ミウォシェフスキ『怒り』、キロヴィッツ『鏡の迷宮』 中東欧ミステリにブームの兆し?(2017年12月)

ポーランドのミウォシェフスキ『怒り』、ルーマニア人作家キロヴィッツの『鏡の迷宮』などが話題になっているので、中東欧のミステリ小説について昨日連投したツイートと、過去のツイートをまとめました。 このTogetterで扱っている国々 中欧:ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー 東欧:ブルガリア、ルーマニア、ウクライナ、ベラルーシ
スロバキア 書籍 ミステリー 文学 ブルガリア チェコ ポーランド ルーマニア ミステリ ハンガリー ベラルーシ ウクライナ
2
中東欧ミステリにブームの兆し?
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas
『ミステリマガジン』2018年1月号内の2017年総括海外篇で三橋曉氏が、来年は東ヨーロッパの国々にスポットライトを当てた特集をしてほしい(大意)と書いているが、ぜひ実現してほしい。
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas
三橋曉氏はジグムント・ミウォシェフスキ『怒り』(ポーランド)E・O・キロヴィッツ『鏡の迷宮』ルーマニアの人気ミステリ作家が始めて英語で書いた作品の邦訳)の2作を、「わずかニ作で、未だベールに包まれた東欧ミステリへの興味を掻き立てる」作品として、今年一年の総括で最初に挙げている。
  • ×始めて → ○初めて
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas
三橋曉氏は同記事で、陳浩基『13・67』にも言及。それから、三橋氏とともに海外ミステリ総括記事を寄せている若林踏氏は記事中でイジー・クラトフヴィル『約束』(チェコ)を、非英語圏のミステリでぜひ言及しておきたいものとして挙げている。私は『怒り』『鏡の迷宮』は読みましたが『約束』は未読。
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas
ミウォシェフスキ『怒り』、『ミステリマガジン』のランキングでは17位でした。同誌のランキング、中東欧作品ではほかに『鏡の迷宮』(ルーマニア)に5名が投票、クラトフヴィル『約束』(チェコ)に2名が投票。グラビンスキ『火の書』レム『主の変容病院』に投票している方もいらっしゃいました。
約束

イジー クラトフヴィル

火の書

ステファン・グラビンスキ

Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas
以前にシンジケートで、英語と日本語の文献を探し回ってなんとか「中東欧のミステリー賞」についての記事を書いたことがあったけど、分からないことが多かった。honyakumystery.jp/1395272357 ぜひ『ミステリマガジン』で特集を組んでもらって、各言語・文学の専門家による詳しい紹介記事を読んでみたい。
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas
そういえば、「ロシア・中東欧ミステリ邦訳一覧」 www36.atwiki.jp/asianmystery/p… を作成してからもう3年以上にもなる。今年の東欧ミステリのせっかくの話題作も追加していないし、ちゃんと更新しないとなあ……(と言いつつ、いつになるか)。
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas
このリストに挙げた作品、正直読んでいないものも多いですが、読んだ作品の中で印象に残っている中東欧ミステリの良作というと、チェコならヴァーツラフ・ジェザーチ『かじ屋横丁事件』(児童文学)、ポーランドならスタニスワフ・レム『枯草熱』(1979年、フランス推理小説大賞受賞)かな。
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas
ヴァーツラフ・ジェザーチ(チェコ)『かじ屋横丁事件』は1934年の作品。雑貨屋の主人がいんちきな帳簿をつけて貧しい人達から余計に金を取っていることを、正義感の強い主人公のフランティーク少年(13歳)が知ったことから巻き起こる騒動を描く。探偵小説味を備えた優れた児童文学。
ジグムント・ミウォシェフスキ『怒り』(田口俊樹訳)
怒り 上 (小学館文庫)

ジグムント ミウォシェフスキ

Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas
ジグムント・ミウォシェフスキ(ポーランド)のシャツキ検察官三部作の最初の邦訳、『怒り』(小学館文庫、2017年7月)は講談社『IN★POCKET』の「文庫翻訳ミステリーベスト10」で総合ランキング10位、翻訳家&評論家部門では8位。これでちゃんと邦訳が続くだろうと安心したり。
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas
ミウォシェフスキ『怒り』は、シンジケートでも大変な高評価でしたね。7人中4人がその月のベストに選んでいる honyakumystery.jp/3725 。川出正樹氏と杉江松恋氏が書いていますが、裏表紙の内容紹介は絶対に読まないほうがいいです(内容の衝撃度を伝えたかったのでしょうが、ネタを割りすぎ)。
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas
気になるのは、シャツキ検察官シリーズ三部作の今後の邦訳の順番。ルメートルの三部作は「2→1→3」の順で訳されたが、こちらはまず第3作(完結編)が訳されている。順当に考えれば今後は1→2だろうけど、仮に2→1の順で訳されたら、シャツキ検察官の「逆年代記」を日本の読者が体験することに……?
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas
ポーランドのミステリ作家で英訳もあるZygmunt Miłoszewskiへのインタビュー(英文)。この作家はヘニング・マンケルを読んで衝撃を受け、同じことをポーランドを舞台にしてやりたい、と考えたそうだ。 crimefictionlover.com/2016/07/interv…
東京創元社 @tokyosogensha
【Webミステリーズ! 11月24日更新!】 ミウォシェフスキ『怒り』、ライリー『蘭の館』… 「ミステリーズ!85号」(2017年10月号)書評 酒井貞道[翻訳ミステリ]その2 webmysteries.jp/translated/sak… pic.twitter.com/InoZt7Bg31
拡大
大矢博子 @ohyeah1101
【お仕事告知】本日発売の「ダ・ヴィンチ」1月号、〈7人のブックウォッチャー〉のコーナーで武川佑『虎の牙』と貴志祐介『ミステリー・クロック』を紹介しました。また「必読!2017ベストミステリー20」のセレクトと紹介文を担当しています。 ddnavi.com/news/420549/a/
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas
今日(12月6日)発売の『ダ・ヴィンチ』2018年1月号、大矢博子氏が「読まずに年を越せるか!? 2017年ベストミステリ」というページで陳浩基『13・67』を紹介してくださっていますね(p.102)。国内10編、海外10編が挙げられていて、ミウォシェフスキ『怒り』、古処誠二『いくさの底』があるのも嬉しい。
E・O・キロヴィッツ『鏡の迷宮』(越前敏弥訳)
残りを読む(77)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする