時計のうさぎ(@Watchingusa)さんによる「原子力発電を代替しうる太陽光発電システムの考察」について
天候不良による影響は以下の通りです。 高知(3シグマ:886) (6シグマ:656)、秋田(3シグマ:576) (6シグマ:357)、8都道府県平均(3シグマ:810)(6シグマ:652) ※単位はkWh/年/設備容量1kWpあたり
2011-04-01 22:33:54分かりにくいの、本題の必要なマージンを以下に示します。 高知(3シグマ:20.2%) (6シグマ:15.0%)、秋田(3シグマ:13.1%) (6シグマ:8.1%)、8都道府県平均(3シグマ:18.5%)(6シグマ:14.9%)
2011-04-01 22:39:02また、今回の計算によって分かったことは、秋田を代表とする日本海側は太陽光発電システムの設置には向いておらず、高知を代表とする太平洋側は設置に適しているということですね。まぁ、計算しなくても分かっていたことですが。
2011-04-01 22:44:28また、今回のツイートでは出ていない沖縄ですが、年によって沖縄の天候はバラつきが大きく、安定的な発電を目指すなら沖縄も太陽光発電システムは適さない様子です。沖縄(マージン 平均22.5% 3シグマ 15.2% 6シグマ 8.0%)
2011-04-01 22:48:12ということで、天候を考慮した太陽光発電システムは、最低で 3シグマ173兆円/6シグマ233兆円、最高で 3シグマ265兆円/6シグマ426兆円必要ということが分かりました。なお、3シグマは1000年に3度、6シグマは100万年に3.4度、電力不足が生じるという意味です。
2011-04-01 22:58:28前にも言いましたが、日本の税収が約37兆円、GDPが約494兆円なので、太陽光発電システムで原発に置き換えるには、最低でも約50~100年ほどかかりそうです。
2011-04-01 23:02:52金額の規模が大きくなりすぎたので、少し合理化を行いたいと思います。日本の原子力発電所の発電能力は55基 4,958万kWだそうです。しかし、この数値は全ての原発がフル稼働した場合の発電能力であって、実際は異なると思います。そこで、日本の電力需要を調べてみました。
2011-04-01 23:16:53電気事業連合会のHPによると、過去の最大電力需要は1億8900万kW(2001年7月24日)だったそうです。たぶん、去年の方が多かった気がするけど、データがなかったので、2001年のデータを使用します。
2011-04-01 23:42:24過去の最大電力需要時の原子力発電の割合はデータが見つからなかったので、単純に発電能力の割合で発電量を計算しました。すると、原子力発電で4,622万kWだったようです!?原子力発電の総発電量とほぼ同等ですね。つまり、最大電力需要時は日本の原子力発電所は全てほぼフル稼働だったようで。
2011-04-02 00:09:38現在の原子力発電所は1つも欠くことの出来ない重要な発電施設ということがわかりました。つまり、必ず太陽光発電システムも4,958万kWの発電能力が必要ということでしょう。どうやら、発電能力を削ることはできそうにありません。
2011-04-02 00:14:44寿命は20-30年以上のようです。もし、原子力発電の代替に50年以上かかるようであれば、代替の実現はほぼ困難であると考えます。なお、故障率は10年間の値です。
2011-04-02 00:30:20以上より私は、全ての原子力発電を太陽光発電に置き換えるのは、金銭的、寿命の観点から実現不可能と結論付けたいと思います。
2011-04-02 00:32:01@Watchingusa ここまでの議論、興味深く拝見しております。質問をひとつだけ。システムの故障や寿命についてはいかがお考えでしょうか?
2011-03-31 01:06:34.@prof_takayukiさんからご指摘いただいた故障率と寿命の方ですが、家庭用のシステムで故障率がモジュールで13%、パワーコンディショナーで17%らしいです。http://bit.ly/hvN0JR
2011-04-02 00:39:28以上で「原子力発電を代替しうる太陽光発電システムの考察」を終わりたいと思います。今までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
2011-04-02 00:33:58