アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、MASTERキートン8話脚本:「義」を貫くには「理」を

誤字:久川→久山 アニメカイジに感動し、かつ高屋敷英夫さんは子供~大人になるまで、よく見る名前なので気になった…と思ったがこの方の歴史は膨大すぎた。 今回はMASTERキートン8話脚本。 続きを読む
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まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本MASTERキートン8まとめ4 また、「身代金」という「命の値段」。身代金相場は1億円を超えているが、カイジ(脚本・シリ構)の鉄骨編では、一人頭1000万。会長編では、指4本+2千万と1億円を賭けての勝負となる。 更に利根川曰く「金は命より重い」。 中々正解は見えない

2017-08-27 16:31:52
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本MASTERキートン8まとめ5 これもまた、同氏特徴である「単純ではない善悪の判断」(参照: twitter.com/i/moments/9014… )。 キートンもカイジも、「その時設定された値段」に、ある程度従う。特にカイジは、命の値段が変動しても、助ける行動に出ている。

2017-08-27 16:38:35
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本MASTERキートン8まとめ6 だがキートンもカイジも、「根拠のある論理」に基づき行動して知略を巡らす。ただただ正義論をわめく行動には出ない。しかしカイジは会長戦ではこれを忘れ、激しく悔やむ。 元祖天才バカボン演出・脚本でも、善悪問わず、知略に長けた者が勝つ展開が多い

2017-08-27 16:47:11
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本MASTERキートン8まとめ7 元祖天才バカボン演出や脚本は、誰が一番悪いのかを断定しない話が多い(1980アトム脚本も、その傾向があるようだ)。 アカギも、ある程度は相手に敬意を払う。カイジは、利根川の焼き土下座を見て涙を流す。 これもジョー脚本の経験が生きている。

2017-08-27 16:58:42
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本MASTERキートン8まとめ8 今回キートンは、犯人と信頼関係を築き交渉を成功させる努力を、具体的な手段を駆使して行った。 カイジの場合、「勝つってことは、具体的な勝算の彼方にある現実だ」と言い、具体的な作戦を立てる。 一見、全然違う二人に共通項があるのが面白い。

2017-08-27 17:08:16
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本MASTERキートン8まとめ9 一方、温かい義理人情も特徴の一つ。キートンは半額の日当で、カイジは全てを失って、人を救う。 だがそういった義理人情も、具体的な手段を行ってこそ達成できるもの。つまり、義を貫くには理が必要ということ。 そういったシビアさも感じた回だった。

2017-08-27 17:13:55