ヘンな学校の夢

にゅい @lanuit2012

寝直しするにせよしないにせよ、傍からみればかなりどうでもいいと思うんだけど、個人的には面白いかな、と思える夢をみたので、自分向け備忘録として書き留めておくことにする。

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夢の中で、私は高校生だった。何もかも新鮮、という気分でもなく、かと言って進路を考えねばならない感じでもなかったから、2年生だったのだろうと思う。学園祭とは別の、なにか大がかりな催し物が近づいてきていて、生徒みんなが自分の得意分野で、催し物の準備に貢献していて、とにかく忙しかった。

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この学校、奇妙なことにアメリカ並みのスクールカーストによってグループが分かれていて、唯一本来のシステムと違うのは、ピラミッド構造ではなくて「グループに分かれている」という、フェアな関係だったこと。ただし、表立った喧嘩はないものの、日頃からお互いにグループ同士の仲は悪かった。

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私が所属していたのは、既存のいかなるグループでもなく。「卒業したら映画のアクションスターへの道を進む」ため、ひたすらアクションと武道の稽古をする、いわば「ブドー」みたいなグループだった。ブドーがいじめ絶対許さないというスタンスだったから、ピラミッド構造じゃなかったのかもしれない。

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しかもブドーは、スティーブン・セガールが開いたアクション私塾の生徒ばかりだったので（馬鹿馬鹿しい設定だけど夢だからご容赦頂きたい）、稽古はきつかったけど、そのぶん腕は確かだった。中にはもう、セガール相手のやられ役として出演した子もいた。男子8、女子2、くらいの比率だった。

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ブドーの男子は、それはもう立派な体格で、本当に高校生なのか疑わしいくらい。総合格闘技の選手ですと言って通用するレベルだった。一方、女子は合気道、伝統空手などがメインで、見た目だけでは分からない子が大半だった。そして何故かは分からないけれど、私はブドーのリーダー的存在だった。

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ブドーはなんでか料理の得意な子がやたら多く、しかも料理研究会（こっちはナードだった、夢の中では）と仲が良かった。催し物が翌日に迫っていることもあって、私たちはひたすら大量のネギを刻んで、エビを剥いて、鶏をさばいて、という作業に忙殺されていた。下ごしらえに大わらわだった。

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基本的には温和なブドーだったけど、一度ジョックと揉めたことがあった。その時に、ブドーの女の子がジョックの男の子を簡単にひねってしまって、ぐうの音も出ないほど完膚なきまでに叩きのめしてしまったので、それ以上面子を潰されることを恐れるジョックは、ブドーから距離を置くようになった。

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ブドーはスクールカーストのパワーゲームには一切興味を示さず、かつ温和で（仲間うちで面白がって組み手とかはしてたけど）、悪いこともせず、ひたすら鍛錬を積んでいるような集団だったので、いじめられっ子の味方であり、ジョック、クイーンビーにとっては目の上のたんこぶみたいな存在だった。

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この頃、ジョックが「いい加減に自分たちがトップであることを証明したい」みたいなことを言い出して、無所属の生徒たちの投票でジョック、ナード、その他のいずれが主導権を取るのか、選挙みたいな動きを見せていた。私たちブドーも表向きは無所属だったので、投票権があった。

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催し物の前日、私はネギを刻むのにもエビを剥くのにも疲れて、ちょっと休憩がてら、校内をぶらぶらすることにした。すると、行く先々で色んな生徒につかまった。要するに、ブドーが票を入れるグループによって、無所属の生徒の票も変動するので、歓心を買っておきたかったみたい。

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映画研究会の生徒からは、催し物で上映する映画の説明を熱心にされた。ギークの生徒からは、自分たちが開発中のなんか非常に難解な設計図を見せられた（ぜんぜん分からなかったけど、面白かった）。ゴスの子らからは、私もゴスファッションにしたらいい、と強く勧められた。その他、いろいろ。

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私がぶらぶら歩きにも飽きて（というか方々で捕まりすぎて疲れたのもあって）そろそろ調理室に戻ろうかという時、ジョックのリーダーから声をかけられた。「お前ら（ブドー）もいい加減に態度を保留してないで、はっきりしろ」というようなことを言われた。

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別にブドーは態度を保留するなんて高度に政治的な駆け引きをしていたわけではなく、このばかばかしい選挙に何の興味も示していないだけ、というのが実際のところだった。ただ、リーダーである私がジョック、クイーンビーを生理的に毛嫌いしていたので、そういう風潮はブドー内にも確かにあった。

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私は、はっきり言って一秒でもこんなのの相手をしていたくなかったので「邪魔だから、そこどいて」と言い放って、横を通り過ぎた。ジョックの彼がすごい形相で私を睨んでいるのが、気配で分かったけど、相手にしなかった。背後から飛びかかられたって、ねじ伏せる自信があったからだ。

にゅい @lanuit2012

そんなこんなで、目が覚めた。たぶんつまらない連ツイになるだろうとは思っていたけど、予想以上につまらないだろうな、という感じ。まあ、自分向け備忘録だからいいんだけど。さて、寝直しできたらして、できなければ無理矢理にでも保証書探しを始めないと。