2017-07-25のまとめ

藤戸レポート~「バリュー株化」が進む自動車・銀行 金融資本市場 銀行貸出はリスクによる選別が強まったか~7月日銀「主要銀行貸出動向アンケート調査」から見る資金需要動向 調査月報 2017年8月号~人口オーナス下の家計の金融資産選択の合理性 / 低金利下の各国住宅価格と家計債務 続きを読む
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Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

例えば米国の場合、住宅価格はリーマン・ショック前の水準にかなり近づいているが(図表7)、家賃水準が当時から2~3割上昇している。このため、住宅価格指数を家賃指数で除した数値(【住宅価格/家賃】指数とする)の水準はリーマン・ショック前よりも大幅に低い。

2017-07-25 23:04:23
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

各国の2016年末における【住宅価格/家賃】指数を示したのが図表8である。この指数が高い国、すなわち2010年以降、家賃を大きく上回るペースで住宅価格が上昇してきた国として、新興国ではトルコ・マレーシア、先進国では香港・スウェーデン・ニュージーランド・カナダなどが挙げられる。

2017-07-25 23:04:56
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

ニュージーランド・カナダはここ1年で急激に上昇した。反面、オランダ・イタリア・スペインといったユーロ圏の国では、ソブリン危機を経て住宅価格の調整が進んだために【住宅価格/家賃】指数は総じて低くなっており、ここ数年は下げ止まっている

2017-07-25 23:05:25
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各国の金融緩和度合いと【住宅価格/家賃】指数の関係 pic.twitter.com/4pUXGHQbqw

2017-07-25 23:05:44
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政府債務危機というショックで住宅価格が下がったユーロ圏諸国を除けば、金融緩和度合いが大きいほど【住宅価格/家賃】指数が高いという関係が確認できる。国別に見ると、図表6でも挙げたスウェーデンや香港、カナダがその筆頭に位置し、新興国ではタイも高い位置にある(図表10)。

2017-07-25 23:05:59
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これらの国は、将来的に金融政策が引き締めに転じた場合に住宅価格が下落しやすく、かつ家計債務増加幅が大きければ、住宅価格と家計債務双方の調整を強いられることで、住宅市場のみならず経済全体へのダメージも大きくなる可能性が相対的に高いと考えられる。

2017-07-25 23:06:14
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[PDF] 世界経済の潮流2017年I ~グローバル化と経済成長・雇用 / www5.cao.go.jp/j-j/sekai_chou…

2017-07-25 23:06:34
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ICT資本ストック(名目GDP比) ICT資本集約度 pic.twitter.com/0vl6bdSuTN

2017-07-25 23:07:02
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先進国におけるICT化の進展をICT資本ストック6・名目GDP比でみると、70年から2000年ごろにかけて急拡大している様子がうかがえる(第1-2-1図)。

2017-07-25 23:07:11
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このICT資本ストックの増加に伴い、労働1時間当たりに利用されるICT資本サービス量(ICT資本集約度)は、国により程度に違いはあるものの、85年から 15 年の間に 15~27 倍となり、著しい増加を示している

2017-07-25 23:07:24
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労働市場の制度・政策についても、近年、様々な変化がみられた。先進国における労働組合の組織率をみると、おおむね70年代以降、低下傾向が続いている

2017-07-25 23:07:58
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OECD雇用保護指標7により、臨時雇用に対する雇用保護の程度をみると、国により水準に幅があるが、おおむね柔軟化の方向に推移している

2017-07-25 23:08:30
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先進国の高等教育修了者比率 新興国・途上国の 高等教育修了者比率 pic.twitter.com/IrA3pyVK68

2017-07-25 23:08:51
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高等教育修了者の15歳以上人口に占める比率をみると、先進国、新興国・途上国ともに、国により水準に違いはあるものの、着実にその比率を高めている

2017-07-25 23:09:07
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IMF (2007)は、81年から03年までの51か国のデータを用い、グローバル化(貿易、直接投資等)、技術進歩、教育等がジニ係数8に与えた影響についてパネル分析を行っている9。これによれば、世界全体でみた格差拡大の主因は技術進歩であり、グローバル化による影響は小さい

2017-07-25 23:09:37
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所得格差の要因分解(先進国) 所得格差拡大の要因分解(新興国・途上国) pic.twitter.com/DnYAQKrNCO

2017-07-25 23:09:53
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先進国と新興国・途上国別にみると、先進国では、グローバル化が技術進歩10とほぼ同程度に格差拡大に寄与している(第1-2-8図)。他方、新興国・途上国では、技術進歩の寄与が大きく、グローバル化はむしろ格差縮小に寄与している

2017-07-25 23:10:04
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

グローバル化の要因分解(先進国) グローバル化の要因分解(新興国・途上国) pic.twitter.com/8DN3RK0FJf

2017-07-25 23:10:27
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グローバル化の寄与の違いは、先進国では対外及び対内直接投資の格差拡大効果が貿易などの格差縮小効果を上回る一方で(第1-2-10図)、新興国・途上国では逆に貿易の格差縮小効果が対内直接投資の格差拡大効果を上回るためである11(第1-2-11図)。

2017-07-25 23:10:39
Bot08(日本カネ不足協会 会員) @ropcb08

世界全体では、新興国・途上国におけるグローバル化の格差縮小効果が、先進国の格差拡大効果を減殺するため、グローバル化の影響は小さなものにとどまっている。

2017-07-25 23:10:57
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