【横山光輝「三国志」講座137「謀略」】

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座137「謀略」01】 第137話です。 夜も更けてぐっすり眠っている周瑜。同じ寝床で蔣幹も寝ています。お互いに足を向けて寝ているという不思議な構図です。横に並んでいても気持ち悪いですが。足が臭かったら…。おそらく蔣幹の履物が踏み台から一つ落っこちています。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座137「謀略」02】 ムク、と起き上がった蔣幹。針のむしろに座っているような一日だったわい、と独り言。周瑜を口説き落とすのは容易ではないと、任務の成功に自信をなくしていますが、ふと見ると、机に何やら書き物が。見ると、陣中の機密文書がありました。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座137「謀略」03】 手紙には蔡瑁という文字が。曹水軍司令の蔡瑁の手紙がなぜここにあるのか、と疑問に思った蔣幹は、その内容が、蔡瑁が曹操を裏切るという驚くべき内容。重大な秘密を知った蔣幹でしたが、周瑜の目が覚めそうだったので、燭台の火を消し寝床に戻ります。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座137「謀略」04】 とそこに周瑜を起こす声掛けが。曹陣営から使者が来たと告げます。起き上がった周瑜は、対面で寝ている蔣幹を見て、この男は何者だ、と尋ねると、部下は学友の蔣幹だ言います。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座137「謀略」05】 久しぶりに会ったから朝まで語り明かそうと連れて行った、と聞いて、周瑜はそうだった、思い出した、と言って、場所を変えて話を聞こうと言います。蔣幹に聞かれてはまずい内容と思わせるためでしょう。しかし、幕外に出ただけで、会話はダダ漏れです。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座137「謀略」06】 蔡瑁や張允らの名前を出して、いかにも蔡瑁が裏切りの段取りを進めているかのような会話をする周瑜。蔣幹はこれは一大事と見て、一刻も早く曹操に知らせなくては、と考えます。一通り、話は済んだと見えて、周瑜が戻ってきました。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座137「謀略」07】 飲みすぎたと言ってもう一眠りする周瑜。あっという間にいびきをかきます。蔣幹は再び起き上がり、そっと出ていこうとします。すぐに兵士に見つかってしまい、びっくり顔の蔣幹。周瑜の友人だと告げ、酔い覚ましをだとごまかします。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座137「謀略」08】 蔣幹は船着き場に行き、船頭を起こします。こんな朝早くどうしたのか、という船頭に対し、すぐに船を出せと命じます。童子もいるので、船頭と一緒に船で寝ていたようです。周瑜達に気付かれないように、力の限り漕がせる蔣幹。曹陣営に戻ります。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座137「謀略」09】 曹操に復命した蔣幹。周瑜を口説き落とすのは失敗したと報告。曹操は、周瑜が曹操方につけば呉を滅ぼすのはわけないと残念がります。しかし、蔣幹はそれよりも重大な情報をもたらします。蔣幹が持って帰った蔡瑁の手紙を一読した曹操は顔色を変えます。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座137「謀略」10】 すぐに蔡瑁を引き立てろと命令する曹操。イライラしながら蔡瑁が引き立てられるのを待つ曹操。一方、わけがわからない蔡瑁は、いったい何事ですかと聞きます。曹操は、とぼけるのは白々しいと、蔣幹が持ち帰った手紙を突きつけます。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座137「謀略」11】 蔡瑁は、これは偽手紙だと抗弁しますが、曹操は信じません。敵の手に乗ってはなりませぬ、という蔡瑁に向かって、曹操は裏切り者の首をはねろと問答無用で蔡瑁を処刑します。ビシッと蔡瑁の首が飛ばされてしまいました。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座137「謀略」12】 曹操は、毛玠と于禁に今後の水軍を任せると命じます。 劉表亡き後、謀略によって荊州を簒奪した蔡瑁ですが、曹操に降伏したが故に妹とその子劉琮が暗殺され、そして自身も謀略によって命を落とすという結果に。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座137「謀略」13】 一方曹操は、信頼していなかったとはいえ、水軍の扱いに長けた蔡瑁を大事な戦いの前に処断してしまったことが、これからの呉との勝負の行方を左右することになります。仮に蔡瑁が赤壁の戦いまで水軍を指揮していたとしたら…。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座137「謀略」14】 周瑜の謀（はかりごと）が、曹操陣営に変化をもたらしました。この後、赤壁の戦い向け、更なる伏線が張られていきます。続きはまた次回。 今回はここまで。