秋山殿関連の個人的改悛

徒然なるままに…その6 久々に抑えきれなくなった溢れ出る想いを文章にしたためました。
0
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

うちの優花里さんは本当にかわいいし大好き

2017-07-15 19:42:55
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

僕は仕事上、毎月何日か宿直がある。社務を終えたらいったん帰宅して、食事や風呂を済ませてまた出社して、そこで寝泊まりする。そうして翌朝に開門するのだ。

2017-07-15 19:52:51
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

宿直の翌日はいつも、朝早くに家に戻る。そこから再び出社するまでの時間は季節に寄ってまちまちだけれど、今の時期は2時間くらいは間があったりする。ひとまずヒゲを剃ったりシャワーを浴びたりして、そこから朝ごはんを食べる。7時半には社務に戻るが、この間はほぼ一人の時間である。

2017-07-15 19:53:52
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

優花里さんは自分のご飯を僕の分と合わせて晩に作ってしまうので、こういう日はすこしゆっくり目に起きてくる。いつもは7時位には置きていろいろ準備をしてくれるけど、こういう時は遠慮なくゆっくりしてくれるのでありがたい。たまの一人の時間も欲しいし。

2017-07-15 19:54:39
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

でも時折いろいろとたまらなくなる時があるので、そういう時は優花里さんの布団のわきに座り、寝ている優花里さんのほっぺたをつついたりする。あと鼻をおさえたり髷を作ったりする。優花里さんは時間にならないとなかなか起きないこともあり、こういういたずらは案外バレない。

2017-07-15 19:58:17
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

もちろん毎度毎度こういうことをしているわけじゃないし、起こしちゃいけないからそういう真似もしないようにしている…けど起きてしまうこともある。寝ぼけ眼で10秒位かたまってる優花里さんはこの時くらいしか見られないから貴重であるし大変可愛くもある。

2017-07-15 19:58:58
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

しかしながら実は優花里さん、寝ているのを邪魔されるのが結構お嫌い。(誰だってそうだというのはおいておく) ボケーっとした後に時計をみて、その後ジト目をしながらこちらをジーっと見つめてくる優花里さんは少しばかり怖かったりする。そうすると僕はあわてて布団を直してやったりするのである。

2017-07-15 19:59:52
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

むーとかうーとか言葉にならない抗議の声を上げる優花里さんには素直に謝るしか無い。というかそのまま起こそうものならその日は晩まで機嫌が悪いまま過ごし続ける。これは一度で懲りた。 だからすかさず優しい声で「起こしてごめんね。声が聴きたくて。」と言ってさしあげる。

2017-07-15 20:00:08
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

そうすると大抵の場合はにんまりとした表情になるのでそのままぎゅーっと寝るまで抱きしめる。そのまま寝息が聞こえたら起こさないように離れてようやく一段落がつくのである。まぁチョロいっちゃあチョロいが毎回こううまくいくわけでもない。イケボをカマしてもごまかされない時もあるのだ。

2017-07-15 20:00:49
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

一度こういうのがあった。例によっていたずらがバレて、取り繕うようになにかを囁き続ける僕をものすごく冷ややかな目で見つめる優花里さん。「ねぇ、これで何度目?」と言い放った時のあの表情と声の温度はいま思い出してもゾクゾクする。変な意味でも。

2017-07-15 20:02:19
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

その時はまぁその…口八丁手八丁が通じないことはわかっていたからものすごく謝って謝って謝り倒してあとその日の半休をまるまる使ってデートにいって滅茶苦茶謝って許してもらった。それいらいいたずらをするのは控えるようになったし、優花里さんにも安息が訪れた。

2017-07-15 20:03:53
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

ちなみにその時なんでそんなに機嫌が悪かったのかというと、優花里さんの所属する戦車道チームの報告書作成が夜遅くまでかかり、いつもの時間に起きて朝ごはん作らなくていいからゆっくり寝られると思ったのになんで起こされてるのー!!という風になったからで要するに僕が一番悪いのです。

2017-07-15 20:04:15
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

もういいトシだしいい加減ガキみたいなちょっかい出すのもアホらしくなってくるんだけど、それでもやっぱりごくたまにしたくなる。好きな子についちょっかい出しちゃうっていうのは、男の子の特権でもある。いやいつまで男の子してるんだっていうのももっともなんだけど…、やめられないんだな。

