安田くんが笑うとき（不定期）

よつげ @Eight_os

#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 手を引かれて連れてこられたのは、図書館近くにある遊歩道みたいなところ。『…すみませんでした』安田くんの第一声がそれだった。『〇〇さんの気持ちも考えずにあんなんして、そんでその後ずっと避けてて。ほんまにごめんなさい』違う、謝って欲しいわけじゃない。

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#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 そうじゃなくて…「あの」『あー、えっと、ちょっと待ってください、気持ち整えさせてください』へ？？私の言葉はそんな安田くんの言葉に止められた。「気持ち…整える、って…？」『いやあの…はぁ…こんな緊張するもんなんや…告白するって』 え。

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#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 いやあの、今ナチュラルにネタバレ喰らったのですが…。 思わず赤くなる顔に、安田くんは気づいているだろうか。いないだろうな。自爆したの気づかず今目の前で『どっから話したらええんかな』って言ってるし。 pic.twitter.com/qL2KBupqhj

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#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 今日言うって決めてきたくせに、いざ彼女を連れ出して言おうとしたら、情けないくらいに緊張してる。 また臆病が顔を出しそうになって、ギュッと目を瞑った。 (…大丈夫。言えるやんな、俺) 何度も何度も自分の中で確かめ。避けてるみたいになってしまったけど。

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#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 『初めは、羨ましくて。俺は上手いこと人とやってけへんことが多いけど、〇〇さんは気さくで誰とでも話して…ええなぁ、って、思って』 それが、高校の頃。 ゆっくりと言葉を紡ぐ俺を、〇〇さんはじっと見つめている。 『それから、話すようになって』

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#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 ちょっとズボラな一面を知ったり、やたら懐かれたり。 思い返せば楽しくなかった瞬間がなかった。 『一緒に居て、楽しくて…他の男といると、不安になって』 丸や大倉ともこの子普通に話すねんもん。危機感無さすぎ。いつもどんだけ心配してると思ってんの。

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#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 『そんで、思わせぶりなことされると、俺特別なんかなーって、めっちゃ期待してまいそうになって…』 「嘘、私いつ思わせぶりなことしてた？」 『えぇ嘘やん…いっぱいしとったやん…』 ただの天然タラシかい。無意識かい。いっつも内心振り回されてた俺って…。

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#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 まあ、しゃーないか。そういうもんなんやろ、【惚れた弱み】って。 『…やからな？これって、好きってことなんとちゃうかなーって、思って、ます』 言い終わって、ふぅ…と息を吐き出す。 多分人生で一番勇気使った。自分をちょっぴり褒めてやりたいくらい。 pic.twitter.com/7W7Ju7lXTk

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#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 「…うん」 俯いてた〇〇さんが呟いたのが分かった。 耳から頬の辺りがほんのり赤いのは、気のせいやないと思いたい。 〇〇さんが顔を上げる。照れたように少しだけ目線を横にずらして、小さな声で言った。 「私も、好き。です。」

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#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 あの夏の日、花火の音に重なって聞こえた言葉は、聞き間違いなんかやなかった。 今まで貰ったどんな褒め言葉よりも、どんなお礼の言葉よりも、ずっとずっと彼女の好きが嬉しかった。 嬉しい、そして。

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#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 『…可愛い』「え？」『何かものすごく、〇〇さんが可愛く見えます』「えっ、な、何それw」笑ってはいたけど、更に照れたのか顔の赤みが増した。 可愛いは愛す可しと書くとはよく言ったもんやと思う。 『あの…』「ん？」

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#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 『改めて、キス…したらあかん？』「！？」驚いたような顔の彼女。据え膳食わぬは何ちゃらやし、ダメ言うてもするけど。「えっと…今？」『あかん？』頬に手を添える。さらりと髪の間を指が通った。「…いいよ」胸がキュッと締め付けられるような感覚。

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#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 そっと顔を近づける。少し肩を強ばらせて、ギューーッと目を瞑っている彼女。何その顔、めっちゃ可愛いやんもう。 ちょっとした悪戯心が湧いた。 『…やめた』そう言って彼女から離れる。「ふぇ？」 『お預けです』

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#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 据え膳食わぬは何ちゃら言うても、すぐそこで食えとは多分だーれも言うてへんもんね。 「や、もう、安田くん！」『して欲しかったですか？』「そ！それは、まあ…うん」認めるんかいw 『…〇〇さん、明日デートしません？』そっと首を傾げる。

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#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 どうせなら、こんなとこでするんやなくて、もっとゆっくり二人だけで味わった方がええやん？なんて。 「っ、します！」『うん、ありがと。どこ行く？』「どこでも！」『それ一番困るんすけど…』 水族館は前行ったけど、あの時とは違う。全然。

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#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 ちゃんと【彼女】と行く、そういうデート。 大事にしていきたい。ほんまに好き。そんな思いが伝わってるとええな。あわよくば明日もっと伝わるとええな。 そんなことを考えながら、俺は彼女に向けて微笑んだ。 『じゃあ、また明日。ここで。』 pic.twitter.com/6aLrwwqF7j

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#安田くんが笑うとき #エイトで妄想 安田くんと付き合うことになってしばらくしたらもれなく『安田くん！ゴキブリ！怖い！助けて！』って言えば「もー、そんくらい自分でやってくださいよ」って言いながらも家に来て退治してくれます。殺すか逃がすかは場合によりけり。しかしもれなく抱かれます。←

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やっさんの日だからね、こんな小ネタもいいよねっていう。 ちなみにこの頃には電話が来た途端口元を押さえ(てニヤけ)る安田くんが学科名物になってます。「安田くん前より笑うようになったよね」「それ前本人に言ったら『は？』ってガン飛ばされた」 #エイトで妄想 #安田くんが笑うとき pic.twitter.com/TfNGgPmDAV

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