南三陸町 物資が行き届いていない現状レポート (@TKHDKTGW)
逆に言うとそういう体質だからこそ、平時に機能できる。震災時のような例外だらけの状況にあっても「現状維持」するように機能する。こうすれば少なくとも、最低限のスペックであっても確実に機能し続けることができるからだ。
2011-04-03 22:20:56役所の機能停止は、政治的な意味においては自治体の死につながる。だからそれは是が非でも避けなくてはいけない。これがおそらく、お役所が「頭が硬い」と言われざるを得ない対応をあえてしてしまう理由なのかな、と思う。
2011-04-03 22:22:57という感じで行政は例外を廃し、組織を硬直化させることで細やかな対応を捨ててでも「大きな支援」を実施する。だから行政が「小さな支援」を申し出ても、難色を示すのは仕方ないことかも知れない。なぜなら「例外」だからである。それに延命措置は十分機能しているので、
2011-04-03 22:26:43そんな役所に対して、小さな支援側に何ができるか。その答えは一つだ。「適当にうまくやる」という事である。お役所の人だって人間である。「物資を持ち込みたいのですけど」と言われたら立場上「上の人に話を通さないと」と言わざるを得ないが、案外内心では現状改善を求めていたりするのである。
2011-04-03 22:30:48被災地がよくなればいいに決まっている。お役所の人もそう願っているに決まっている。でも立場的に踏み込めない部分がある。それはお役所の人も同様にもどかしく思っているはずである。愛知から物資を持ってきた人を追い返した、という話があったが、追い返した人自身もきっと釈然としなかったろう。
2011-04-03 22:36:37そういったお役所の人の立場、事情も考慮しつつ「うまくやる」のが必要となる。それで実績を挙げ、被災者さんが喜び、生きる力を得ることで「外堀」が埋まっていく。そうすればお役所と協力し、「大きな支援」と「小さな支援」が有機的に協働することができるのではないか。
2011-04-03 22:38:39彫刻に例えれば「大きな支援」はナタやチェーンソーで、「小さな支援」は彫刻刀である。うまく使い分けることで、効果が生まれる。それが実現すれば復興は加速度的に進むと思うのだが。現状を見る限り、マンパワーも物資も義援金もその真価のほんの一部分しか使われていない。
2011-04-03 22:42:35それは非常にもったいない。とてつもなくもったいない。意欲に満ちた人材、潤沢な資金、豊富な物資がありながら、それが全く機能していないのだから。「大きな支援」「小さな支援」そして「地元の底力」。この3つが提携することで生まれる復興への力はとてつもないと思う。
2011-04-03 22:46:41いまの日本にはその可能性がある。絶望的な災厄に見まわれつつも、いますでに、被災地に、復興のための力と材料がみっちりと揃っているのである。それが機能すればいい。機能さえさせれば、奇跡が起こるだろう。そのスイッチを押すのは誰だ。
2011-04-03 22:48:39