国政レベルの政党システムと、地方レベルの政党システムがシンクロするしないはともかく、政党システムが国政、地方政治のいずれにおいてもぐしゃぐしゃだったら、有権者は何をてがかりに投票選択を行えばよいのか、と。
2017-07-02 23:30:51@myamadakg この間、某さんに「なぜ政治理論の人は政党(といった特定の制度・アクター)に関心を持たないか」を説明していただきました。少なくとも日本では、「政治理論」の人ではなく、選挙研究とか政党研究の人がそれも考えなきゃいけないっぽいですよ。
2017-07-03 10:22:12@myamadakg 「理由」ではなく、そうなる「文脈」ですが。原理や制度(たとえば代表制)、あるいは「市民の関与」は論じられやすいが、具体的なアクターは論じない傾向が強い、理由はわからないが、もしかすると経験的な社会科学との接点に足を踏み入れる必要が出るからかもしれない、といったことでした。
2017-07-03 10:58:07@myamadakg 「たくない」のかどうかは知りませんが。あちらの立場に立ってみれば、面倒なのは確かにわかります。
2017-07-03 11:02:36@RyosukeAmiya まあ面倒を回避したいのは誰しもですからね.でも現代の政治課題と切り結ぶんなら,政党の機能不全とデモクラシーの関係は論じていただきたいところです.できれば実証的知見を踏まえて.後段が余計なんだろうけど,きっとw
2017-07-03 11:04:22@myamadakg それを聞いた私の邪推は「確かに具体的なアクターを入れると、規範理論としての整合性や理論的一貫性をとりにくいのかもしれない」=「論文書きにくいのかもしれない」でした。「代表制」なら一定の抽象度が保てますが、「政党システム」といった瞬間に「タイプによって違う」という話になりそうです。
2017-07-03 11:00:33@RyosukeAmiya 個別の政党システムについてのコメントなんて政治理論家に少なくとも私は期待しません.政党が機能しない場合のデモクラシーをどう構想するのかをうかがいたいんですけどね.
2017-07-03 11:03:04@myamadakg そういう趣旨ではなくて、「政党がある場合」といった場合に、それは経験的事実に近すぎて、それを政治理論として統一的に扱えるのか、「代表制」ならそこがもうちょっと抽象化されているのではないか、というのが私のコメントの趣旨です。
2017-07-03 11:07:28@RyosukeAmiya なるほど.どうもその辺の勘所が不案内な分野についてはわかりませんで.いやありがとうございました.
2017-07-03 11:08:56@myamadakg その伝でいくと「代表制を極小化したデモクラシー」という構想は出てきても、「政党が機能しない(しかし議会はあるし選挙も議員もある)場合」という設定をあまりなさらないのではないか、と。
2017-07-03 11:08:57@myamadakg 本当は本人にリプを飛ばせば多分一発なのですが、迷惑をかけるといけないのでやめました(笑)。機会があるときに、某熟議理論家に直接たずねては。
2017-07-03 11:17:17「代表(制)」ではなく政党そのものを対象とした、(規範的)政治理論の研究は(今では)あまりないのではないかと僕は思っていますが(若干思い浮かばなくはないですが、狭義の「研究」かどうか)、(何となくですが)「分業」してしまったのでしょうね。
2017-07-04 00:04:32僕の印象では、以前ならば、ヨーロッパ政治系の研究者が、ある程度政治理論系の議論も踏まえて「政党の現状と将来」みたいな話をしていた、という感じです。今でも吉田さんなどは、そういうスタイルも持っているのだと思いますけれども。まあ、逆はいないのか、という話ですね。
2017-07-04 00:08:10「現実の政党がどうなっているのか」ではなくて、「どうあるべきなのか」「どうあり得るのか」という議論を、経験的な政党分析や政党についての理論・モデルを踏まえつつも、その評価軸は「経験的に妥当かどうか」ではないことを明示して展開できれば、政治理論的な政党研究も可能なのだと思います。
2017-07-04 00:19:12まとめられてしまったのでフォローアップとして論文二つ.A. Sabl, "The Two Cultures of Democratic Theory" PoP (2015) cambridge.org/core/journals/…
2017-07-04 02:10:06I. van Biezen & M. Saward, "Democratic Theorists and Party Scholars: Why They Don't Talk to Each Other..." PoP(2008) cambridge.org/core/journals/…
2017-07-04 02:11:53