@asiyakabu 大破した状態で落伍して、流れ着いた無人島、幸運にも設備だけはあったから(ボロボロだったけど)なんとかかんとか治療して、生き延びたはいいけど艤装は直せない、島から出ることが出来ない。
2018-01-27 19:58:44@asiyakabu 妖精さんと戯れて日々を過ごしていたけれど、夜戦も出来ないし話し相手もいなくて寂しくて、無茶だとは思いながら資材を注ぎ込んで建造してみると成功して、時雨さんの誕生。
2018-01-27 20:01:37@asiyakabu 「艤装貸して!」「へ?」 互換性がないから無理だった、時雨さんに遠征へ行ってもらうか3日悩む川内さん。
2018-01-27 20:06:00@asiyakabu 「肉体の損傷はともかく、艤装の修理が出来ないのは問題だよね……妖精さん、どうしたらいいと思う?」「!」「そうだねぇ、よし時雨、私と一緒にアダムとイヴになろう」「何言ってるの?」
2018-01-27 20:09:03@asiyakabu 「かくかくしかじか」「ふぅん……つまり川内さんがここの提督みたいなものだろう?」「そうかなぁ」「僕を産んだのは君なんだし、君の指示に従うよ」「うぬぐぅ」
2018-01-27 20:12:13@asiyakabu 「君はこれからどうしたい?」「んーんんー……夜戦したい!」「なら、艤装を修理できる設備を整えなきゃならないね」「それなんだよねぇ」「妖精さんには直せないの?」「放置されて痛んでるのもあるけど、システムにロックが掛かってるんだって」
2018-01-27 20:17:09@asiyakabu 「解除すればいいじゃないか。君には提督適正があるんだからシステムにアクセスできるだろう?」「え、あるの適正、私に?」「建造が出来たんだからあると思うけど……」「だって物理的に資材を注ぎ込んだんだよ?」「それでも、建造には必ずシステムが関わっているからね」
2018-01-27 20:20:22@asiyakabu 「ぬーん?」「元々提督適性がなくても後発的に発現する可能性があるみたいだよ。……でも、その場合は……」「その場合は?」「艦娘適性が失われている可能性がある、艤装を修理できないのはそのせいじゃないかな」「」
2018-01-27 20:24:43@asiyakabu 「やせん……やせん……」「よしよし、僕の提督は大変だなぁ」「……時雨は物知りだね?」「そうだね、色々とインストールされているみたい。妖精さんが気を効かせてくれたんだろうね、好かれてるなぁ提督」「提督って呼ぶのやだ……」「ごめんね、ならなんて呼べばいい?」
2018-01-27 20:28:31@asiyakabu 「川内だよ、私は」「じゃあ川内。僕は何をしたらいい?」「やせん」「いいよ、しようか」「いい、いいから服脱がないで。とりあえず秘書艦に任命するから傍にいて。執務室探して……その前に掃除かな……何にしても人手が足りない」
2018-01-27 20:33:40@asiyakabu 「建造するかい?」「資材がないよ」「探してこようか」「……妖精さん、時雨の艤装は修理できそう?入渠は?……そっか。時雨ちょっと近海に資材がないか探してもらえるかな、安全第一に」「もちろんいいよ、川内」
2018-01-27 20:38:08@asiyakabu 『てすてす、聞こえる?』「大丈夫、聞こえるよ」『良かった、朗報だよ』「資材見つかった?」『妹を拾った』「はい?」
2018-01-27 20:41:08@asiyakabu 「江風、着任しました! 川内さん、この御恩は来世も忘れませン!」「どういうことなの?」「ドラム缶が落ちてて、開けてみたら妹が入ってたんだ」「どういうことなの……?」
2018-02-04 16:10:45@asiyakabu 「いやー、江風もよく覚えてないンすけどね。気づいたらドラム缶に入ってて」「そっか……」「でもなんか、ドラム缶でぶん殴られた記憶はあります」「時雨?」「僕じゃないよ」「はい、姉貴が助けに来てくれて、しかもその提督が川内さんだなンて!」「(偶然なんだけどなぁ)」
2018-02-04 16:16:48@asiyakabu 【とある鎮守府の戦闘報告】 遠征部隊との装備取り違えが戦闘発生時に発覚。「クソ提督!」「あんの愚図!」という叫び声とともに砲弾とドラム缶が飛び交う。ドラム缶でも致命傷を与えることを確認したものの、撤退する敵影はドラム缶を被ったまま。ドラム缶一つ紛失しました。
2018-02-04 16:25:03@asiyakabu 「じゃあ二人とも、まずは現状確認ね」「うん」「はい!」「大本営との連絡はとれない、援助もないし大淀も明石さんもいないから艦娘活動はほとんどがシステム頼りになる」「川内さんがいるから特に問題ないね」「川内さんがいれば特に問題ないですね!」
2018-02-04 16:44:25@asiyakabu 「……問題は人として最低限度の生活水準を確保すること。まぁこっちもシステムというか妖精さん頼りなんだけど。私がここに来たときに残っていた資材で水回り、電気とか直してもらって、そして時雨を建造したからすっからかんな上に妖精さんでも直せないところがあるらしいね」
2018-02-04 16:50:08@asiyakabu 「直せないところって?」「それこそ、大本営との連絡装置とかかな。他にもあるけどおいおいね。キミたちとの連絡回路は構築出来るみたいなんだけどなぁ」「ふーン」「……まぁ、妖精さんも万能じゃないからね。仕方ないよ川内さん」
2018-02-04 16:53:17@asiyakabu 【妖精さんの秘密】 資材があればわりと何でも作れちゃう万能な存在。但し妖精さんたちにも感情はあるのです。妖精さんにそっぽ向かれて提督を辞めざる得ないケースもあったそうな。逆に辞めたがってる提督をあの手この手で引き留めたり?
2018-02-04 17:01:14@asiyakabu 「わかってるよー、うりうり、妖精さんいつもありがとねぇ」「!」「わわ、謝る必要なんてないから! 命助けてもらって居座って私が謝る側だよ!」「!」「へ? えへへ、そうかな、そうだったら嬉しいや」
2018-02-04 17:08:02