芝村裕吏さんによる「執筆ノートの作り方」

2010/03/28
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芝村裕吏 @siva_yuri

しげまさんの勉強熱心には頭が下がる。おれもそうありたい。

2010-03-28 22:17:54
重馬 敬(しげま けい) シナリオ工房 月光 @shigema

.@siva_yuri  とんでもない! がんばれるツールをありがとうございました! 感謝いたします。 まだまだ若いもんにはまけんぞい! (笑)

2010-03-28 22:19:01
芝村裕吏 @siva_yuri

そういや、最近お話の作り方系の質問とかきてないな。

2010-03-28 22:19:40
芝村裕吏 @siva_yuri

@shigema いえいえ。私はあなたの行動パターンから分離、結晶化しただけでして。自分では何もしておりませぬ。

2010-03-28 22:20:38
重馬 敬(しげま けい) シナリオ工房 月光 @shigema

.@siva_yuri  基本、自分がどうして書けているのか、なにに基づいて創作しているのか理解していないので、コード化、ツール化できると、本当に助かります! 

2010-03-28 22:23:46
黒霧 @kuromu_mk

@siva_yuri 質問です。以前執筆ノートが作れるようになれば伸びるだろうと言われたのですが、良い執筆ノートというのはどういうものなのでしょうか。以前から最近いくつか試しているのですが、迷っていまして……

2010-03-28 22:24:14
芝村裕吏 @siva_yuri

執筆ノートの作り方かい?

2010-03-28 22:26:59
黒霧 @kuromu_mk

@siva_yuri はい。>執筆ノートの作り方 もしよければお聞かせください。

2010-03-28 22:27:49
芝村裕吏 @siva_yuri

じゃあ。教えようか。執筆ノートいうのは、作家としての素人とプロを分ける、一つの線だ。

2010-03-28 22:30:19
芝村裕吏 @siva_yuri

道具(ツール)としてみると、執筆ノートをとるのが、プロ、直書きするのが、素人。くらいの感じだ。(出典:ワイルド)

2010-03-28 22:31:54
芝村裕吏 @siva_yuri

もっとも、この定義はずいぶん昔、それも外国の話。今の時代の日本では、執筆ノート取ってるプロは割と少ない気もします。とはいえ、その有用性は先の言葉を引いてきた通り、大きな力になります。

2010-03-28 22:33:51
芝村裕吏 @siva_yuri

さて。では執筆ノートの作り方。 まずは、なんでノートかといいますと。 情報を集積し、これだけで基本いいようにする、一枚の紙だとなくしてしまう、ページをかえてリセットする。場合によっては前に戻る。 これらをやるせいです。

2010-03-28 22:38:12
芝村裕吏 @siva_yuri

本を書くとき、たびたび資料をめくるのは効率悪いですし、思考の流れも中断しますし、アイデアというものは、列挙されていると思いつくものなのです。例をあげてみましょう。

2010-03-28 22:40:20
芝村裕吏 @siva_yuri

TLを見て、小説のネタを探してくるより。 (同じ内容でも)以下の列挙のほうが、役立ちます。

2010-03-28 22:45:04
芝村裕吏 @siva_yuri

例:歴代プリキュア17人 : プリキュア映画、流石に変身シーンが長過ぎでしたが、最後のダンスは凄い出来でしたねー! :「ハートキャッチプリキュアのOPがアレだけ売れる理由はノリが良いんですね

2010-03-28 22:45:20
芝村裕吏 @siva_yuri

適当に、TL上から拾って集めてきただけですが、テーマにそってあつめていたほうが、いろいろ見えるものもあるものです。 この集積を、執筆ノートが行います。

2010-03-28 22:46:44
芝村裕吏 @siva_yuri

ということで、執筆ノートの具体的作り方から教えていきましょうか。 まず、表紙に日付、何の作品かを、書き入れます。 次に、1枚目に、創作動機。俺はこの辺が面白くて書きたいんだなことを、書きます。 これは何度も見返すことになるでしょう

2010-03-28 22:49:52
芝村裕吏 @siva_yuri

ぶれない作品を作るために、動機を何度も見る。 重要です。

2010-03-28 22:50:49
芝村裕吏 @siva_yuri

次に。B5で見開き10Pほど飛ばして、付箋をはります。これは旗(フラッグ)です。 情報集積がフラッグまできたら、イマジネーションの創出に入ります。 さらに見開き10Pほど飛ばして、また付箋をはります。 これもフラッグです。 これ以降は、作品の構想にあてます。

2010-03-28 22:53:54
黒霧 @kuromu_mk

@siva_yuri あ、なるほど。そうやるのですか。(前から情報収集と作品の構想のページが交互に来たりしてそこがちょっと悩ましかったです)

2010-03-28 22:56:40
芝村裕吏 @siva_yuri

同様に、次は悩み、最後の10Pは、伏線とその消化用です。つまり。 執筆ノートは、情報集積、イマジネーション、構想、悩み、伏線 で構成されるわけです。 ページ的にB5で見開き100ページ近く。厚いですね。でもまあ、最初はそんなにとらないで、30枚のノートでもいいですよ。

2010-03-28 22:56:53
芝村裕吏 @siva_yuri

イマジネーションというのは、情報集積が終わった後、情報集積内容をみながら思いついたことを書いていく部分です。 で、この作業以降は、基本的に情報集めには手をださないほうがいいでしょう。 つまりこうです。ここからは、風呂敷をたたむ作業だと。

2010-03-28 22:59:02
芝村裕吏 @siva_yuri

次。イマジネーションが大体半分までいったら、次の構想にうつります。 ここではイマジネーションを並べて、説明部分をつくって、作品構成を評価して、評価が悪いなら作り直す、いわばあーでもないこーでもないを行います。

2010-03-28 23:00:47
芝村裕吏 @siva_yuri

悩みのページでは、思いついた作品上の悩みを、書いておきます。 対処したら、対処内容も書いて、男らしく朱線を引いて消します。消しゴムで消したらだめよ。 悩みが解決できない、払しょくできないなら、相談しましょう。

2010-03-28 23:02:32
芝村裕吏 @siva_yuri

そして重要なのが、伏線です。構想において後のほうにきめたことを、序盤でさりげなく予告するためにどうするかを、ここでは書いていきます。

2010-03-28 23:04:19