- okomesan_PARK
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@okomesan_PARK @toko99y @fuyuimo @MA0U_PARK 『ほ』 頬が赤く染まりこちらを見つめている…… 「風邪ですね。だから、実験はほどほどにと言ったのに!」 「暑い……」 「沢山汗かいて、食べて、薬を飲んで寝たら治りますよ。さあ、おかゆを作ってもらうので、ディーノは寝てて待ってください」 「……そばにいてくれないのか?」 『か』
2017-09-05 18:31:54@sanatyann_PARK @okomesan_PARK @fuyuimo @MA0U_PARK 『か』 風邪は癒しでは治らない。体調を壊したフェルディナンドが、わたしに縋るような顔を見せた。普段なら絶対に見せないそんな姿を、不謹慎だと思いつつも可愛いく感じてしまう。 「すぐに戻ってきますから」 わたしは微笑んで枕元に屈みこみ額にキスをした。 「っ!」 「……待ってて」『て』
2017-09-06 00:19:25@toko99y @sanatyann_PARK @fuyuimo @MA0U_PARK 『て』 「…って、…まてっ…!」 「待つと思うか?そろそろ、それ自体煽っているということに気づいた方が身の為だぞ」 「煽ってなど…!」 「気付かぬ振りをするのなら、そのままでよい」 ——潤んだ目で見つめられ、まるでまだ足りないかのような顔をする。止まれるわけがないだろう。『う』
2017-09-07 20:47:03@okomesan_PARK @sanatyann_PARK @fuyuimo @MA0U_PARK 『う』 後ろを振り替えれば、短い水色の髪を弾ませて小さな背が追いかけてくる。 「早く来い!」 「お待ちください、ジルヴェスター様!」 「兄上と呼べと言ってるだろう!」 「あ、兄上」 その声に、誇らしさと愛しさが込み上げる。私はすっかり浮かれていた。初めて感じる兄弟の情に。『に』
2017-09-09 00:21:55@toko99y @okomesan_PARK @sanatyann_PARK @fuyuimo @MA0U_PARK 『に』 にやんこのフェルディナンド pic.twitter.com/6zg8uLnTLp
2017-09-13 00:00:48@takenoo2 @toko99y @okomesan_PARK @sanatyann_PARK @fuyuimo @MA0U_PARK 『と』 遠き君の面影 pic.twitter.com/MFwSzoYRVg
2017-09-14 01:04:51@seki_uraura @takenoo2 @toko99y @okomesan_PARK @sanatyann_PARK @MA0U_PARK 『げ』「ゲームに勝ったのはわたくしですよ」と、酔った彼女は私に囁く。『く』 pic.twitter.com/RwTlfQRdp8
2017-09-15 13:49:47@SMsan_PARK @CH3OH_Park @seki_uraura @takenoo2 @toko99y @okomesan_PARK @sanatyann_PARK @MA0U_PARK 『も』 目的も目標もなかった。けれど与えられた命を粗末にも扱えなかった。 生きるために生きていた自分の目はさぞかし澱んでいるだろう。 けれどはじめて会った兄のまばゆいばかりの溌剌とした視線はまっすぐに自分を見る。 それはフェルディナンドにはただただ眩しいばかりの光だった。 『た』
2017-09-16 00:26:02@zaku_bk @SMsan_PARK @CH3OH_Park @seki_uraura @takenoo2 @okomesan_PARK @sanatyann_PARK @MA0U_PARK 『た』 耐えられず跳ねあげた腰を、強く引き戻され、高く啼き声をあげる。 「……いい様ですね。普段の貴方からは想像もつかない淫らな姿だ」 「其方がッ、媚薬など、使ったせいではないかッ!」 「媚薬?まだ、信じていたのですか?これはただの回服薬。……淫らなのは貴方自身ですよ」『よ』
2017-09-16 09:37:46@toko99y @zaku_bk @CH3OH_Park @seki_uraura @takenoo2 @okomesan_PARK @MA0U_PARK 『よ』 夜の闇はとても暖かい。今宵の満月は特に遠いエーレンフェストの地にいるローゼマインを思い出させる。……そして、私の身体を火照らせる。 「……んっ、其方を、ん…穢し、はっ、しない……穢すこと、なんてっ、できないッ…あぁっ……」 思わず白い欲望とともにため息がこぼれる。 『る』
