烏賀陽(@hirougaya)さんの「新聞記者の心得とは」からの展開
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3.11クライシス報道を見ていて思い出したこと。新聞やテレビ(そしてその他)はもう「読者が何がわからないのか」がわからなくなっているのだ。だから読んでも読んでもわからない。そのうちに読者は「わらかない」と言うのにも疲れ、最後は自分が何がわからなかったのか忘れてしまう。
2011-03-23 16:30:35報道記者は「読者が何がわからないのか」を忘れないためには「自分たちが『ただの読者だったころ』『記者でなかったら』何が分からないか」を一生忘れてはいけない。
2011-03-23 16:34:35「報道記者は神様である必要はない。神様の言葉を聞いて、人間にわかる言葉に置き換えてわかりやすく伝えることができる神父や牧師であればいい」(入社したときに記者の先輩から聞いた言葉)
2011-03-23 16:45:30いずれにせよ、記者が語る相手は専門家(取材先)と読者であり、本来はそれだけで時間が使い果たされてしまう。身内の社内の同僚や上司など最後でいい。
2011-03-23 16:48:07朝日新聞3/23朝刊「原発の町 苦悩」はいい記事。原発推進派だった地元町長が、3.11以降どう感じているか。「だまされた」「不安と怒りの極限」など正直でいい。
2011-03-23 16:53:243/23 朝日朝刊「原発の町苦悩」 しかし「過去に恩恵」「苦悩」「安全を考え直す機会」とやけに「中和表現」多々。電源立地開発促進税の仕組みなど「なぜ彼らはだまされたのか」「なぜ原発が必要なのか」は記述が不足。行数が短すぎる。「なんでも載せます新聞」の病弊。
2011-03-23 16:54:59毎日新聞3/23 朝刊24面「20〜30kmの屋内退避圏 いっそ避難指示の方が」はいい記事。外出できないんだからゴーストタウン化。生活基盤が破壊されるのは待避指示区域と同じ。しかし避難先など確保されない。これは貴重な「もうひとつの視点」。
2011-03-23 16:58:053/23 毎日24面「いっそ避難指示のほうが」を読むと、アメリカが80km圏内待避勧告をしたというのは、こういう理由だったのかもしれないと思う。結局生活基盤が破壊されるのは同じなのに、待避と屋内避難と分ける意味がないのだ。
2011-03-23 16:59:27群馬県の知人と電話。ガソリンがない。どこにも行けない。ガソリンスタンド3つ回って全部閉店か行列。開いているところは80台くらい行列。車が足の地域にこれはひどい。都市部で電車が止まるのと同じだ。
2011-03-23 17:01:38