僕と黒猫と彼のハートフル共同生活・４

サトリ💚💜🌻 @satori_hdk_fmkg

この三日間が最高すぎてやる気を失くしたスザク君が「もう帰りたいルルーシュと遊びたいルルーシュといちゃいちゃしたい…」と二人きりになるたびに言うから、いつもなら馬鹿かと一蹴するんだけど、誕生日翌日ってことで大目に見るかと思い、俺もスザクに甘いなと苦笑いするルルーシュ君

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「帰ったらお前の好きなハンバーグを作ってやる」 「デミグラスソースの？」 「ベッドで俺と一緒に遊ぶのも許可する」 「ぴょんぴょんしていいの？」 「いちゃいちゃ……は程度による」 「じゃあセッ」 そこでスザク君を殴るルルーシュ君

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じゃあどこまでならいいの？どこまでならしていい？どこまでなら許してくれる？と泣き付くスザク君に、本当に俺はスザクに甘いなと自分自身に呆れながら「キスまでなら許す」と呟いたルルーシュ君に、ぱぁあああと顔を輝かせるスザク君。だから甘やかしたくなるんだよなと思わず笑っちゃうルルーシュ君

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目の前のルルーシュ君をぼんやり見つめながら朝ご飯を食べていたら「そっか、僕の誕生日が来たから今の僕はルルーシュのいっこ上なんだ……つまり僕が年上……」と思い、年上って響きイイ！！！！！！と朝から悶えるスザク君

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「変な顔してどうした」 「な、なんでもない！」 「そうか？」 「あ、あのさ……一個お願いしていい？誕生日プレゼントの追加で」 「珍しいな、お前がそんなこと言うなんて。なんだ？」 「僕のこと、スザクさんって呼んで？」 「はあ？」 「呼んで？」 「え…」 戸惑いを隠せないルルーシュ君

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いきなり「スザクさんって呼んで」と頼まれ、こいつとうとう変な趣味に目覚めたのか？と訝ったルルーシュ君だけど、だってルルーシュの誕生日までは僕のほうが一歳年上だから！ねっ、お願い！と言われ、そうかスザクは俺より年上なのか……と一瞬ほわんとなり、ハッとしてぶんぶん首を振るルルーシュ君

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「ねー僕のことスザクさんって呼んでよーねぇー」としつこく言われ続け、うるっさい！とあしらっていたルルーシュ君が会社でスザク君に仕事を頼んだとき、ちょっと躊躇ったあとに「お願いします、スザクさん」って耳元でそっと囁くから、ルルルルルルルーシュ…！！と動揺しまくり注目されるスザク君

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「ちょっと！反則だよ！」 「仕事は頼んだからな。頑張れよ」 「もちろん頑張るけど」 「ちなみに今日中だからな」 「えっ」 「終わらなかったら残業しろよ」 「えっ」 「なんなら朝帰りしてもいいぞ。そのほうが俺も助かる」 「絶対、今日のうちに帰るから！覚悟しておいてよ！」 「ばぁか」

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枢木さんとランペルージさんは一体なんの話をしているのかなと思いつつ、あまり深くは考えないようにしている周囲

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スザクさんなんて恥ずかしくて言えるか！と思っていたルルーシュ君だけど、呼んでみたら本当にスザク君が年上のように感じられ、スザクが年上だったら普段と違って素直に甘えられそうだから案外悪くないかも…とこっそり思い、表面上は嫌々を装いながらわざとスザクさん呼びを続けてみせるルルーシュ君

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残業を終えて帰ってきたら、スリッパをパタパタさせながらルルにゃんと一緒にお出迎えしてくれたルルーシュ君が「おかえりなさい、スザクさん」とわざとらしいくらいにっこりと笑い、しかもその格好が部屋着にエプロンで、あまりの可愛さにその場で崩れそうになるスザク君

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「ついでにあれも聞いてくれない？」 「あれって？」 「ご飯にする？お風呂にする？ってやつ」 「ご飯とお風呂どっちを先にしますか？スザクさん」 「ルルーシュを先に食べたいかな」 「馬鹿言ってないでさっさと夕飯にするぞ」 「最後までちゃんと付き合って！？」

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今日一日、ルルーシュ君がスザク君のことを「スザクさん」と呼ぶ遊びが流行り、なんだかいつもと違うご主人様たちに不思議そうな顔で首を傾げているルルにゃん

