-
mochimochimanju
- 1260
- 9
- 1
- 0
-
- いいね！0
ザリス
@xalicetanir
魔王が持ってきた次の厄介事はこれである。基本的には魔王城地下書庫への投書箱である。投書に対しては私が書庫内で片手間に調べられる範囲の回答をする、もしくは適当に何らかの能書きを垂れる。 odaibako.net/u/xalicetanir
2017-08-24 23:47:48
ザリス
@xalicetanir
>ザリスさんって誰なんですか 本質的な問いなので頭が痛い。記憶と記録にある限り、一次瘴災頃の北方帝国の術門の子女となっているが、長じるより先に家と一族が燃えて公的には姿を消したため、おおよそ信頼性に乏しい逸話の中で火の魔女として伝承されている。
2017-08-25 01:35:21
ザリス
@xalicetanir
いくつかの魔女講談からの概ねのイメージとしては、車椅子または飛椅子に乗った癇性の魔女であり、火をかけることによって物事の十中八九を解決する。取りまとめた覚書を読み上げるだけでだんだん腹が立ってきたぞ。
2017-08-25 01:36:30
ザリス
@xalicetanir
現在ここにいる私についてはよく分からぬ。この魔界がそもそもよく分からぬ場所であるから、私がここにいる理由、経緯についても分からず、詮じて私自身が胡乱になっているという塩梅である。
2017-08-25 01:37:44
蛮族 狩男
@bigitwo
@xalicetanir ゴズリング先生が、師匠のデフォン先生がある日「妹」として連れてきた、と日記に残している点がややこしいですなぁ。 何故か同居人の名前に「アンリエッタさん」と書いてありますしなぁ…… そもそもデフォンが何者なのか？ と…… あの二人、北方帝国に住んだ記録ありませんし……
2017-08-25 01:40:11
ザリス
@xalicetanir
>暴風の五王 害蟲の統率者達である。今では穀物や家屋を食い荒らす邪精としかみなされていないが、その起源を辿るとアヴロノやフェーリムの近縁に行き着く。いずれも翅を持つので、まあそういうことであろう。
2017-08-26 03:28:42
ザリス
@xalicetanir
五王の信仰者達はジャフハリムに制圧された際に棄教を強制された節があり、邪精としての扱いが見られるのはこの頃からである。この蟲精らもかつては害虫と異なる括りの存在だった可能性が考えられるし、あるいは蟲ですらなく、アヴロノやフェーリムに似た種であったと紀史学者などは考えているようだ。
2017-08-26 03:29:06
ザリス
@xalicetanir
>ブレイスヴァ 滅びの真理を説くカシュラム人の符丁であるな。紀史学徒の弁では古にカシュラムの民族、カシュラムの王国が存在したと聞くが、カシュラムは滅びの真理ブレイスヴァに呑み込まれ史実より消滅したため、今ではブレイスヴァを信奉し畏怖する者がカシュラム人と呼ばれる。
2017-08-26 16:01:05
ザリス
@xalicetanir
カシュラム人と相対した時は「自分マシュラムなんで」と手早く申し出るに限る。真理と道理の分からぬ者、すなわちマシュラム人に対しカシュラム人は見下しと憐れみを向けるので腹が立たしいが、それ以上話がこじれることはないし、妙な絡まれ方をされた場合の面倒くささと比べれば安いものである。
2017-08-26 16:02:09
ザリス
@xalicetanir
>魔王城の給与体系について教えてください。魔王様とおもち生物はよくガチャドブしてるようですが…。（詩人） 最悪な話をすると、魔王城の給与はやりがいによって支払われる。魔界は非常に胡乱な領域らしく、生存のための衣食住その他のリソースを実質必要としないのだ。
2017-08-28 01:20:26
ザリス
@xalicetanir
反面、人格や個我そのものもあやふやなので、霞を食して生きられるからと毎日怠惰に過ごせば自意識など瞬く間に霧散する、それを回避するため手に職をつけて日々の営みを維持するための場を用意しているのが魔王府であると、これがあの魔王の弁である。やはり辞めていいのではないか。
2017-08-28 01:21:04
ザリス
