フラジャイルモダペインティングに関するツイートまとめ

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パープルーム|(梅津庸一) @parplume

(シェル美術賞2017が思った以上にまずいことになっていた。グランプリは町田帆実「食事」 府中美術館「絵画の現在」と地続きの問題を孕んでいる。具体的に何が問題かというと、こういう作品を審査しなくてはいけない審査員への同情を禁じ得ないが、まずこの作品でいうと) pic.twitter.com/mihYV6UM9m

2017-12-15 18:01:31
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パープルーム|(梅津庸一) @parplume

(岡﨑乾二郎っぽさ、のびのびとした刷毛の幅のストローク、一見現代っぽいカラフルさなどが審査員にとってこの作品なら選んでも大丈夫なのでは?と油断させる一因になっている。狭義の意味でのフォーマリスム絵画のフレーバーで絵画的な価値を担保しつつ、日常の等身大のリアリティーで制作される)

2017-12-16 10:20:25
パープルーム|(梅津庸一) @parplume

(絵画を「フラジャイルモダンペインティング」と定義している。誤解されそうなで補足するとこれはなにも作風を批判しているのではない。無自覚的な「なりすまし」がまかり通ってしまうわたしたちの美術の評価機構にだいぶ問題がある。わたしは実際にこの町田さんの作品を多摩美の学祭で拝見したことが)

2017-12-16 10:25:13
パープルーム|(梅津庸一) @parplume

(あり、もしかしてこれは名古屋河合の登山博文クラス出身者なのでは?と思い本人に確認するとやはりそうだった。つまり受験期に叩き込まれたフォーマリスムもどきの文法で、博士課程まできてしまっている。本人のコメント「食の持つ楽しさや豊かさ、幸せを実感してもらいたいと思っています」という)

2017-12-16 10:30:23
パープルーム|(梅津庸一) @parplume

(無邪気な発言も事態の深刻さを物語っている。たかがコンペなんだから、と思う人が多いだろうがこれは絵画や美術の中だけの問題ではないと思うのだ。絵画に記述されるものが塾や学校で叩き込まれたもので、展覧会やコンペがその答え合わせに墜ちている2017年の暮れ)

2017-12-16 10:38:08