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「おはよう、ルルーシュ」 「おはようございます、スザクさん。朝ご飯はパンとご飯どっちにしますか？」 「今日はご飯の気分かな〜。鮭食べよう、鮭」 「じゃあ用意しますね」 「あ、その前に朝のちゅーしてくれない？」 「馬鹿言ってないでさっさと洗濯してこい」 「いきなり戻るのやめて…」

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スザク君をジト目で見たあと、「よろしくお願いします、スザクさん」と全開の笑顔でルルーシュ君が言ってくるから、これ完全に手玉に取られてる…でもスザクさん呼びイイからいいか…と洗濯に向かうスザク君。そんな二人を、にゃ…？？？と訝しげに見るルルにゃん

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「これは単なる遊びだから大丈夫だぞ。俺が年下の気分でスザクをいいように使っているだけだし、スザクさんって呼ぶだけでスザクを使いたい放題だから便利なんだぞ」 にゃーん 「ルルーシュに変なこと教えないで。ルルーシュも納得しないで」

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昨夜、盛り上がっている最中にルルーシュ君が「スザク」って呼んだら、スザク君が「違うだろ？名前ちゃんと呼んでくれなきゃ」と年上っぽく言うから、こんなときまで…！このバカ！といたたまれなさと恥ずかしさを感じながらも「スザク…さん、お願い」と口にしたらスザク君のスザク君が暴走する事態に

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終わったあとに、お前は俺を殺す気か！！と息も絶え絶えに文句を言われたので、申し訳ございませんとベッドの上で土下座するスザク君。 「でもさ、スザクさんもっとしてお願い、って言われたら止まれるわけないじゃん」 「再現するな！」 「ルルーシュも案外ノリノリだったよね？」 「うるさい！」

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「耳元でスザクさんって呼ばれたら無理に決まってるよ」 「お前が呼べと言ったんだろ」 「ルルーシュだってめちゃくちゃ感じてたくせに」 「うるさい！！！もう寝る！！！」 悦かったとは口が裂けても言えないルルーシュ君

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昨夜のあれやこれやの影響でルルーシュ君が眠そうだったから、少し休んでなよとソファに移動させたらいつの間にかうとうとしてて、「ルルーシュ、お風呂入って今日は早く寝よう？」と肩を揺らしたら、寝惚けたルルーシュ君が抱きついてきて「スザクさん…」って甘えた声で言うからスザク君がやばい

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そのあとハッとして「い、今の違う！俺じゃない！お前は何も聞いてない！年上ごっこはもう終わりだ！」と慌てて弁解するルルーシュ君に、「えっと……明日も休みだよね、だからごめん」と謝ってルルーシュ君をひょいと抱えるスザク君。 「休みだからなんなんだ！」 「昼まで寝ていられるね」

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精も根も尽き果てて、今日は一日中起きられないかもしれないと思いながら意識を失うように眠ったのに意外にも朝早く目を覚ましてしまい、体がぎしぎしする…スザクのやつめ…と舌打ちすれば、隣でスザク君が幸せそうな寝顔ですやすや寝ているから、能天気そうでムカつくと鼻をつまんでやるルルーシュ君

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いつまでも寝ているのがムカつくと、鼻と口を塞いでしばらくそのままでいると、だんだん苦しそうな顔になり、やがて我慢できなくなって飛び起きるスザク君。 「死ぬかと思った…」 「鼻と口を塞いでいたからな」 「僕を殺そうとするのやめて！？」 「ふん。俺はお前のせいで死にかけたんだぞ」

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「君の場合、最中の死ぬはイイって意味かと思うんだけど」 「だから再現するな」 「だったら、これ以上されたら死ぬって言いながら僕に抱きついてくるのやめて」 「うるさい」 「言ってることとやってることがあべこべでルルーシュほんと可愛いよね」 「殴っていいか」

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散々からかったあとに、「でも二日続けてしちゃったのはごめん。君の体力を考えなかったわけじゃないけど可愛すぎて我慢できなかったんだ。今日の家事は僕が全部やるからルルーシュはゆっくりしてて」と額にキスして寝室を出て行くから、スザクのくせに年上ぶって……と赤くなりながら呟くルルーシュ君