僕と黒猫と彼のハートフル共同生活・４

サトリ💚💜🌻 @satori_hdk_fmkg

「お前、本当に猫好きだな」 「だって可愛いから。それに、そのとき傘を貸したからルルーシュとさらに仲良くなれたわけだし、君とこうして一緒に帰れるわけだし」 「じゃあ俺も俺に感謝しないといけないな」 「そうだよ、僕達の恋のキューピットなんだから」 猫のな、とくすくす笑うルルーシュ君

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今週も雨だ…ルルーシュとデートしたかったのに…としょんぼりするスザク君に、だったら家の中で一緒に過ごせばいいだろと素っ気なく言ってルルにゃんを押し付けたルルーシュ君。すぐキッチンに行ってしまった背中に、今のって家デートのお誘いかな？とルルにゃんに問いかけたら、にゃーんと返ってくる

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「今日は僕が初めてルルーシュを連れてきた日なんだよ！ルルーシュがうちの子になった記念日なんだよ！」とはしゃぐスザク君に、素っ気ない返事をしながらも食後に記念日のケーキをちゃんと用意してくれていたルルーシュ君。 「これって…！」 「お前があんまりうるさいからな」 にゃーん 「な？」

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ベランダからの雨と風の音にビクッとなったルルにゃんがスザク君に飛び付いてひしと掴まってにゃーにゃーと甘えたな声で鳴くから、家の中にいれば大丈夫だよ～怖くないよ～とルルにゃんをあやすスザク君の顔がでれでれで、ルルーシュ君から「顔が気持ち悪い」と一言

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「ルルーシュが初めてうちに来た記念日をやったから、ルルーシュも初めて僕のうちに来た記念やる？ほかにも初めて出会った記念とか初めて告白した記念とか初めてキスした記念とか初めてえっちした」 「何もしなくていい」

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「ルルーシュの髪ってさらさらだよね～ほんとさらさらだよね～気持ちいい～」とルルーシュ君の髪を触りまくっていたスザク君が、その後ルルにゃんを触りながら「ルルーシュの毛ってもふもふだよね～ほんともふもふだよね～気持ちいい～」と言っていたので、俺は猫と一緒かとジト目になるルルーシュ君

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だいぶ寒くなってきたので毛足の長いラグを出したらもふもふが気持ち良くてルルーシュ君がついもふもふしていると、そこへトコトコやって来たルルにゃんが前足でラグをもふもふし始めて、そんな一人と一匹に「何これ可愛い…！！！」と廊下の向こうでおもむろにカメラを取り出すスザク君

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スーツから部屋着に着替えている最中にルルーシュ君が寝室に入ってきて、「あっ」となったあと「わざとじゃないんだ、すまない！！」と慌てて出て行くから、なんで今さら照れるの？？？と首を傾げるスザク君

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実は今朝、スザク君が珍しく背中を向けて寝ていて、この位置からスザクを見るのは久しぶりだな…とぼんやり眺めたあとに掛け布団を直そうとしたとき、ふと目に入った首筋に引き寄せられるように唇を寄せて軽くキスマークを付けてしまい、それを思い出して動揺したルルーシュ君なのでした

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その後もルルーシュ君がスザク君の首の辺りをちらちら見てくるから、どうしたんだろ？何か付いてるのかな？と気になって鏡で自分の首の後ろを見てみようとしたら、「あーー！す、スザク、俺が遊びたがってるぞ！ほら猫じゃらし！」と不自然に妨害してくるので、これ絶対に何かあると確信するスザク君

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お風呂に入ったときに首を確かめてみると虫刺されのような跡があり、あれ？まだ蚊がいたっけ？と不思議に思ったあと、あ…まさかこれルルーシュが…と気付いてめちゃくちゃ照れくさくなるスザク君。何も聞かない代わりに、お風呂上がりにルルーシュ君を後ろからぎゅっと抱き締めて同じ場所にキスマーク

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「な、何するんだ！」 「んー、キスマーク付けたかったから」 「お前まさか……」 「なぁに？」 「…っ、なんでもない」 ぷいと顔を逸らしたルルーシュ君の横顔がすっかり真っ赤だから、ああやっぱり可愛いなぁ僕って最高に幸せ者だなぁと顔がゆるゆる緩みっぱなしのスザク君

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昨日のキスマークの跡がもう消えかかってるな～と鏡で首の後ろを見ながら残念がっているスザク君と、そんなスザク君に気付いて、あの馬鹿なんでまだ見てるんだもう消えかかってるんだから思い出すなそんなにまじまじ見るんじゃない馬鹿…！！！と心の中で喚くルルーシュ君

