私は、社会は、ヒトを殺すのか
原発事故当初、制御下にあるとしていた官邸、日々悪化する経過、そして水素爆発がおこった直後でもTV出演者には「(福島原発は)古いから、他の原発は大丈夫、これからも原発なくして…」と語る者も珍しくなかった。 そして今…。原発事故現場では、作業従事被曝量が2.5倍にひきあげられ、原発作業員の方々、消防、警察、自衛隊の方々が決死の覚悟で事態収束にあたられている、そして身の危険にひるむことなく実行するその「命令をうけている対応策」の効果は…?
…この現状に声をあげず、私たちは“是”とするのだろうか。だとすれば、それはすなわち?
18日開かれた、原発事故を受けた日本学術協会(人文・社会科学から生命科学、理学、工学まで約84万人の科学者の代表機関)の緊急集会にて、早くも「今回は不幸だったが、日本は原発を推し進め…」とする発言が、原発問題が未だ解決していないこの最中ですらあったことをここに付け加えておく。