東京本染ジオラマ

@kahu2017さん作成の「本染」工程を再現するジオラマ
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山本 高樹/昭和ジオラマ作家 @kahu2017

「東京本染ジオラマ 1」 立石にある「新たな手拭い文化の創造」を目的とする「東京和晒創造館」にジオラマを発注されました。伝統的な「本染」の工程を説明するジオラマです。まずは説明を受けた後に資料や映像を参考にイメージデザインを描きます。技法的な間違えの無いように考証します。 pic.twitter.com/WjQA2riznz

2017-10-27 18:18:58
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山本 高樹/昭和ジオラマ作家 @kahu2017

「東京本染ジオラマ 2」 今回のジオラマは、職人さんの「本染」の作業工程を見せるというのがテーマです。作業台の高さと人形のポーズや小物類の持たせ方など気を使うところであります。作業の内容の意味や特殊な道具の使い方など、説明を聞いて理解しながら作ります。 pic.twitter.com/4fV2mP7BWz

2017-10-27 18:19:37
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山本 高樹/昭和ジオラマ作家 @kahu2017

「東京本染ジオラマ 3」 延ばした生地の上に型紙を貼った木枠を置き専用へらで型付糊を付けていく工程を「板場」といいます。定着した糊の部分には染料が染み込まないという訳です。この糊を均等の厚さに塗布するというあたりが職人芸です。知ったふうに言ってますが、やった事はありません。 pic.twitter.com/quqPfl6HV2

2017-10-28 18:54:31
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山本 高樹/昭和ジオラマ作家 @kahu2017

「東京本染ジオラマ 4」 型付けした後に木枠をはね上げ、反物状になっている生地を折り返し、再び型を下ろして糊付けします。これを繰り返し行います。手拭いの場合は20〜40枚分の作業になります。といった工程をわかりやすくジオラマ化する訳です。資料を見ながらなるほどねーと作ります。 pic.twitter.com/UZpnm6gXx1

2017-10-28 19:27:35
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山本 高樹/昭和ジオラマ作家 @kahu2017

「東京本染ジオラマ 5」 染色の工程を「紺屋(こうや)」と呼びます。型付けの終わった布をコンプレッサーの付いた注染台に置きます。堤防の役目の金属製の枠の中に薬缶で染料を注ぎます。染液が布に吸われたところでコンプレッサーで吸引します。裏返して同じ作業を繰り返します。 pic.twitter.com/ShAMuvECHt

2017-10-29 14:26:42
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山本 高樹/昭和ジオラマ作家 @kahu2017

「東京本染ジオラマ 6」 部分的に2色以上の染料を同時に染め分ける技法を「差し分け染め」といいます。色付けする部分を糊で土手を作り染料が混ざらないようにするのです。注染独特の技法です。大小の薬缶や染料の入ったタンクなどを作って、作業場に並べていくと雰囲気が増しますね。 pic.twitter.com/TCUYUmLF2v

2017-10-29 14:26:48
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山本 高樹/昭和ジオラマ作家 @kahu2017

「東京本染ジオラマ 7」 素材のままの模型に着色を施し、ようやく仕上がった「板場 ジオラマ」です。会社員時代には博物館の展示仕事などもしていた事があったので、こういう専門的な考証に基づいたジオラマ作りも久しぶりでした。知らない世界を探りながら作っていくのも楽しいものです。 pic.twitter.com/z68SleK37X

2017-10-30 18:27:38
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山本 高樹/昭和ジオラマ作家 @kahu2017

「東京本染ジオラマ 8」 「紺屋」のジオラマも小物類の充実した賑やかな感じに仕上がりました。染料で派手に汚れた床など大胆に表現しました。職人は作品の仕上がりの美しさだけを考えていれば良いのです。ぼくの仕事場も当然とっ散らかっておりますがそれでいいのです(笑) おしまい。 pic.twitter.com/bhzJIFH6SO

2017-10-30 18:39:20
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