間に売れたと聞いたな。
ケットシー @kettosee333 2017年6月19日
筒井先生が素ちゃんの文体に否定的だったというのは意外だなぁ。
なぎの あやた @ayatan_nagi 2017年6月20日
何歳でデビューしようと「一発屋」に終わるか、二作目以降がコンスタンスに売れる作家になれるかは、その本人の引き出しの多さによるものではないかと。そして引き出しの多さは往々にして人生経験に伴うのだけども、SFやファンタジーなどは「発想の多様性」も大きく関わってくるので。当時、小松/筒井両氏は新井素子氏の若さ(そして少なからずジェンダー的なものによる)から懸念される「経験値の低さ」が引っかかったのだろうけど、星さんは新井さんの持つ原石としての付加価値を評価したのではないかしら。
なぎの あやた @ayatan_nagi 2017年6月20日
「グリーンレイクエム」「ひとめあなたに……」の鮮烈さは今でもよく覚えています。今からでも是非読んで欲しい。
毛海王⋈ @masu_ooyama 2017年6月20日
何歳でデビューしようがほとんどの作家は20年も生き残れない気がする
新井素子研究会 @motoken1989 2017年6月20日
ちなみに、新井素子さんは今年で作家生活40周年となりました。10代デビューだと、それでもまだ還暦前なんですよね。
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