水族館劇場「盗賊たちのるなぱあく」「もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版」感想
- naoya_fujita
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水族館劇場は、何が特別なのかと言えば、やっぱり現実と地続きなのにどこか捻れねじれて、逆さまになっちゃう心地というか、ひっくり返る感じだと思う。生活と隔絶されていない藝能というのだろうか。現実にいきなり空いた水たまりにドプンと飛び込む感じというか。そしたら世界が一回転してる感じ。
2017-09-05 16:29:02昨晩水族館劇場を観劇した横浜寿町。日雇い機能をなくしエネルギーの無くなった山谷に較べ、遥かに猥雑、堕落、クズ感、暴力のエネルギーが残っていた。久しぶりに怖かった。ドヤホテルが林立するサマも大阪釜ヶ崎に近い。朝は早く夜も早く多くの飲み屋は20時、21時には終了。#水族館劇場 pic.twitter.com/Cop5iEC6uW
2017-09-06 11:53:46以前、水族館劇場を東京下町の寺の境内で観劇した事が。とび職のような劇団員の皆さんが全部手作りで舞台作って、客席後方からトロッコが突っ込んでくるわ大団円では大洪水までおきて客は用意されたビニールシートを持ち上げて飛沫を避けるというとんでもないものでした。その水族館劇場でサウダーヂ! twitter.com/mouri/status/9…
2017-09-06 14:19:57水族館劇場「盗賊たちのるなぱあく」ですが、9月6日(水)7日(木)はなんと空族が参戦! 6日は『サウダーヂ』上映。7日は『FURUSATO2009』。相澤虎之助さんが登壇します!廃墟の遊園地の野外スクリーン上映は貴重な経験になるはず。ぜひぜひ! 入場料:木戸錢(カンパ制)。 twitter.com/kuzoku_officia…
2017-09-04 07:33:19水族館劇場のお芝居へ、余り予備知識なく行ったら、寿町の労働センター跡地に廃遊園地がつくられていて、その中の芝居小屋で寿町の住人の方々と一緒に観劇。劇も役者も物凄い熱量(そして水量)で大スペクタクル演劇でした🎪 pic.twitter.com/6aBcax3QO1
2017-09-06 18:13:49@yumehina_net 本音をさらけ出す庶民精神高い見世物の心地よさ。水族館劇場とさすらい姉妹は20年以上観ていますが、いつも楽しませて貰っています。たまに出現する異形の空間と人たちと一緒に過ごしたい。
2017-09-07 00:27:37水族館劇場の舞台で聞く「耳なし坊一」は、お寺の墓地が広大なお屋敷に変わるようなマジカルな要素や、耳が千切られる血なまぐささなどが際立った感じがしました。客席のおじさんが仕込みのように般若心経を唱え出したのには驚きました(笑)。
2017-09-08 23:54:02水族館劇場での玉川奈々福さんとの「怪談(アヤシノカタリ)」。『耳なし芳一』で「芳一の体に般若心経を書き始めた」というところで正面にいたおじさんが突然「観自在菩薩…」と唱え始めた。これが超美声。「…度一切苦厄」で止まったので、僕が「舎利子。色不異空…」と続けた。面白い!
2017-09-09 00:38:20ここら辺、むろん奈々福さんもまったく動じず、臨機応変での対応。トークも、般若心経おじさんを始めとする寿町のおじさんたちとの掛け合いになったので、秦氏や摩多羅神の話にはいかなかったけど、そんな「頭」の話ではなく「腹」の話になって、これまたとても面白かった。いいなぁ、水族館劇場。
2017-09-09 00:45:05今日の語りは、まずは水族館劇場があたためておいてくれた小屋があり、飛込みたくなるような水(鯉付)があり、そして時々ちょっかいを出す酔っ払いのおじさんたちがいたりして、こういうの好きだぁ!と強く思いました。あの混沌感、アウト・オブ・コントロール感、すごくいいですね。
2017-09-09 00:51:27水族館劇場での語り公演無事終了。「耳なし芳一」と「夢十夜」。その合間に安田先生の解説がある予定だったが、寿町の自由なおじさんたちの自由な発言にツッコミ入れてたら、解説どころじゃなくなり。自由なおじさんたちともっと交流したかった。いやはや、場の力、仮設劇場の力。
2017-09-09 01:00:08水族館劇場の仮設小屋にはいつも巨大な池がある。水辺は躍動する。池の中には鯉がいて、声に反応して、急に泳ぎが早くなったり隊列組んだりするから、そっちも気になったり。中華街や関内の、賑わいのすぐ横の、吹き溜まりのような町。虚の空間と実の外界、舞台と池、あわいだらけの空間だった。
