作家 中森明夫氏が思いついた「感情消費社会」とは?

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中森明夫☆新作小説「TRY48」 @a_i_jp

「感情消費社会」という言葉を思いついた。ラブ(愛)もヘイト(憎しみ)も感情であって、感情消費のツールとしてツイッター等、SNSがある。テレビのワイドショーから週刊誌のバッシング記事、好きな女・嫌いな女しかり。最大多数の人生の時間を感情消費に誘導するのが現在の社会ではないか?

2017-09-18 17:37:05
中森明夫☆新作小説「TRY48」 @a_i_jp

今の社会は感情こそが絶対であって、それを消費する装置としてツイッターやテレビのワイドショーや週刊誌報道がある。たとえば水原希子がツイッターで叩かれ、人種差別だと批判されると、いや彼女が個人的に「嫌い」なのだと言い張る。感情絶対主義がそこにあり、理屈が捏造され、内省がない。

2017-09-18 17:48:14
中森明夫☆新作小説「TRY48」 @a_i_jp

感情消費社会の恐ろしいのは、感情は説得できないということだ。説得しようとすれば、より反発を招く。たとえば山尾志桜里議員を多くの人は「嫌い」なのだ。不倫の説明責任を求め離党、いや議員辞職を迫る。が、橋下徹や細野豪志には不倫の説明責任を免責して許容する。

2017-09-18 18:00:36
中森明夫☆新作小説「TRY48」 @a_i_jp

結局、現在の日本には「好き・嫌い」の感情以上の絶対的基準がないんでしょうな。嫌いだけど認める、とか、好きだけどダメだ、みたいな。一神教じゃなく多神教社会だから…なんか山本七平みたいになってきたw

2017-09-18 18:21:48
中森明夫☆新作小説「TRY48」 @a_i_jp

「好きと決める」と題するエッセイを自殺した作家・鈴木いづみが書いていて、恐ろしい文章だった。自分は何が好きかわからず、ゆえにとりあえず「決める」のだと(決断主義)。感情消費社会の現在、「好き」がわからない大多数の一般大衆にマスコミが「好き」を決め、先導しているのではないか?

2017-09-18 18:39:21