2017-07-15 20:04:59
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

いつまでも昔のままじゃいられない、それはわかってる。こんなことばっかやってたら呆れられて愛想つかされて…なんてことになりかねないのも懸念してる。なので最近は寝顔を観るだけで我慢して、朝をゆっくり過ごすことにしている。というか本職以外も忙しくて普段がゆっくりできないのもある。

2017-07-15 20:05:39
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

自分が所属している青年会や、役員を務めている戦車道の団体などの事務手続きがあったり、書類の作成を行ったりと、ここのところ家でも忙しくしている。朝の5時とか6時とかはそういうのを抜きにしておちつける数少ない機会で、仮眠をとらずに自分の事に専念できる時間でもある。

2017-07-15 20:05:50
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

普段社務が終わればすぐに家に戻って家族の時間を過ごすようにしては居るのだが、ここのところは家に戻ってもすぐスーツに着替えて会合やら集会やらに顔を出さねばならないことが多くなった。関東圏はもちろん、九州やら東北やらに出向くともままあるし、そういう場合は泊まり込みになる。

2017-07-15 20:07:00
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

そうなると、僕が優花里さんと触れ合う時間はみるみる減っていってしまう。ひどい時は週の殆どが仕事終わりに外出しており、酒臭い体で家に戻るときにはすでに、優花里さんは布団の中に、という事があった。我ながらひどい夫である。

2017-07-15 20:07:40
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

もちろん職務上必要なことだと理解してもらっているし、彼女の職務に関連することでもあるから今だけは仕方ないことだとお互いに思っている。役員と言っても名ばかりだけど、かといって役目を放棄してしまっては、僕はともかく優花里さんが肩身の狭い思いをしてしまう。

2017-07-15 20:08:48
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

そういう言い訳をしながらも、やはり心のどこかでは常に引っかかっており、この間は辛抱堪らず懇親会に出ずに先に帰ることもあった。その時は先輩にお願いして許可を得て、優花里さんを外に呼び出して久々のデートをした。職務以外で二人で出かけたのはいつ以来だろうな、というくらい久々だった。

2017-07-15 20:10:55
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

「忙しさにかまけて大事な家族との時間をないがしろにしてはいけないよ」 結婚するかしないかの時期に、先輩に言われたことを思い出した。その昔、先輩も僕のように役職を抱えており、その所為で奥さんとの仲が危うくなったことがあったそうだ。それでも誠心誠意つとめ、その時は事なきを得たという。

2017-07-15 20:14:41
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

僕はその先輩とは違って、役職によっては優花里さんと一緒になることもあるから、比較的お互いがどんなことをやっているかがわかっているし、職務中とはいえ、触れ合える時間もある。むしろ夫婦だからと積極的にそういう仕事に就かされているともいえる。だから、他所に比べたらまだマシなんだと思う。

2017-07-15 20:19:29
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

それでもやっぱり家という空間で共に過ごすことをないがしろにしてはいけないと思っている。思っているけど、なかなかできない。優花里さんに甘えてしまっている部分も多々あるだろう。家事の分担をしているとはいえ、優花里さんが得意なことが多いものだから任せてしまうことも多い。

2017-07-15 20:22:42
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

夫婦だから、仕事だから、男だから女だから。日々の勤めに当てはめる言い訳は非常に多い。ならばこそ気を付けないといけない。相手の好意に甘えてはいけない。いや甘えてはいいけれども寄りかかってはいけない、寄り添わなきゃいけない。こちらも好意を示さねばならない、愛を語らわねばならない…

2017-07-15 20:27:39
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

冷めてゆくコーヒーをじっと見つめながらそんなことを考えていると、いつの間にか起きていた優花里さんが、気づかぬうちに隣に座っていた。起こしちゃったねと謝ると、彼女はそっと首を横に振り、なんでもないという意思表示をする。そして何を言うでもなく、何を話すでもなく、じっと隣に座っていた。

2017-07-15 20:33:23
ガルちゃん @Garuchan_Kawaii

僕はというと、何を話したものかと考えあぐねていた。優花里さんが今隣にいる理由がわからなかったし、何も言わずにいることも不可解だった。ただそうしてじっと座って、二人の間にコーヒーの香りが充満するころ、「何か悩んでますか?」と彼女が言った。

2017-07-15 20:33:41