日本の美しい蛾300(17/10/20現在65種)
- kawakita_moth
- 42553
- 77
- 2
- 68
39.アオスジアオリンガ(春型) 緑地にピンクである。桜が葉桜になる頃出現するこの蛾、季節を前翅に閉じ込めてしまった。人智など及ばぬ美があることをこの蛾の前翅は語っている。 pic.twitter.com/EmarmvDpMv
2017-10-01 21:31:5740.セダカシャチホコ とんがり帽子の可愛いヤツである。実はその辺のちょっとした林にもいる普通種なのだが、誰に注目されるわけでもなく街の片隅で暮らしている。 pic.twitter.com/ctWyRCwIUT
2017-10-01 21:45:2841.ギンモンシマメイガ 幼虫は昆虫界最強の要塞、スズメバチの巣をエサとして育つという変わったライフスタイルを持つ。成虫は煉瓦のような風合いを持った翅をもち、非常に美しい。 pic.twitter.com/Z7AjdA6QTB
2017-10-02 02:58:2642.カレハガ その名の通り素晴らしい枯葉擬態をした蛾。枯葉擬態のくせに枯葉が少ない時期に発生したり、写真のように適当に止まっていたりして擬態に傲りが見える。それほど自信があるのだろう。 この蛾の擬態の凄い所は、どの角度から見ても枯葉だということだ。 pic.twitter.com/1k0E69FeKz
2017-10-02 03:35:0143.ビロードナミシャク 天鵞絨の和名が相応しい、しっとりと艶のある黒がたまらない。 見れば見るほどその美しさに惹きこまれる。いつまでも見ていたくなる不思議な蛾だ。端的に言えばエロい。 キングオブエロナミシャクの称号を与えることに異議があるものはご起立いただきたい。 pic.twitter.com/72YsL136b1
2017-10-03 12:10:5244.オオトモエ トモエガの最高傑作と思っている、美麗な大型種。その巴紋と目が合ったときの優美な佇まいに僕の心は完全に奪われた。南方系種のようで、北関東ではあまり見ることがない。 pic.twitter.com/OpnTdHtsER
2017-10-04 23:50:2145.ヒメカレハ 可愛い種が多いカレハガ科の中でも、殊更に可愛いのはこのヒメカレハである。擬死してコロンと転がる姿はもう母性本能が男なのに芽生えてしまう。認知度は低いが、萌え蛾の中でも上位に食い込む可能性を持った種である。 pic.twitter.com/em59zJLkYC
2017-10-05 00:29:4446.フトオビホソバスズメ 切れ味良さそうな前翅が魅力的なスズメガ。迂闊に触ろうものなら手がスパっと切れてしまいそうだ。その洗練されたフォルムは蛾界一の飛行スピードを誇りそうな風貌である。’(実際は知りませんw) 初夏の街灯下でバタバタしてるのを良く見かける。 pic.twitter.com/nXV2CrUOVT
2017-10-05 01:21:1147.ミヤマゴマキリガ カラマツに依存する美しいキリガ。この蛾を見るころになると春蛾の季節が終わりに近いことを実感する。地域変異が多く、富士山や浅間山などの火山近くではかなり黒っぽい個体群が存在する。 pic.twitter.com/eC7p9dEWJD
2017-10-05 01:47:2948.チャバネフユエダシャク(メス) メスの翅が退化したフユシャクガの仲間。 このチャバネフユのメスはホルスタインの愛称で呼ばれる山地でも平地でも見られる普通種。およそ蛾とは思えないその姿、この仲間にハマるとオフシーズンがなくなるので要注意だ。 pic.twitter.com/kABqjgdWaD
2017-10-05 21:38:2749.マルモンシロガ 白地に大きな日の丸が印象的。界隈では日本兵の異名で呼ばれているとかいないとか?見たら忘れないその姿はゼロ戦を髣髴とさせるが、何も攻撃してこないのでご安心を。幼虫時代はオニグルミを食べて育つ普通種である。 pic.twitter.com/NTyKfzHR5O
2017-10-05 22:00:1350.エゾヨツメ 蒼い瞳のエリス、と言ったら歳がバレるな… 春の三大蛾の一角。この蒼は頭の方から光を当てないと蒼く見えない。 褐色の肌に蒼い瞳を宿したなんともオリエンタルな風貌だ。 pic.twitter.com/5TNUYYVKLM
