「SHOGAISHA」がKAROSHIに並ぶ世界語になるんじゃないか

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

そこら中にあるサブカルコンテンツとか、どこぞのB級ドラマとか、もちろんツイッターで炎上する人たちとか、ユーチューバーとか、とにかく狂った人格を美化する謎の風潮があるだろ？

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

これってオタク文化全盛の平成中期と比べても、その前のギャルゲやエロゲの流行った平成初期と比べても明らかに世の中に氾濫しすぎている。当然、日本以外では馬鹿に寛容な国で在ろうともここまで文化界隈ですら馬鹿消費文化まみれなことは、ないと思うんだ

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

だから錯覚してしまいがちだけど、よく考えてみると文化人って「水商売」そっくりじゃないか。暗い背景もそうだし、無駄に行き過ぎた変態的なレベルの懲罰の数々。ゴシップ記事の言葉遣いの汚さとか、まるで別世界でしょ

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

昔からそういうおかしな人はいるんだけど、最近の学校はこういった人たちに精神や知能検査を行って、フォローを強化している。この流れが日本社会全般に波及すれば、本当に彼らは障碍者扱いみたいになっていくと思うよ

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

私が芸能界隈と障碍者問題の関係に気づいたきっかけが、偶然なんかの時にみていた風俗店潜入ルポのドキュメントで、娼婦の症状や生活面での苦労がADHDや知的障害者そのものだったことだ。偶然性があるからなんだろうけど、憂鬱な感じがそっくりだった

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

だいたい自分が芸能趣味に嵌っていた頃を振り返ると、楽しかった思い出よりも嫌だったことの方が多いし、良かった思い出の大半は文学性や音楽性とかそういうもので、それはほかの空間でもできることで、芸能趣味から離れた方が都合がいいことだ

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

そう考えると、秋葉原だの池袋だので繰り広げられているオタクとかの文化の背後には、先述した娼婦や嘗てのギャルやヤンキーが抱えていた「見落とされる障碍者」という同じくらいものがあるんじゃないかと思う

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

そのくせ、今の日本には、彼らの陰鬱な面を描いたコンテンツはほとんどないでしょ。反不良、反裏社会的な自伝漫画はあっても例えばその声優版とかはない。むしろそういうものを遠ざけることで虚構の美化やビジネスが激化し、現実の芸能労働者は昔よりひどくなってる

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

昔私はとある不良漫画に嵌っていて、なんでハマったのかというと、あれは彼らに特有の憂鬱や現実的な不都合をストレートに描いていたから。もちろん読む人は娯楽的に楽しむのだが、それでも不満を晴らす手段があることに驚いた

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

そして、こういう諸々の抑圧というものは、一言で表現すれば「障碍者っぽい」ということ。ほら、この言葉の意味をそのままとらえれば知恵遅れ・気違いだけど、多くの日本人はこの熟語を嫌がる傾向がある。ユーチューバーに出てくるアレとか、累犯者のようなものを想像するからだ

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

以前、ギャルサーの店に入ったことがある。もちろん池袋や渋谷ではないのだが、建物内には何人かのギャルがいて、豪華な設備とかがあり、そこだけ見れば普通の繁華街の店のように見えた

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

だが普通のお店との決定的な違いがあった。それが、店員の悩みが発達障碍者の悩みに近く。日常に苦労しているということ。そしてみんながみんな、何足かのわらじを履いていたことだ

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

ただ一般市民の自分がふらっと金を落としに来る程度なら、店員が障害者的な悩みを抱えていることはちょっと面倒でもどうでもいいことだが、その建物内に仕事がある彼女たちは、本当の話すべき悩みを打ち解ける機会はほとんどない。これには絶望感さえあったのだった

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

もちろん今は行政が見回りをしており、相談員や医者や専門家を使ったカウンセリングや社会復帰支援を行っている（これを知らない人は案外多い！）のだけど、日本的なある種の「お店」という空間構造がある、ということだ

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

とあるSNSで知ったのだが、日本のヤンキーやギャルの約6割が知的ないし精神に問題があるという。詳しく聞いていると、どうやら医療機会に恵まれない人たちが多いようで、それらは私が以前訪れたしたギャルの店の店員の悩みの根底と全く同じだった

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

芸能や風俗界隈で華やかに活躍している人たちが、障碍者と同じような悩みを抱えていること。未だに障碍者問題に対する社会的保障や対策が進んでいないこと。性消費的な物が美化されレベルが過激になっていること

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

これらは全部同一線上の出来事ではないかと思っている。そしてそれは、右傾化などによって人々が後ろ向きになっていることが第一の要因であるし、第二要因が娯楽文化の加速の弊害としての擬似障碍者の大量発生だろう。誰でも気軽に参加できる無礼講空間が、不条理をもたらしているのだ

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

日常的に何の制約を受けることのない絶対的優位にあるマジョリティの側が、たまたま自分が無能や不運なだけで、カネがないとか、モテないとか、どうでもいい理由による承認欲求欲しさや憂さ晴らしから、絶対に打ち負かされることのない弱者を弱い者いじめするわけだよ

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

たとえその辺のリア充に風俗や不良に明るい人がいても、ストレスの排出口のあるオタクのくらしが娯楽に縁のないブラック労働生活環境より充実していたとしても、そもそも彼ら彼女らは隠れ障碍者として見捨てられている時点で君らの方が優位なのよ

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

何かの障碍者の人が社会復帰するために働くNGOが運営するお店が普通にオシャレだったりするとか、そういう諸外国レベルの次元に日本が到達できないのは、結局、「粉飾する文化」というものがあり続けることが原因じゃないかと思っている。オタクもギャルも、この現代では同じなのである

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

このままでは「SHOGAISHA」が世界語になりかねないんじゃないかと危惧している。「KAROSHI」と同じで、病理の詰まった悪しき言葉である。日本の中にある、健常者とSHOGAISHAを分離して特定の属性の自由を制限する感覚を倒さなければ、日本は人権後進国のままだ

高山直人(憂鬱な魔シ去天使、むっちの先生、文筆業兼挿絵作家兼編集系にチェンジ) @naobotaka_magi

そしてオタク文化好きに精神障碍者が多かったり、ヤンキーやギャルが知的障碍者やADHDばかりなのに、なぜか彼らが無視されるのは、かつて、医療や福祉の遅れていた時代の、女性が奉公に出た先の窮屈で寒いゴザ敷の女中部屋に隔離する的な畳精神の残滓の一種ではないかと思っている