秋山殿関連の個人的改悛

徒然なるままに…その6 久々に抑えきれなくなった溢れ出る想いを文章にしたためました。
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ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

僕は何も言えず、ただ首を縦に振った。それきりまた彼女は何も言わず、また無言の時間が過ぎていく。5分も経った頃だろうか、彼女はすっかり冷めてしまった僕のコーヒーを飲むとこう切り出した。私はちゃんと好きですよ、と。その瞬間、僕は「あぁ、なんだ。」と安堵した。そうして一つ、溜息をつく。

2017-07-15 20:33:48
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

簡単なことだった。僕が勝手に悩んでるだけだった。愛し合って一緒になった僕たちには、会えない時間なんか関係なかったんだ。僕の愛する優花里さんには、彼女の愛する僕の悩みなんて、ちっぽけな空回りな悩みなんて、すっかりお見通しだったんだ。それすら僕は気づかず、悶々としていただけなんだ。

2017-07-15 20:35:20
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

一通り思いを巡らせた僕はそっと微笑み、僕は愛しているよ、と彼女に告げた。一瞬顔を赤らめた優花里さんも負けじと「私も愛してます」と僕に告げる。そう、それだけでよかった。それだけで僕の悩みは霧散したし、それだけで心が十分に温まった。心の底から温まったんだ。

2017-07-15 20:38:32
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

そのあと僕たちは照れくささからは何も言えず、僕の出社時間まで並んで座って過ごしていた。たった30分ほどの時間を、座って手をつなぎ、黙って黙って過ごしていた。何にも代えがたい、至福の時だった。

2017-07-15 20:42:09
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

出社して、社務をこなし、ほかの面子も揃ってまたいつもの日常が始まった。幸いなことにこの日は何もない日だから、半ドンで帰ってゆっくりすることにした。この日の僕の顔は、相当にだらしない顔だったと後で言われた。嬉し恥ずかしとはこのことか。

2017-07-15 20:42:47
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

この日以降、普段からお互いに好意を示すようになった。もともとそれとなく告げてはいたのだが、露骨に愛を語らうようになった。不思議と違和感がなかったし、きっともともと僕たちは、そういうふうにできていたんだろうとさえ思えた。幸せな日々が、もっと幸せなものになった。確かなものになった。

2017-07-15 20:49:28
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

二人で出かけようとすればお互いに何を着てくか見せ合ったり、どこに行くか真剣に悩んだり、まるで付き合いたてのカップルみたいなこともしていたが、どんな時でも、どんな所に行っても、やっぱり優花里さんはかわいいままだった。本当に愛らしい、僕の恋人。いつまでたってもかわいい、僕のお嫁さん。

2017-07-15 20:50:11
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

だから僕は胸を張ってこう言おう 「うちの優花里さんは本当にかわいいし大好き」

2017-07-15 20:51:23