@xalicetanir
>ぼくでもゆらぎのしんわのかみさまをつくれますか 神をつくるのは息を吸うよりも容易い。吸気には吸い込む気体が必要だが、神についてはそのような資源を必要としない。さらに言えば、つくられなかった神はつくられた神と概ね同じ在りようでそこかしこにいる。
2017-08-28 01:21:44
ザリス
@xalicetanir
投書: ザリスさん何がどうなって魔王城で司書まがいのことをするようになったんですか 返答: 掘ったらこのようなものが出てきた。 pixiv.net/novel/show.php… 確かに、おおよそこのようなことがあったような気がする。
2017-08-29 00:48:03
ザリス
@xalicetanir
しかし私の知らぬ間に私の記したような形跡でかような文章が生成され書庫に収められているのが気に食わぬ。いずれにしても、雲散霧消した魔界の環境と由来について、何かよく分からぬような理屈で書庫に放り込まれ、再構成を手伝わされているのが私の現況であるらしい。
2017-08-29 00:48:34
ザリス
@xalicetanir
投書: アグニちゃんとその友達について教えてください。 返答: なんの話かと思ったら魔王がどこぞに上げていた小話か。 こういうものは流石に対象外かと思ったが、だめ元で漁ってみたらそれらしいものが掘り出せた。ろくでもない話ばかりだが。
2017-08-31 01:39:25
ザリス
@xalicetanir
人格破綻者のアグニに友人はいないが、自主性に乏しいため腐れ縁の付き合いを続けている常識人のシズカ、いつかアグニが世間をドン引きさせる事案をやらかすと期待して友人面で炎上を煽るたずさ、ディストピア化した未来日本の皇室から逃げてきて左翼になった犬猿の仲のミズキなどがいるらしい。
2017-08-31 01:44:43
ザリス
@xalicetanir
返答: よく分からんが、あんな物騒な場所でそんな目立つ催事をこっそりやれるとも思えんので、塔で大比武が行われたということは塔から何らかの許可が下りたということなのだろう。下の方の姉妹らが勝手にやらかして危うく偽キュトスが受肉仕掛けたような話もあったような気がするが……。
2017-09-01 01:15:01
ザリス
@xalicetanir
投書: 七十二人委員会 返答: 教王庁の歴史を影で操る裏の権力者の集団であり、要は陰謀論らしいのだが、そもそもたまに記述を目にするこの教王庁というのがどこの何なのか判然としない。書庫の文献を漁るとそれなりにまとまった記述が見つかり、随分広く伝播した信仰の中核とのことなのだが。
2017-09-02 02:41:40
ザリス
@xalicetanir
このような規模の信仰は、私の生きていた時代には影も形もなかったはずだ。いくつかの関連資料を見るに、少なくとも第二次瘴災以降に成立したものだろうが、それにしても私の知る此界との接点が見当たらない。あるいは異界の文献がそれとなく紛れ込みでもしたのかもしれない。
2017-09-02 02:43:00
ザリス
@xalicetanir
投書: アルセスってなんでわるいんですか 返答: 紀元神群の主神であると同時に、トリックスターの動きを見せるのがアルセスである。紀元神群に有益なことも、不都合なことも、神々になんの関係もなさそうな民一人の身の回りの些細な出来事すらも、全てアルセスの陰謀によって支配されている。
2017-09-03 01:27:19
ザリス
@xalicetanir
……というような話は巷の冗談でよく語られるアルセス観である。世の不都合は悉くアルセスの仕業であり、つまり全て「アルセスが悪い(アスモナ)」のである。こういう与太話が結局「なんでもやりかねない」アルセスの神格に寄与しているという風潮も、あるいはあるかもしれぬが。
2017-09-03 01:29:13
ザリス
@xalicetanir
投書: ゆらぎの神話における猫について教えてください 返答: 異常な敏捷性を誇り神出鬼没、行動は予測がつかず衝動的で獰猛。人間にとっては幸いなことに睡眠を多くとるため隙は多いが、夜目が利くらしく夜襲はあまり意味を持たない。
2017-09-03 18:37:06