@tyanosuke モモンガ曰わくそのオオトカゲは夜毎にやってきては作物を奪っていくという。お狐様は引き受けるのと引き換えに日に三つのお揚げを要求した。
2017-11-26 20:02:28@tyanosuke 黒いお狐様はモモンガたちの巣のそばに隠れ夜を待った。夜になるとオオトカゲがやってきた。オオトカゲはいつものようにモモンガたちに作物を要求した。
2017-11-26 20:05:53@tyanosuke そこを隠れていた黒いお狐様はがぶりとしっぽに噛みついた。オオトカゲはたまらず尻尾を切り離して逃げ出した。それ以降モモンガたちのところにはオオトカゲはこなかったという。
2017-11-26 20:08:59@tyanosuke ある時キュッチャニアに飢饉が訪れた。草木は枯れ川は干上がった。と思えば大雨が続き作物を腐らせたという。白いお狐様たちはキュッチャニアを去った。
2017-11-26 20:12:14@tyanosuke しかし、黒いお狐様だけは残った。またオオトカゲがモモンガたちを襲うかもしれないからだ。またモモンガがやってきた。曰わく「渡すお揚げさえ作れない。だからもう約束を守れない」と。
2017-11-26 20:15:23@tyanosuke 黒いお狐様は言った。「ならば守った日だけお揚げをくれればよい」と。黒いお狐様からすれば自信を大切に扱ってくれたモモンガたちを見捨てることはできなかったのだ。
2017-11-26 20:17:30@tyanosuke お揚げなしでお狐様はいきられない。日に日に弱っていくお狐様。最後を悟った黒いお狐様は鳴いた「こあーんこあーん」と。そうすると不思議なことに天候が回復したという。モモンガたちは喜んだ。しかし、そのとき黒いお狐様は力を使い切りついに死んでしまった。
2017-11-26 20:21:30@tyanosuke それ以来この地では黒いお狐様を祀っている。お狐様神話自体はキュッチャニアでは珍しくない。しかし、黒いお狐様を祀るのはこの地方だけである。
2017-11-26 20:24:00@tyanosuke お狐様伝説は同じように見えるが、地方によって特色がある。今後さらなる研究によってキュッチャニアの源流が明らかにされるだろう(遥かなキュッチャニアをもとめて モモンガブックス刊 茶の助著)(すべて妄想です)(キュッチャン総統と全てのモモンガに捧ぐ)
2017-11-26 20:31:14キュッチャニア建国神話ってまず最初に狐さん在れとかそういうのかなと思ったけどこれ建国神話じゃなくてただの神話だった(つまり狐さんは概念上の偶像なので邂逅は成されない)
2017-11-26 20:23:33根本的なところでずっと気になってたんだけどキュッチャンのお狐様に対するこの執着はなんなのか 狸とか犬とか猫とかじゃダメなのだろうか… どっちもモフモフできそうだけど
2017-11-26 20:26:42@kyu190a 某ゴンで狐のお話のお膝元民としては妙に嬉しい気がしなくもないような そういえば野生の狸は見た事あるけど狐は見た事ないですなぁ 今度見に行ってみよう
2017-11-26 21:06:35脳内でいつからゴンが男だと錯覚していた…?ってゴーストの囁きが 何か。つまりやんちゃ系ロリ狐とかそういうアレなのか ちょっと詳しく話そうか(議席に座る)
2017-11-26 21:23:23