#ちんじふ劇場　【17年8月分まとめ】

青葉@30日“め”23a⚓鎮守府新聞ワレアオバ @_Ware_Aoba

「腹が減っては戦ができぬと古人もいうのだけども。なぜかこの国では災害派遣された自衛隊員が、炊き出しの陰で冷飯食っているのが美談とされ、実質的に草を食み泥水すすりから進歩がないと思う」 大淀「兵站の脆弱な一面ですね」 「そこで考えた」 大淀「何をですか？」 #ちんじふ劇場

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「災害派遣にも対応できる野外炊事のアウトソーシング」 大淀「まあ、確かにそういう考えも……でも、どうしてなんですか？」 「春に花見をやったそうじゃない。屋台とか出して」 大淀「不破提督の……」 「あれで調理器具一式を購入した輩が居たのよ」 大淀「（汗」 #ちんじふ劇場

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ビス子「ハックション！」 オイゲン「お姉さま風邪ですか？」 ビス子「おかしいわね。ちゃんとオフトゥンはかけて寝てるのに」 #ちんじふ劇場

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「倉庫にしまい込まれているのを発見して、返品しようとしたら期限切れでね。じゃあ、これを活かせる方向を考えてみようと」 大淀「それで野外炊事のアウトソーシングですか」 「メーカーに打診したら、数揃えた値引率も悪くなくてねえ」 大淀「事業範囲拡大し過ぎでは……」 #ちんじふ劇場

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今回の大規模イベントはいろいろ妄想が捗りますね(*￣∇￣)ノ

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「欧州からの救援要請？」 「はい。あちらでは深海棲艦の勢力が急激に増大。負け戦が続いているそうです。それで」 「しかし、亜細亜も平穏な訳ではない」 「斧寺センセイ筋から、可能性を検討せよと。ま、実質的に内閣からの打診ですね」 「ここに来てシビリアン・コントロールか？」

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「政治家にも歴史に明るい人物はいます。彼らは歴史が繰り返されないか。と懸念をしているようです」 「一次大戦で断った欧州派遣？」 「全てを拒絶したわけではありませんが、華々しく戦艦を送り出したわけでもありません。それが後の英国との同盟解消に繋がったのではと」 「一面的過ぎる」

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「ですが、この救援要請を断れば、欧州との関係がギクシャクとしたものになることは確かです」 「一次大戦のときは補給線の長さが問題視された。その問題はむしろ現代の方が悪化している。この国はそもそも日本近海しか行動範囲がなかった。ましてや欧州まで艦隊を送る兵站の構想が存在しない」

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「では、欧州は見殺しにするんですか？」 「むろん、そんな訳にはいかない。欧州との関係もないわけではないが、そんなものは政治家や官僚の仕事だ。我々の行動原理はシンプルなのだよ。助けが求められているなら、我々は手を差し伸べる」 「では」 「欧州の救援要請を引き受ける」

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「兵站はどうされますか？」 「これから考える」 「前例がない事です」 「それがどうした。欧州救援自体前例はない。だからと言って出来ないということにはならない」 「……」 「前例も因習も伝統も、無下にするつもりはないが、必要あれば越えて行く。それは若者だけの特権ではない」

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「提督の意思は確認しました。赤煉瓦に戻って、私の仕事をします」 「足労をかけたな」 「いえ。足を運んだ以上の価値はありました」 「正義の味方になる条件は弱気を助け、悪を挫くことだそうだ。そこに性別は関係はない」 「若者であるか、老人であるかも。ですね」 「言うものだな」

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＜横須賀鎮守府小海岸壁＞ 吹き荒ぶ風に髪の毛を弄ばれながら海を眺める私服姿の瑞鶴。 加賀「瑞鶴。こんなところで何をしているの？もうすぐ訓練の時間でしょう？」 瑞鶴「え？　ああ、いえ。私は違うんです」 加賀「意味がわからないわ。早く弓道場に来なさい」 瑞鶴「え～……」

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＜横須賀鎮守府艦娘用弓道場＞ 道着に着替えた瑞鶴が射場に立つ。 文字通り射るかのような鋭い眼差し。 構え、離れ、残心。 一挙一動が名人のように洗練されている。 赤城「加賀、あの瑞鶴は誰？」 加賀「そうですね。ウチの瑞鶴はもう少し可愛げがあります」 瑞鶴「だから違うって…」

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加賀「間違えたことは謝罪します。あなたは誰ですか？」 赤城「加賀も結構うっかりよね」 加賀「……」 瑞鶴「改めて初めまして。呉鎮守府籍、不破艦隊秘書艦の瑞鶴です」 加賀「なるほど。ならばウチのとは比べ物にならない洗練された所作も納得できます」 赤城「どうしてこちらへ？」

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＜横須賀鎮守府集会所会議室＞ 「聯合艦隊？」 「そう。これまでの聯合艦隊は各艦隊単位で、通常より強力な艦隊運用を行うことを示していたけど」 「鎮守府を超えた艦隊運用じゃな」 「どこかの艦隊が欧州に派遣されるんやないんか」 「各鎮守府から精鋭を供出して欧州へと送り出す」

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「残った艦娘で現状の勢力圏を維持する……か」 「それでワシらを呼んだのじゃな」 「軍令部へはすでに打診して、いい感触は得てる。あとは皆の同意さえあれば」 「こりゃあえらい規模になりますなあ」 「所属艦隊も変われば運用方法も違う。できると思うのか？」 「出来ない理由は？」

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「山ほどある。が、あんたはやるのよねえ……」 「すまないとは思ってるよ」 「思うだけでしょ」 「うん」 「……一番似なくて良い奴に似たのう」 「何のことだかわかりませんねえ」 「ほな。ワイはこの聯合艦隊案に乗りますわ」 「あら意外。一番渋ると思ったのに」

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「ワイはこの御仁に賭けて負けたことがありしまへん」 「なるほどね。じゃあ私も乗るわ。バスに乗り遅れるなってやつで」 「なんか不穏な単語が飛び出てるんじゃが……ワシも乗ろう」 「お前は？」 「僕が君のやることに反対したことがありますか？」 「すまない」 「構いませんよ」

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「で、GF長官には誰がなるの？」 「そりゃあのう」 「でんな」 「言い出しっぺが責任持つべきですね」 「わかった。みんなの艦娘を責任持って預かるよ」 「ほな作戦名を決めまひょか」 「決めるまでもなくアレしかなかろう」 「そうですねえ。欧州救援となれば」 「何よ？」

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ちんじふ劇場『史上最大の作戦（The Longest Day）』 2018年公開予定。

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という妄想がはかどりました(*‘ω‘ *)ノ