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ソファで本を読んでいるルルーシュ君の隣に座っておもむろにシャツの後ろをくいっと引っ張ってきたスザク君に、いきなり何するんだ！？とぎょっとしていたら「ルルーシュのキスマークもだいぶ消えてるねー。もう一回つけていい？」と聞いてくるから、ダメだ！と咄嗟に答えたらにっこり笑顔が返ってくる

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なんとなく嫌な予感がして思わず体をずらせばスザク君も追いかけてきて、 「なんで逃げるの？」 「お前が近付くからだ」 「いつもこのくらいの距離じゃん」 「今日は顔が怖い」 「そうかな？」 「そうだ」 と言い合ってるうちに端まで追い込まれ、気付けばスザク君を見上げていたルルーシュ君

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「まあいいや。キスマークはつけないでおくから代わりにキスするね」 「代わりにって…！」 スザク君の顔が迫ってきて思わずぎゅっと目を瞑ったら、ちゅっと可愛い音を立ててキスされて、今度は恐る恐る目を開けるとスザク君が優しく笑っていたから「……もう好きにしろ」とぼそぼそ言うルルーシュ君

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昨日のあんなことやこんなことのせいでまだ腰が痛いし体もダルいし…と起きたあともルルーシュ君がベッドでごろごろしていたら、大丈夫？とスザク君が腰の辺りをさすってきて、それが気持ち良いから目を閉じてリラックスしていると無意識に「アッ…」と声を漏らしてしまい、お互いちょっと照れる

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スザク君が着替えている間、すでに着替え終わったルルーシュ君がソファで資料を読んでいると隣にルルにゃんがぴょんと乗ってきたから、小さな頭を撫でつつ続きを読んでいたら、 「あー！ルルーシュいいなー！」 「それはどっちの俺だ」 「どっちも。ルルーシュを撫でて、ルルーシュに撫でられたい」

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「ばぁか。何言ってるんだか。ほら、ここに座って好きなだけ撫でればいいだろ」 「じゃあどっちのルルーシュも撫でていい？」 「それ楽しいのか？」 「楽しいよ？」 「……まだ時間はあるし、好きにすればいいだろ」 「ルルーシュに好きにしろって言われたらえっちな意味に聞こえるね」 「馬鹿」

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スザク君がお風呂から上がったらルルーシュ君がソファですやすや眠っていて、疲れてたのかなぁベッドで寝てて良かったのになぁ、と思いながら柔らかいほっぺたをふにふに触ったあと、お姫様抱っこで寝室まで運ぼうとするとルルーシュ君が甘えるようにスザク君の体に頬を押し付けてきたから至福

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そうやってルルーシュ君を運んでいたら、ルルにゃんがやって来てにゃーんと鳴いてスザク君の足元にまとわりついてくるから、「ルルーシュも一緒に寝よっか。おいで？」とスザク君が呼ぶと、またにゃーんと鳴いてとてとてついて来るルルにゃん

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ルルーシュ君をベッドに下ろそうとしたら首にしがみつかれ、起きちゃった？と聞けばルルーシュ君の目が開いて「すざく……」と舌足らずに呼んだあとすぐにまた目を閉じてさらにぎゅっとしてくるから、これ完全に寝ぼけてるな〜〜最高だな〜〜と幸せを噛み締めながら一緒にベッドに潜り込むスザク君

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買い物に行っていたスザク君が「ルルーシュおみやげ〜」と言いながらリビングに入ったら、ルルーシュ君とルルにゃんが同時に振り返り、どっちへのおみやげだ？という顔をしていたから、あ…ごめんルルーシュ（黒猫）のほうはないんだ…と言ったらぷいとそっぽを向いてルルーシュ君の膝に乗るルルにゃん

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そうしてスザク君のほうは絶対見ようとしないから、「ルルーシュのおやつ買ってくるから待ってて！！！」と再びダッシュで出て行くスザク君。 「お前も大人げないなぁ」 にゃーん 「はいはい、スザクが帰ってくるまで待っていような」

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昨日はスザク君がおみやげにプリンを買ってきて、今日はルルーシュ君がお昼にデザートでプリンを作って、「お店のも美味しかったけど、僕はやっぱりルルーシュのプリンが世界で一番好きだな〜」と言うスザク君に、それじゃあお店の人に失礼だろと笑いつつ内心嬉しいルルーシュ君