甲野善紀さんが護身完成しました。
震災、原発トラブル、停電、通電と、ここ数日、非日常をめまぐるしく体験。しかし、とにかく原発トラブルは、今も圧倒的に大きく我々にのしかかっている。
2011-03-15 21:55:45この際、将来のある若い人達は西の方、四国や九州、山陽、山陰へ行って、増えすぎた竹を伐ったりして、農業の手伝いをし、荒れた里山を再生したらいいのではないかと思う。
2011-03-15 21:56:15自然と共に生きている動物や人は、厳しい自然にさらされて大変な思いをする。その上、火山が噴き、山火事になったら命を落とす事もあるだろう。しかし、天変地異は、終われば、また緑は再生する。ただ原発はそうはいかない。
2011-03-16 01:18:06原発を止めて欲しいという動きは、今回の事故で広がるだろう。しかし、そのためには質素な食物で満足し、(決して我慢ではなく)日々生活している、その事自体を楽しめるという事が出来なければ難しい。
2011-03-16 01:26:28そして、書いているうちに、これは私が私に向けて書いていることでもあると気がついた。書いた以上はその覚悟が必要だ。もちろん、本来は覚悟と思うほど大袈裟であってはいけないが、このようなぬるい現代に暮らしていると、最初のスタートはやはり覚悟がいるだろう。
2011-03-16 01:46:28それにしても本当にもどかしいのは原発への対応だ。いま問題になっている4号機の使用済み燃料の入っているプールに水を入れる事など、完全に決死の覚悟をしてホースを持って入れば素人にも可能な事ではないのか。
2011-03-16 11:50:20誰がとは言わず、私が志願したい。いや私以外にも志願したいと思う者は、きっといるだろう。いるだろうが、その決断をバックアップしてもらわねば、まったく意味をなさない。
2011-03-16 11:50:47しかし、現在の状況では、そういう決死の行為は、とても叶いそうもない。これは人間の命が何より大切で、その人間が自分の命と引き換えにしても、それ以上の思いを果たすことを出来なくしてしまっている社会になっているらしいからだ。
2011-03-16 11:51:24映画の中なら、それが許されて、現実には、それが許されないのだろうか。しかし、逝きし世の、志があり肚の据わった武士が少なからずいた国に生まれた者の一人として、それはあまりに情けない。
2011-03-16 11:52:06サッカーで「サムライ・ジャパン」などと称して煽っておいて、現実には本当に危機的な状況で、その「もののふ」の精神を発揮させられないのは悔やんであまりある。
2011-03-16 11:53:15私が100%決死の覚悟で4号基の注入に行くことを志願したいとここでツイートしたら、「その時は私も…」と申し出て下さる方がある。ありがたいことだ。
2011-03-16 14:33:48一方、「口で言うだけなら、いくらでも言えるよな」とか、「それなら、すぐ行動に移して東電の本社に行くべきだ」とReしてくる人もいる。しかし、突然本社を訪ねても今の雰囲気では頭のおかしい人間だと思われるのがオチだろう。
2011-03-16 14:34:28私も僅かばかりの縁で、そうした方面に繋がりそうな人には、すでに連絡しているが、この私のツイートをそういう関係者に伝えられる立場にいらっしゃる人は、是非私の一連のツイートを伝えて頂きたい。
2011-03-16 14:35:33その行為が明らかに非常に多くの人々のみならず、今後の国土の自然環境の保全にも役立つという大義名分があり過ぎるほどある場合でも、それが完全に命を捨てねばならない場合は許可できないという根拠とは一体何なのだろう。
2011-03-16 19:28:36こうしている間も、世界ではあちこちで戦争で命が失われている。戦争という命を失う確立が少なからずある場合でも、生還の可能性が僅かでもあればそれは行ってよくて、
2011-03-16 19:29:21その可能性が(まあ即死ではないかもしれないが)ゼロというか、その後致命的にダメージ必至の場合は、それがどんなに重要で、貴い行為であっても不可となるのだろうか。私にはわからない!
2011-03-16 19:29:57多分そういう事は、ここ30年か40年の間に、そういうふうになってしまったように思う。昭和30年代はもちろん、40年代も、本当に意味のある事を行なうなら、決死の行為を是認する空気が残っていたように思う。
2011-03-16 19:39:17そして、そういう空気がなくなった事と、人生の最後を自宅で静かに送りたいと思っても、その人の、その願いを家族が貫くと、その家族は自殺幇助の罪になりかねないようになった現代の日本の制度とは、完全にリンクしているように思う。
2011-03-16 19:39:44おそらく宗教を馬鹿にして、実質的に解体し、江戸期であったなら宗教以上に厳しく武士を律していた武士の倫理を、完全に歴史的骨董として、ドラマの中だけでしか再現を許さなくしたのだろう。
2011-03-16 19:40:28