2017-09-09 01:07:54寿町労働センターの跡地でやってるアウトオブトリエンナーレ。水族館劇場のテントの中での〈星空幻燈会〉で、見逃しつづけていた空族の「サウダーヂ」をやっと観られました。来てるご近所さんらはあんまり多くなかったけど、お酒呑んだりカップ麺食べたり、ゴロンと寝てたり、よい空間だったよー。
2017-09-07 00:49:34■(連投:批評家が本業なのに、出演することを決めた身からする)水族館劇場「盗賊たちのるなぱあく」「もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版」の見所。
2017-09-13 09:11:33・ヨコハマトリエンナーレ内にトリエンナーレを作るという壮大な企画。会場で、写真展、床屋(!)、美術展、オバケ屋敷、ジャズ喫茶、上映会、トークショーを繰り広げるという企画。芸術祭や地域アートを内側から批評するために、「トリエンナーレ内トリエンナーレ」を実現するというアイデアの規模
2017-09-13 09:11:58・寿町との関わり。労働者の町である寿町に、役者がかつて住んでいたりしている。小さな子どもの頃に知り合いだった人が、子供連れで劇場に来てくれる。美術館の中を飛び出し、労働者の町の中に仮設の劇場を日雇い労働的に役者達が作り、それを見せ続け、
2017-09-13 09:12:24街に情宣を繰り返し、イベントに参加してもらったり芝居で喜ばせ続ける努力を続ける。元々「さすらい姉妹」という名義で、寄せ場での芝居を続けてきた彼らならではの、本気で気合の入った寿町との接し方、巻き込み方は相当なもの。「関係性の美学」「敵対性の美学」の延長で何か考えられるべきもの。
2017-09-13 09:12:30・実際に建物を作る労働者でもある座長の桃山さんたちが、作り続けていく、労働の美学というか、仮設の建物で体感させる「不安定さ」というか(「仮設の美学」的なものや、「スクラップ&ビルド」的な文脈に接続させられるのかもしれない)。毎日毎日作り続け、増えていっている。
2017-09-13 09:13:01・今回の「盗賊たちのるなぱあく」は、これまでとは大きく異なり、「プロセス」なりを重視した、水族館劇場としては例のないもの。街との関わり方や開き方が今までの芝居とは異なっている。街の人が「参加」する機会もすごく多く、それがかなりの魅力。
2017-09-13 09:12:42・失われていくもの、消えていく建物、消滅する街、その亡霊を蘇らせようとする儀式というか、哀悼と追悼というか。「夢」のようにはかなく、建物や芝居が(物質としては)存在しなくなる潔さと哀しさというか。これは現場で舞台を見て圧倒されると、より強く感じると思う(芝居の内容とも連関して)。
2017-09-13 09:13:17・失われ行く、日本のある情緒、世界観、などがなんとか保存され、蘇っているという「幻」に触れる貴重な機会。被災地とか、復興とか、再開発とか、ジェントリフィケーションとか、そういう文脈で理解されるべき「壊して、消滅させられる(られた)もの」に対する応接の固有の仕方。
2017-09-13 09:13:28個人的には、この辺りに惹かれているし、気になっている。芝居の後半戦5日は、今日より。ぜひお見逃し無く。多分、二度と見られないんじゃないかと。suizokukangekijou.com/information/
2017-09-13 09:14:3719時より寿町は水族館劇場で『Furusato2009』の上映です❗️ pic.twitter.com/vB9h5krUfo
2017-09-07 18:35:28横浜トリエンナーレ「ヨコハマプログラム」として水族館劇場が上演している「もうひとつの この丗のような夢 -寿町最終未完成版-」が素晴らしかった。表現のあり方を考えさせられる作品。 yokohama-sozokaiwai.jp/person/16352.h…
2017-09-08 10:35:04週末は、自宅の隣で演劇鑑賞。水族館劇場 @szkgekijou の『もうひとつの この丗のような夢 -寿町最終未完成版-』という演目。毎日、徐々に舞台が組まれていくのを見てたから、感慨深い。今日が初日なのか。 motion-gallery.net/projects/suizo… pic.twitter.com/OHoIqZp2kX
2017-09-01 10:18:45水族館劇場の横浜の公演、ひょっとするとこれまでで最大規模? 本公演だけではない企画もまだ建設中。以前の新宿では嵐の日に見たけど、身体レベルで自然を感じ、演劇と一体化し、神話的な迫力が出ていた。横浜は風が強く、いま台風が近づいていて、割とビリビリ来る感じです。お見逃しなく。
2017-09-01 13:16:32