アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、ルパン三世2nd40話脚本：挫折あればこそ輝く「成功」

まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本ルパン三世2nd40まとめ6 第一次作戦のトロンボや銭形の知略っぷりを見るに、「銭形は間抜けではない」という原作要素を大切にしている感じがする。表現が原作より若干コミカルなだけで、アニメは原作完全無視なわけではないと思う(回によるが)。 アニメルパンの意外な一面。

まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本ルパン三世2nd40まとめ7 原作にて銭形が鋭さを発揮するのは、不二子の盗聴機を見つける所あたりだが、オリジナルで追加された前半にて、銭形達がルパンを出し抜くあたり、銭形の底上げが行われている。 高屋敷氏の作品では、敵側も知略を使う展開が多い。

まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本ルパン三世2nd40まとめ8 高屋敷氏のポリシーに、「善悪の区別は単純ではない」というものがある(いやまあ、ルパンが本当は悪なんだが)。 今回もそうで、原作では分が少し悪かった銭形側のパワーバランスを調整して、互角な知略合戦をさせ、双方に感心できる作りになっている。

まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本ルパン三世2nd40まとめ9 今回は、不二子の胸が丸出しになる回という不純な動機で人気の回ではあるが、ルパン一味のチームワークの良さも評価されている。 カイジ(特に2期の沼編)におけるチームワーク展開の良さにも、それが生かされている感じがする。

まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本ルパン三世2nd40まとめ10 また、ルパン達が一度失敗したことにより、ミサイル攻撃作戦成功のカタルシスを、より味わえるようになっている。 思えば、カイジ2期・沼編脚本・構成でも、第一次作戦の失敗から、カイジがリベンジを成功させるまでのカタルシスの組み上げ方が上手い。

まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷氏脚本ルパン三世2nd40まとめ11 今回は、原作の補完や、カタルシスを高める構成など、脚本技量の高さが見られた回だった。 原作と比べることにより、アニメのルパンに求められる脚本技量が高い事がわかったのも収穫だった。シリ構の大和屋竺氏の影響も大きいと思われる。