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幼児教育が大事と言うけれど…経済学者ヘックマンの問題意識

先の衆院選での公約として教育無償化が掲げられる中で、幼児教育の重要性という話が閣僚の中からも聞こえてくるようになりました。また、幼児教育が犯罪の減少や将来の所得増にもつながるという研究が注目され、一般向けの書籍や記事でも紹介されています。非認知スキルという言葉も、保護者向けの教育雑誌や記事で頻繁にキーワードとして登場します。 しかし、この就学前教育に関する研究報告を行ったヘックマン(ノーベル経済学賞の受賞者)の問題意識は、日本での紹介のされ方とは少し違うようで… 教育経済学がご専門の畠山勝太さんのツイートをまとめました。
幼児教育 格差 経済学 就学前教育 社会問題 貧困
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畠山勝太/サルタック @ShotaHatakeyama
選挙前にこういう記事出せよと思うけど、偶然、今日の授業は記事中の幼児教育についての国際的な研究報告者であるヘックマンだったので以下まとめ(続) >教育無償化:誰のため?財政圧迫 低所得層恩恵薄く mainichi.jp/articles/20171…
幼児教育の経済学

ジェームズ・J・ヘックマン

畠山勝太/サルタック @ShotaHatakeyama
ヘックマンの就学前教育と非認知スキルは有名になった話だけど、①育児的に不利な背景を持つ層に、②良質な就学前教育&ケアを、③出来るだけ早く提供する、のが条件だけど、伝言ゲームの中で主題が独り歩きして3つの条件は忘れ去られた感がある(続)
畠山勝太/サルタック @ShotaHatakeyama
ヘックマンの問題意識は、アメリカで黒人・低学歴層を中心にひとり親家庭が急増からの育児の質の低下という点にあるんだけど、日本も離婚率上昇&シングルマザーの高い貧困率と低い教育水準と図式は近いのに、見事にこれが抜け落ちて日本に輸入された(続)
畠山勝太/サルタック @ShotaHatakeyama
ヘックマンのもう一つの問題意識は、小学校に入学する時点で既に、貧困層と富裕層の子供の間に学力格差があり、これが学校教育を通じて縮小しないという公平性にもあったんだけど、このひとり親家庭を中心とする育児の質と公平性の話も抜け落ちて日本に伝導した(続)
畠山勝太/サルタック @ShotaHatakeyama
あと、幼児教育以上に、育児的に不利な状況になりそうな親の妊娠中のケアが重視されなければならない点も、日本には抜け落ちて伝わった。本来議論は産婦人科と行政の連携強化や、若い夫婦を離婚届提出時に捕まえて手厚いケアのパッケージを押し付ける、位の方向に行くべきだったんだけどね(続)
畠山勝太/サルタック @ShotaHatakeyama
ヘックマンの論文は難しいのが多くて今週は課題に虐殺されたけど(苦笑)、この論文なら短いし数式もないので、多くの人が読めるはず。就学前教育が大事だという人は、この論文でいいので目を通して、文脈を確認しよう。 jstor.org/stable/3846426
畠山勝太/サルタック @ShotaHatakeyama
そういえば、フィンランドの教育システムも、社会資本&省庁間連携&教職の高い威信度&ソ連崩壊・大不況・EU加盟、といった前提条件があったにもかかわらず、それを切り離して一部分だけが輸入されたりしたし、とかく伝言ゲームはミスが多く、輸入者の邪な意図も入りやすい。…、あ!
畠山勝太/サルタック @ShotaHatakeyama
ちなみに、先生曰くアメリカでは高卒の親の子供の2/3はひとり親家庭で生活しており、両親が一緒にいるのはミドルクラスの象徴らしい。ユーガットメールでジョーフォックスがアメリカンファミリーと言っていたのは、今では貧困層の特徴らしい。 twitter.com/ShotaHatakeyam…

コメント

みほ @kmii333 2017年11月1日
まとめを更新しました。
みほ @kmii333 2017年11月1日
ちょっとタイトルを変更。
ヘルヴォルト @hervort 2017年11月1日
弱者を助ける術は強者がやっても強いというよくある図式だよね
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