俺たちオタクもそろそろEXILEへの食わず嫌いを捨ててHiGH & LOWと向き合う時が来た

アロハ天狗 @Aloha_Tengu

次にスカウトチームの『ホワイトラスカルズ』　こいつらも相当アレだが、百歩譲って新宿スワンの世界観で良しとしよう。 pic.twitter.com/vDMtxocOPK

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そして「鬼邪高校」（おやこうこう）平均年齢２０歳超え、主な進路はヤクザの最強高校で、この当たりから大分雰囲気が怪しくなってくるが、まあいい、いい、学園モノの不良漫画だ。 pic.twitter.com/mOCweBMGIy

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あと不良が超嫌いなガリ勉がひたすら通信カラテをしていたら超強くなって不良狩りをする超濃いキャラとかも出てくるので事実上のホーリーランドだ。

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RUDE　BOYS。問題児１号　。SWORD地区には『住民に戸籍が一切無い無国籍スラム地区～無名街～』があるので、そこを守護する少年ギャング。　おっ世紀末。　ちなみに無名街の地下では謎のレアメタルが取れるので暗黒マフィアから狙われています。 pic.twitter.com/vMsNmzYSZq

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達磨一家　問題児２号。やっていることは普通のテキ屋一味だけどビジュアルがこれなのでファンタジー感が一気に地獄絵図。やってることも普通のテキ屋ではないです。 pic.twitter.com/L0OpspGShL

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この５つのチームが組んだり抗争をしたりするのが基本構図なので、その時点で既に三国志状態で面白いが、ここで更に「かつてSWORD地区を一つに統一していた伝説のチーム『MUGEN』（高橋ヒロシ的なユニバース）、姿を消したその頭『琥珀さん』（ビグザムくらい強い）と、 pic.twitter.com/JGZbND0ohD

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そのMUGENにたった二人で立向った最強の兄弟『雨宮兄弟』とかが出てくるので更にいい意味でグチャグチャになる。 pic.twitter.com/alm2BqW6Gk

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特に雨宮兄弟は問題児３号で、自分たちの目的だけを勝手に追求しているので、本筋にはほぼ絡まないけど偶に登場するとメチャクチャ強いという、完全に別作品の主役のコラボゲストまたは忍者戦士飛影状態。

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そして、なんでこいつらあんなに強いんだ？という疑問に対して『なんか格闘技やってたから強い』という完璧な回答がされていたキャラでもある。（ヤンキーもので格闘技やってやるやつはサガットくらい強い）

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俺たち視聴者は、ああ、キックボクシングでもやってるのかな・・・そりゃ強いわと納得していたが、最近になってこいつらがやっていたのは謎の最強格闘技ゼロレンジコンバット～零距離戦闘術～なので銃を持ったヤクザ５０人に囲まれても瞬殺できる（した）ことが判明した。

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このあたりからもHiGH & LOWの豪快なリアリティラインの魅力を感じていただきたい。

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ここまでで分かる通り、作品を通ずる全体的な発想は、中二を遥か通り越した小５的なカッコよさで満ち満ちている。（カッコいい）

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チームの設定で既にこのザマだが、更にメインキャラクター達の異様なキャラ立ちの方向性は完全に漫画のそれなので、殴り合いが発生していないシーンすら退屈することなく観ていることが出来る。

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そして、こいつらはエグザイルマネーで全員しっかりビジュアルの方向性がチームごとにしっかりと統一されており（そしてチーム間では全く統一されていない！）、見た目にチープさが一切無い。

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この世界観が全く統一されていない連中が豪勢にワチャワチャやるので、本編を観た時の感覚は先に述べたとおり、不良ドラマというよりもお祭り作品・・・マーブルVSカプコンとかスーパーロボット大戦とかナムコクロスカプコンとかのそれに近い。

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また、各チームに主題歌やロゴがきっちり設定されており、画面に映る度にそのチームの主題歌が流れるあたりもスパロボ感が強まっている要因だろう。（雨宮兄弟に至っては普通の兄弟なのになぜかロゴがきっちりある） pic.twitter.com/LU6a8t4wRW

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TVシリーズでこの有様だ、これくらいワチャワチャとした世界観で、エグザイル人間たちが尋常でなく金のかかったアクションシーンをやる・・・・ それがなにを意味するか？劇場版だと更に凄いということだ。 youtube.com/watch?v=5uwxJW…

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個別のアクションシーンも人命と現金を湯水のように使っているのが画面の端々から容易に見て取れるが、クライマックスのアクションシーンは完全に気が狂っている。

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１００人対５００人という設定の乱闘シーンで（規模がおかしい）、実際には１０００人集めて撮影して（頭がおかしい）、その上、メインキャラ達がその個性を活かした戦闘描写がキッチリされつつ、思わぬ掛け合いや合体攻撃なんかもあり、なおかつ全体がわかりやすく展開される（どうかしている）。

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そもそもこの最終決戦はそれまでゴタゴタ喧嘩していた５チームが結集してSWORD地区最大の危機に立ち向かう・・・　つまり実質的にアベンジャーズなので、嫌でもアホみたいに盛り上がる。 pic.twitter.com/rbshU6lpDI

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更には映画が始まって５秒で大爆発が起きるので「凄い格闘アクションもいいけどそれはそれとして爆発が見たい」という一般的な要求に対してもしっかりと答えてくれている。

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もちろん、HiGH & LOWは完璧な傑作という訳ではなく、グダグダなところは実際グダグダで、なんかエモいBGMとスローモーションで流れる感動的な回想（５回くらいは同じシーンをやる）とかは正直かなり観ていてキツい。

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演技の方も、エグザイル人間の演技力はピンキリなものの、キリの方が超メインキャラにいたりして中々辛いものがある。

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主人公の友達（大学にいったので頭がすごくよく、なんとコンピューターとかができる！）が敵の暗黒ヤクザの計画をワイヤーフレーム画面でキーボードをカチャカチャしながら説明するシーンは失笑モノだ。

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だがそれでもこの作品は、本気で作られた作品だ。