ガルパン談義から始まる長編執筆に必要な技術の一つについて
@ponzz twitter.com/toriyamazine/s… これです。
2017-11-14 02:50:40劇場版観てきました。吉田玲子のシナリオがキレキレ。TV版鑑賞前提ですが、2時間で中ダレなしは凄い。物語でオチをつけるんじゃなくて、映像表現で観客をねじ伏せるスタイルを今回も貫いているのも凄い。今まで視た中で、最高のキマシアニメです。#garupan
2015-11-21 23:17:40@toriyamazine 自分は、あるツテでイタリア先生がダブらせた前夜祭LVチケットを入手して、池袋のLVを拝見できたんですが(ちょっとした自慢)、ほんとにダレがありませんでしたね。中盤でダレるという人がいますが、ずっと走ってると疲れてついていけませんよ(笑)。
2017-11-14 02:56:30@ponzz ダレと言えるのは風呂場のシーンぐらいじゃないですか? ただ、あれもサービスシーンですしね。どんだけ切り詰めたんだと思いますよ。
2017-11-14 02:58:52@toriyamazine 風呂場のシーンもあれ、ガルパンの定例シーンですからねぇ。でも、あのシーンでもちゃんとダレないようにストーリー動かしてましたし。 多分、カットして捨てられたコンテとかの総分数、二十分超えてますよ。
2017-11-14 03:01:07@ponzz それぐらいいっていても不思議じゃ無いですよね。ただ、最初に見た時に一番驚いたのは、あのキャラクター数をちゃんと交通整理できたシナリオの凄さでした。
2017-11-14 03:03:45@toriyamazine 全員それなりに見せ場をもたせて、ダレた会話を排除して、その上で似たキャラを時間的に遠くにおいてダブらせないようにしてとか、気が遠くなりますね。
2017-11-14 03:05:29@ponzz しかも死なない設定なので、その方法を使ってキャラクターを減らすことが出来ないんですよね。これは職人芸で、普通のライターじゃ無理だと思います。
2017-11-14 03:08:30@toriyamazine 白旗上がって退場って感じで減らすことはできるんですけど、何割かはエンディングで戻ってきますしね。 基本として吉田さんの力量が大前提としてありますけど、本読みの段階で相当つめて、その上でさらに切り詰めていったんだと思います。
2017-11-14 03:11:24@ponzz それは間違いないでしょうね。ただ、デザインでもシナリオでもそうなんですが、情報量が増えると難易度が比例して上がるんですよ。そこをクリアできるかどうかは最終的に個人の能力なので。
2017-11-14 03:13:21@toriyamazine 情報量が増えていくと、階乗数的に難易度は上がっていきますもんね。吉田さん、相当時間かかって書き上げたんだろうなぁ、と想像ができます。
2017-11-14 03:17:43@ponzz しかも、西住妹+4人を「主人公格」からずらさずに書き切ってますからね。これが技術的に難しいんです。分散型なら、まだやりようが幾つかあるんですが。
2017-11-14 03:21:52@ponzz どんぐり小隊の戦闘シーン終了後、1時間24分当たりに出てくる、秋山の戦況報告シーンが分かり易いですね。主人公達ではない視点のシーンから、主人公達に戻しているため、誰を基準に見れば良いのかが解ります。この構成が技術です。
2017-11-14 03:36:11@toriyamazine ああ、あのシーンですか。キャラの役割の受け渡しとかあまりにナチュラルに過ぎたんで流してみてしまっていましたがあのシーンでしたか。 そしてあれが技術!
2017-11-14 03:40:17@toriyamazine あー! そういうことか! だから三人称で書くときはシーンそれぞれの主人公格をちゃんと見せて、その上でシーン切り替えのときにキャラの役割の受け渡しをスムーズにって! あー! あー! Water!
2017-11-14 03:46:02@ponzz そうです。お解りになったようで良かったです。あくまでシナリオですけど、技術としては派手なシーンよりもこっちの方が重要です。
2017-11-14 03:47:33@toriyamazine ああ、俺には長編が無理なわけです。わかりました。はっきり理解しました。 一人称で誤魔化すか、短編連作に生きる道を見つけるほかないです。
2017-11-14 03:51:24