2017-10-05 22:13:1651.ジョウザンヒトリ 定山渓が和名の由来なのかなやっぱり 関東近辺では標高を上げないと見られない。たまーに大量発生してるとこに出くわすことがあるが、見つけるとテンションの上がる蛾。 pic.twitter.com/BXjvygNeDP
2017-10-05 22:47:5752.イブキスズメ 和名は伊吹山かららしいけどまだいるのかな。ヤナギランやマツムシソウなどを食べて育つ高原の蛾。その美しい姿の虜になると毎年のように会いに行ってしまう。アザミやアヤメで吸蜜してるのを見ることが多い。 pic.twitter.com/8XSFsNJgAA
2017-10-05 22:58:5653.ノンネマイマイ ノンネは修道女の意。白地に施された流れるような黒いストライプは清廉潔白な印象を与える。触角がウサギの耳のように発達しており顔面偏差値も高い。何をかくそう、僕が蛾の顔の撮影をするきっかけになったのはこのノンネマイマイなのだ。 pic.twitter.com/VyTbWmg2R1
2017-10-05 23:16:10あー ノンネの顔はこっちのほうがベストショットだったなぁ pic.twitter.com/67bD44Dx0L
2017-10-19 23:17:5254.ヒメキシタヒトリ 高原の妖精。昼行性である。黒地に白で描かれた模様は無駄を排した清廉さを感じることだろう。冷涼な高原に舞う清廉な蛾はやはり妖精と呼ぶにふさわしい。 pic.twitter.com/69MMXtGQ3u
2017-10-05 23:53:2955.シロモンクロノメイガ 高原で見られるノメイガ。イワトビペンギンのような黒地に白、そして頭部から伸びる黄色いラインがとてもお洒落。僕は応援してるぞ… pic.twitter.com/7yUJgqYFfT
2017-10-06 00:11:4156.アカシャチホコ オレンジと白のグラデーションに白い点をあしらったオシャレな蛾。マンサクに依存するためなのか遭遇率は低い。この日はほとんど何も採れなかったけどコレを最後に採れたので良い日になったのだ。 pic.twitter.com/VsA6jyGP49
2017-10-06 00:41:2857.イボタガ 春の三大蛾の一角。説明不要の豪華絢爛な翅だが、光の多い都市部で見ることは難しい。しかし多少の足労をしてでも会っておきたいと思わせる、春には不可欠の名優である。 pic.twitter.com/9GGq5HQQ7B
2017-10-07 23:22:0858.タデキリガ 以前はタデコヤガという和名であったが、改称された。 黒地に太く白い筋が走るのが特徴的。以前は気にも止めなかったのだが、新鮮な個体を撮影できたときにガラリと印象が変わった。 宇宙の一部を切り取ったようなそのデザインに今まで気がつかなかったのは不覚であった。 pic.twitter.com/9tqlbMXVIz
2017-10-08 17:10:3659.マダラエグリバ エグリバ界の美麗種。エグリバといえば木の葉のような擬態が思い浮かぶが、このマダラエグリバはキンキラキンなのである。諸所に入る青いラインもエグリバらしからぬ様相である。 pic.twitter.com/78tsWnyYQc
2017-10-08 17:25:4160.ヘリスジシャチホコ 生木がむき出しになった枝への擬態という活躍場所が局限されそうな風貌をしている。頻繁に出会う種ではないように思う。だからだろうか、出逢えた時はどうしても手を出してしまう種のひとつである。 pic.twitter.com/uOPWTE4eDr
2017-10-08 17:31:4961.ムラサキシャチホコ 日本蛾界の擬態王としてその名を馳せる有名な蛾。 鱗粉で描かれた枯葉の絵は一説によると藝大合格レベルだとかw トリックアートを人類より先に完成させた生き物である。 弱点としては見る角度を変えるとただの蛾になる点である。 pic.twitter.com/prb1oJi78h
2017-10-14 17:21:5262.リンゴドクガ 可愛いことで有名になってしまったリンゴドクガ。 たぶんこの可愛さを世に広めてしまったのは僕ではないだろうか… モフモフ具合も然ることながら、この触角の色と形が絶妙に心をくすぐってるのだと思う。 全体を見るとフッツーの蛾だ。 pic.twitter.com/3rqkHOinlD
2017-10-14 17:33:45