何か被害を被った時に加害者の都合を正当化して自分の被害をなかったことにする必要はないという話

一連のツイートをまとめました。
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田房永子_『喫茶 行動と人格』『昭和ママと令和キッズ』連載中 @tabusa

清水アキラの「保釈させない」会見が気になりすぎて書いた。 親子の絆 とかを大切に思う価値観の人にとっては、嫌なコラムだと思う。 (ていうかそういう人にとっては私の書くもの全部嫌だと思うけど…笑) モノマネタレントの息子に思いを馳せる lovepiececlub.com/lovecafe/mejir…

2017-11-08 21:56:47
みよ💚💜ゆる月鯉 東5:な4 @345nofukushuu

@tabusa 祖父の前で父は自分のいる場所を探すみたいなところが凄くストンときました。実家では皆に好かれる祖父がいて、その長男の父はすぐキレる、ゲンコツくれる(子供は女のみですが)偏屈で、あの祖父からなんでこの父がと思ってましたが、父は一生懸命自分の居所を探してたんですね。そりゃ辛いわ。

2017-11-09 11:52:23
田房永子_『喫茶 行動と人格』『昭和ママと令和キッズ』連載中 @tabusa

そういう見方もできるかも。お祖父さんの意識は常に周り(長男以外)に向いていたから、「いい人」と思われるのは当たり前だった、みたいな。 例(有料になってて読めない人もいるかも…)→cakes.mu/posts/18153 周りは分からないから、長男だけが「突然変異」扱いされ本人は更につらくなるループ twitter.com/345nofukushuu/…

2017-11-09 12:05:34
リンク cakes(ケイクス) 子の愛し方にもA面とB面がある(前編) | お母さんみたいな母親にはなりたくないのに | 田房永子 | cakes(ケイクス) 幼い頃からの毒母トラウマにずっと悩んできたエイコさん。必死の覚悟で実母と決別して、今度は自分が「母」になることに。前回、娘を連れて実家に行ってみたものの、限界を感じて飛び出して帰ってきたエイコさん。お母さんに会いたかったんだから仕方ない、でも……。田房さんの育児サバイバル・コミックエッセイ、今回は前編です。 1 user 165
田房永子_『喫茶 行動と人格』『昭和ママと令和キッズ』連載中 @tabusa

でも、でもでも!すごく大事なのは、そういう「自分に嫌なことしてきた人の事情」をなんとなく想像できたとしても、自分がされた嫌なことをないことにしなくていい、ってことだと私は思う。「あの人も大変だった」。でも、それはこっちには関係ないんだよ。あの人が処理すべきあの人の問題なんだよね。

2017-11-09 12:11:59
まくねがお @makunegao

twitter.com/tabusa/status/… まさしく、ホットポイントは、ここです。自分にかつてあった「辛いこと」を、「なかったこと」にしないこと。自らの被害性を受け止め、過去の自分を助けることで、どうしても振るってしまう暴力や加害性も自覚できて、止めることができるのだと思う。

2017-11-09 13:07:39
田房永子_『喫茶 行動と人格』『昭和ママと令和キッズ』連載中 @tabusa

うんうん、「あの人にも事情があった」→「私も水に流そう(表向き・A面対応)」ってなると、「むかつくー(本心・B面)」が自分に裏切られたことで実は更に中で増大してて、そんで表向きでは「他者の事情を汲んで自分を押し込める」って対応してるからそのやり方が正当化されるんですよね、だから twitter.com/makunegao/stat…

2017-11-09 14:58:16
田房永子_『喫茶 行動と人格』『昭和ママと令和キッズ』連載中 @tabusa

別の他者に対する自分の加害も「私にも事情がある」っていう理屈が通ってしまうんですよね。「あの人には事情があった、だから水に流そう」は「私にも事情があるんだからこの人も水に流すべき」みたいなことになる。だから加害をやめる理由がなくなっちゃう。っていう構造、あると思います。

2017-11-09 15:00:33
田房永子_『喫茶 行動と人格』『昭和ママと令和キッズ』連載中 @tabusa

そういう風にちゃんと言語化して意識したり自覚してなくても、そういう対応(相手の加害を正当化)した時点で自分の加害も正当化させるっていう辻褄合わせが、人間って勝手に自然に起こるものなのではないかと思う。

2017-11-09 15:04:27
田房永子_『喫茶 行動と人格』『昭和ママと令和キッズ』連載中 @tabusa

だから、自分の加害をなんとかしたいと思った時、被害者としての自分、に向き合うのってめっちゃめちゃ大事っていうか、必須なんですよね。徹底的に、被害者をやりきる。そういう時、とっても“世間”や自分の内なる声が邪魔してくる。(加害者の癖にうんたら)だから安全な空間で向き合う必要があるっ

2017-11-09 15:07:29
田房永子_『喫茶 行動と人格』『昭和ママと令和キッズ』連載中 @tabusa

あと、被害者をやりきるってつまり「自分の問題に自分で向き合う」ってことなんだけど、自分が受けた加害を正当化して自分の被害をないことにするっていうのは加害者(自分の問題に向き合ってない人)の問題を引き受けることでもあって、そんなの無理だから、また自分も自分で向き合うべき問題を

2017-11-09 15:59:23
田房永子_『喫茶 行動と人格』『昭和ママと令和キッズ』連載中 @tabusa

次の人に押し付ける、それが加害だと思います。自分の問題を自分でなんとかするのが嫌だ、怖い、耐えられない、から、次の人にやってもらおうとするってこと。それが連鎖。

2017-11-09 16:01:14
田房永子_『喫茶 行動と人格』『昭和ママと令和キッズ』連載中 @tabusa

私が思うのは、そういうことをする人、そのものが悪・害ってわけじゃない。それはある意味、人間の自然な状態だと思うから。だけど、自分にされていやだと感じた時に、ちゃんとそれを、悪・害だ、と思っていい、ってことなんだよね。

2017-11-09 16:04:01