未来世紀との遭遇/ジュウベイ&タバサ
@metal_GC 「・・・何だ? 随分とうるさいな」 「あ! 聞いたことあるわ? シャンゼリーゼⅦ世さんよ、この歌」 道行く壮年の男と少女が、ちらちらとそちらを見遣りながら話している。「有名な音楽家なのか? よく知っているな。うちにはテレビも無いのに」→
2018-02-11 21:18:31@metal_GC 「そうよ! テレビも無いから、文化を知るのに一苦労なのだわ!」 「それはすまなかったな」 何やら雑談のネタにされているようだが、それでも少女は聞いていくと駄々をこねだす。男はどうやら、メタルは好みではなさそうだ。
2018-02-11 21:20:27@oversunGame 一曲が終わったタイミングで熱に浮かされたように人々は歓声とたたらを踏んだ。その中心にあるのはネオサタニズムの導師と言っても過言ではない一人の少女である。 異様な光景だ……地獄ですらもっと静かであろう。スペース・ビートルズのライブで彼らを見ただけで失神したファンが続出したと聞くが→
2018-02-12 23:10:16@oversunGame 失神するたびに蘇生してまた熱狂を繰り返すような恐るべきデスネオドラマティック!まさにスペースネクロマンス!わけがわからない!書いている筆者もわけがわからないから当然だ! 「センキュー……サタニックチルドレンズ……次の黒ミサも……汝らを待っている………(超ギャラクティカ悪魔的賛辞)」
2018-02-12 23:12:35@metal_GC 「終わったか・・・異様な光景だったが・・・もういいだろう? 行くぞ」 「待って! ディスクを買うわ!」 「うちには再生機器なんてないぞ」 「なんて貧乏なの! それでもいいわ、ファンへの道はお布施からなのだから!」 「そういうのどこで覚えてくるんだ」 かくして少女は物販列に並ぶのだった。
2018-02-15 17:34:25@oversunGame 「悪魔の……叫びに魅せられたデビルチルドレンズ………悪魔は……等価交換を望む………(ギャラクティカルデビニック物販)」 CDをひとつひとつ手渡していく。なんと悪魔的ファンサービスか! 「汝ら……次の黒ミサで……悪魔が待っている………(スペーシブル勧誘)」 握手券がなくても握手ができる!
2018-02-15 23:55:39@metal_GC 「あの、あたし流行にはうといんだけど、とっても素敵なライブだったわ! これからも応援させてほしいの!」 順番が来たタバサは、キラキラとした目で差し出されるよりも早くその手を掴む。そうしてぶんぶんとシェイクした。
2018-02-17 02:23:16@oversunGame 「((・・ω・)))」 たくさんシェイクでたくさん揺れる。 「ありががとう………デビビビニック……なななんじじに……悪く魔の……みみ導きききがあららら~………んことをををを……(悪魔的振動)」 悪魔は人を楽しませることに余念はないのだ!
2018-02-17 11:55:24@metal_GC 悪魔的ファンサービスに感銘を受けた少女は、興奮のあまりハグを敢行した。机に妨げられ背中に触れるのが精一杯であったが、周囲からは少々ざわめきが起こる(時間を使いすぎなことも含め)。 「黒ミサには喜んで行かせてもらうわ! だってあたし、魔女だもの!」→
2018-02-18 13:07:06@metal_GC 確かに魔女らしい格好をしていた少女は、離れるとウインクをぱちんと決め、ディスクを手に列を去っていった。 その先では、先ほどの保護者らしき男に何やら叱られているのが見えたかもしれない・・・ (という辺りで、こちらからは以上な感じでどうでしょうかー!)
2018-02-18 13:10:15@oversunGame 「問題………なく…………たくさん話せて…………嬉しかった……………ありがと…………(ネオ喜び)」 「また…………いつでも遊びに来て……………(デビルズお誘い)」
2018-02-18 21:01:48@oversunGame 起点のロールだけに書くとか、ロール開始前に概要とタグだけ置いたクッション作るとかの工夫がいりますな
2018-02-04 23:45:371日目
未来世紀探索診断
【危機/功績6】夜闇に紛れて突如、影の中からジュウベイ&タバサ@帝国を襲う暗殺者! あなたがレンジャーか、レンジャーの支援を得られればなんとか撃退でき、SP+9。でなければ傷を負い、HP-10。 #未来世紀との遭遇 shindanmaker.com/755839
2018-02-05 08:11:49夜闇に彩られた帝国の街並み。そこを歩く一人の男を、影から見つめる者がいた。 男の生業は暗殺。影から影へ、闇から闇へ。移る刹那に姿を現し、命を消してまた潜む。・・・決して珍しい手合いではない。 特に、彼のような者にとっては。 「もう出てきてもいいだろう? ここなら人目もない」
2018-02-05 14:09:02その呼びかけに、影から男が現れる。 「・・・いつから気付いていた?」 「最初からさ。お前程度の輩で討ち取れると思われるほど、サルスベリの名が落ちているとはな」 付け狙われていた男・・・ジュウベイは、腰からレーザー・ニンジャトーを抜き放つ。 「来るがいい。格の違いを見せてやろう」
2018-02-05 14:29:31「その慢心が命取りだァッ!!」 暗殺者の男が飛び掛かる。ーーそのまま、攻撃に移ることもないまま、中空で両断された。 「ア・・・バ・・・!」 気付けば男の背後に回っていたジュウベイが、夜闇の中ただ一つ光る愛刀を納める。 「雇ったのはどこか・・・また忙しくなりそうだ。タバサ」
2018-02-05 14:35:07「あたしの力が必要かしら?」 ジュウベイが名を呼ぶと、今までどこにいたのか少女が姿を現す。 「もう充分だ。さっさと帰るぞ」 「はーい。むむむ・・・スペース魔法、ブラックワームホール〜!」 タバサが何やら念じながら展開した、大人一人通れるほどの円形の機械。その内円の空間が歪み始める。
2018-02-05 14:39:58「ただの転移装置だろう・・・さあ行くぞ」 「あー、待ちなさいよジュウベイ!」 暗殺者の死体を担いで、ジュウベイ、タバサと続いてその空間の歪みへ消えていく。 ・・・誰もいなくなった路地裏で、奇妙な音を立てて機械ごと歪みは消える。そうして再び、夜の街は静けさを取り戻していった。
2018-02-05 14:42:56