2011/3/21 原子力資料情報室・後藤政志氏の会見

渡辺文重／WATANABE Fumishige @sammy_sammy

原子力資料情報室の会見。後藤政志氏あいさつ「3号機の黒煙。見ていないが、黒煙ということは何かが燃えているということ」 ( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「原子力がどういう状態になっているか。見かけはいろいろあるが、本体の冷却、使用済み燃料プールの冷却が問題。被曝、線量の質問が多かった」 ( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「燃料を冷却することは年単位掛かる。2年ぐらいかかる。長いレンジの話。現在のプラントの話。現在、冷却が進んでいていも、それを続ける必要がある」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「現在の炉心は解けているのではないか。水があることが重要。水がなければメルトする。冷却が足りず、熱が上がっていけば、格納容器の圧力が上がる。爆発してはいけないので、外に出す。すると被曝する」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「小一時間。原子力発電機講座を行う。福島で問題になっているのは沸騰水型(BWR)」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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図説中：後藤氏「燃料棒、4メートルぐらいある。これを束ねて、集合体にする。それに制御棒を差し込んで管理。制御棒は十文字の板が直角になっている」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「ウラン238(自然界に99.3％)は核反応を起こさない。ウラン235は遠心分離器で低濃縮する。それを使用する。これが核燃料。さらに濃縮させたものが核爆弾。」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「ウラン235が核反応を起こす条件。中性子は高速。ウランにぶつかっても反応しない。中性子を水で減速。低速の熱中性子にする」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「炉心が解けても再臨界にはなかなかならない。ただ、4号機のプールでは燃料と燃料の間が狭まり、臨界したのではないか? 中性子が出たという情報と併せて」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「水は燃料棒を冷却する役割もする。冷却ができないと被覆管が解け、中の燃料が出てくる。これが1600度。さらに温度が上がればペレットも解ける。これを溶融デブリという」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「放射能を閉じ込める五重の壁。ペレット(壁と言っていいのか?)、被覆管、原子炉圧力容器、原子炉格納容器、原子炉建屋(放射能を防ぐ力は弱い)」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

NHK科学文化部 @nhk_kabun

保安院の会見では、煙は黒色から灰色になって17時15分現在では、まだ上がっていたこと。ただし放射線のモニタリングの数値には変化がないこと。漏電やショートによる煙とは考えにくいこと。(17:55)

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後藤氏「五重の壁と言っているが、格納容器が壊れたら、放射能漏れを防ぐ手立てはない。燃料プールに関してはむき出しは問題だが、格納容器が壊れていないければ問題ない」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「冷却装置の説明。再循環ポンプが重要な働きをしている。現在は電気が止めっているので動いていない。高圧炉心スプレー系でシャワーのように炉心を冷やす。これが機能すればよいが、今回は機能していない」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「高圧炉心スプレー系が機能しない場合、低圧炉心スプレー系は圧力が高いとはいらない。自動減圧系で圧力を減らす。これらが非常用炉心冷却装置。今回の問題は電源が落ちたこと」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「非常用の冷却装置はディーゼル発電機で動くが、それが上手くいかなかった。結果、緊急炉心冷却系が動かず、炉心がどんどん出てくる」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「福島第1原発の運転圧力と設定圧力について。今回は配管が切れているわけでもないのに、熱が上がっている。/現状、設計している段階からすれば壊れていても不思議ではない。運よく壊れないでいる。」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「これ以上圧力が増えたら危険なので、ベントを行った。これは本来あってはならないことだが、爆発するよりはマシということ。」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「格納容器があるから安全という認識は間違い。圧力が上がっても、温度が上がっても、冷却装置がなければ壊れてしまう」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「圧力抑制型は、想定外に事態で機能しなくなっている。これは欠陥。凝縮性能が発揮できないときには、早期に破損してしまう。圧力抑制が壊れた場合のケアがなかった」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「炉心が損傷した場合、格納容器の除熱失敗が起きる。結果、内圧・温度が上昇する。(爆発的な現象が起きない前提で)本体破損などが起きる」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「格納容器破損モードには、構造破壊とリークがある」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「基礎的な話は終了。質疑応答」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

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後藤氏「(電気が回復し冷却すれば元のレベルに戻るか?)本体の機能が戻れば安定する。しかし、すでに出ている放射性物質は問題。使用済み燃料プールも、長期的に冷却できないといけない」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)

渡辺文重／WATANABE Fumishige @sammy_sammy

後藤氏「格納容器とベント(放出)は矛盾している。放射性物質が出た状態でベントすることは良くないが、現状はやむなしか」( #cnic live at http://ustre.am/vwjb)