2017-09-16 11:35:25@sanatyann_PARK @toko99y @zaku_bk @CH3OH_Park @seki_uraura @takenoo2 @MA0U_PARK 『る』瑠璃色に反射する髪が、揺れる。差し込む月の光は、その場の空気さえも妖しく照らしていた。 「……ッあぁ!んっ…!」 「ふぇる、でぃ、なんどっ」 こうして名前を呼ばれる度、背徳感に震える。本当は、何処かで止まるべきなのに。 「ぅああああっ」 思考をやめた脳が溶けていく。『く』
2017-09-16 12:20:03@okomesan_PARK @sanatyann_PARK @zaku_bk @CH3OH_Park @seki_uraura @takenoo2 @MA0U_PARK 『く』 クスリ、と笑う声に顔を上げる間もなく、ふわりと細い腕に抱き締められた。 「わたし、フェルディナンド様を家族だと思っているのです。ご存じですか?家族の最小単位って、夫婦なんですよ。わたし、貴方と本当の夫婦になりたい」 マインの言葉が私の凍った心をゆっくりと溶かす。『す』
2017-09-17 11:16:19@bamboo_hanazono @toko99y @okomesan_PARK @sanatyann_PARK @CH3OH_Park @seki_uraura @takenoo2 @MA0U_PARK 『ま』 まちきれない、というように口づけがいっそう深くなった。 背中に回された手がぎゅうとしなり、体と体が密着する。 もう、どちらの鼓動なのかわからないぐらい、身体中が高鳴っていた。 はやく、とも思うし、こないでくれ、とも思う。ふたつの気持ちが、キスでかき混ぜられていく。 『く』
2017-09-20 06:07:54@zaku_bk @bamboo_hanazono @toko99y @okomesan_PARK @sanatyann_PARK @CH3OH_Park @seki_uraura @takenoo2 「く」 クッと笑う、隣の彼を見る。 久しぶりに領地に帰ってきた弟は、神殿にいた頃、いやローゼマインと出会う前と比べると、随分柔らかい空気を纏うようになった。その事を兄として本当に嬉しく感じる。心の端で、自分では救ってやれなかった淋しさが滲んだが、それに気がつく事は無かった。「た」
2017-09-20 08:32:11@MA0U_PARK @zaku_bk @bamboo_hanazono @toko99y @sanatyann_PARK @CH3OH_Park @seki_uraura @takenoo2 『た』 確かに此の世界に存在していると認識したのは、何時のことだっただろうか。否、ずっと存在はしていたのだ。 「……兄上」 呼びかけられ、離れるときになって漸く気付いたのだ。私の中の世界の一部を、ひっそりと占めていたことを。大事な、家族になっていたことを。『お』
2017-09-20 10:26:08@kuro_liberty @MA0U_PARK @zaku_bk @bamboo_hanazono @toko99y @sanatyann_PARK @CH3OH_Park @seki_uraura @takenoo2 『と』 突然の、出来事だった。目の前に現れた柔らかそうな唇に、刹那目を奪われたのがいけなかったのかもしれない。 「…!?…っん…ッふぁ」 その触れた熱は、混ざり合った魔力と共に、一瞬で身体中へと広がる。 離れた唇が、私に囁く。 「ふふ、かわいいですね」 『ね』
2017-09-21 21:46:34@okomesan_PARK @kuro_liberty @MA0U_PARK @zaku_bk @bamboo_hanazono @toko99y @CH3OH_Park @seki_uraura @takenoo2 『ね』 寝ているディーノの横で昨夜のことを思い出す。たくさん喘がせたので疲れてしまったのであろう。 昨夜のディーノはとても官能的だった。汗ばみ、ピンクに染まった頬や涙で潤んだ瞳、苦悩に歪む顔……私はそんなディーノを見てとてもドキドキした。Sっ気は無かったはずなのだが…… 『か』
2017-09-24 19:49:20@heroine_ukepark @okomesan_PARK @kuro_liberty @MA0U_PARK @zaku_bk @bamboo_hanazono @toko99y @CH3OH_Park @seki_uraura @takenoo2 『な』 何でもないことなのに不安になって、巣ごもりして番の匂いを嗅いで安心しちゃっているところを番に見られたフェルディナンドΩ(オメガ) 『か』 ※番はあなたのお好きなCPでどうぞ……
2017-09-25 00:50:40