エドワード・ルトワックの戦略論

大戦略はわからん
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あきらめた @6123Gomibako

戦略は、日常生活の常識的論理ではなく、戦略自体の特別な論理によって支配されている。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-06 11:01:29
あきらめた @6123Gomibako

実際の、あるいは起こる可能性のある武力紛争の文脈で、人間関係における行為や結果を包み込む戦略という領域においてのみ、我々は逆説的提言を妥当なものとして受け入れる事を学んできたのである。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-06 11:47:36
あきらめた @6123Gomibako

戦争における奇襲の目的は、物質的な優勢や緒戦の優位といった数多くの利点の1つを追及する事ではない。むしろ、たとえ短時間で部分的であっても、全体的な戦略的苦境を脱することにある。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-06 12:36:48
あきらめた @6123Gomibako

奇襲に失敗すると、損害が生じるに止まらず、往々にしてそれは計算された以上に甚大なものとなる。あえて犠牲にした戦力(リスク管理計算の開始点)を戦闘で使えないだけでなく、達観的な予測と厳しい現実の不一致による心理的打撃のためである。 #エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-06 20:19:09
あきらめた @6123Gomibako

奇襲を達成する最大の目的は、敵の戦力に晒されるリスクを減少させることである。つまり、戦闘のリスクである。しかし、別のリスクも存在する。(中略)失敗することによる組織的リスクである。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-07 11:39:08
あきらめた @6123Gomibako

戦争においては、一切事が至って単純である。しかしこの最も単純なものが、実は多くの困難を孕んでいるのである。これらの困難が積み重なると摩擦が生じる。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-07 11:46:34
あきらめた @6123Gomibako

戦略の領域では、経済原則は軍事的追求と衝突する。無制限な多様性には明白なコストの障壁があるが、同質化による規模の経済の無制限な追及にも脆弱性という障壁がある。 #エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-09 21:14:29
あきらめた @6123Gomibako

成功の極限点を通過すると、新たな脅威に対抗する資源は、それを用いて得られる成果を超えるものになるだろう。言い換えれば、新たな脅威による損害を軽減することで得られる以上に、自らの積極的行動を弱めることで喪失するものの方が大きくなる可能性がある。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-09 21:52:48
あきらめた @6123Gomibako

国家指導者が、戦争全体の複数レベルに潜むすべての問題を理解するのは極めて難しい。その上、国家指導者が戦略的視点を持ち得たからといって、それを自由に適用することはできない。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-13 09:48:39
あきらめた @6123Gomibako

民主的指導者は、合意に基づく政治の直接的論理に従って権力と権威を保持している。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-13 09:52:17
あきらめた @6123Gomibako

NGOの存在に関わる絶対的な優先事項は、慈善のための寄付を集め続けることである。その主要な手段は、非常に目につく状況下で活動を推進することだ。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-13 10:24:07
あきらめた @6123Gomibako

最も劇的な自然災害ですら、主要メディアの注目はほんの一瞬浴びるにすぎない。(中略)反対に戦争難民は、もしも彼らが接近可能なキャンプに都合よく集住していれば、その関心を持続的に引き付けることができる。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-13 10:30:16
あきらめた @6123Gomibako

出生率の低い世界の先進諸国のいずれも、もはや伝統的な大国の役割を演じることはできない。軍事力の物理的要素や大規模な軍事力を構築する経済的基盤を保持していても、社会が犠牲にたいして強いアレルギー反応を示し、事実上「戦争拒否」か、それに近い状態になる。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-13 10:55:48
あきらめた @6123Gomibako

本能を克服して戦闘を可能にするのは、目に見えない3つの重要な要素である。すなわち個人の士気、集団の規律、部隊の結束力であり、すべての軍が閲兵訓練(盲目的服従の涵養)、訓示、歌、旗、そして賞罰によってそれらを高めようとする。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-14 12:43:57
あきらめた @6123Gomibako

作戦レベルそれ自体が何らかの重要性を持つとすれば、そこでの行動は戦術的要素の寄せ集め以上のものでなければならない、したがって、それは支配的な戦争の様式、より具体的にはそれが消耗と機動の両極に挟まれた範囲のどこに位置しているかにかかっている。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-14 13:40:21
あきらめた @6123Gomibako

消耗は産業的手段によって行われる戦争であり、敵は目標の集合体以上のものとしては扱われず、その目的は優れた火力と全般的な物量の力による累積的な破壊を通じて勝利することである。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-14 13:45:49
あきらめた @6123Gomibako

相対的機動は、敵の物理的存在そのものを破壊するのではなく、システムに対する様々な形態の妨害を通じて相手を無力化することにある。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-01-14 13:49:32
あきらめた @6123Gomibako

技能は個人の属性に違いないが、戦闘を行うのは車両の搭乗員やミサイル班、つまりどんなに小さくても集団である。それゆえ、個人の技能ではなく、集団全体として効果的に発揮できる技能が問題なのであり、それは指揮官の能力にかかっている。 #エドワード・ルトワックの戦略論

2018-02-05 22:10:40
あきらめた @6123Gomibako

本能を克服して戦闘を可能にするのは、目に見えない三つの重要な要素である。すなわち個人の士気、集団の規律、部隊の結束力であり、すべての軍が閲兵訓練(盲目的服従の涵養)、訓示、歌、旗(自尊心の高揚)、そして賞罰によってそれらを高めようとする。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-02-05 22:13:39
あきらめた @6123Gomibako

戦略の戦術レベルでは技能、リーダーシップ、士気、規律、部隊の結束力といった目に見えない要素が結果を左右することが一般的であり、それゆえ分析の対象となる。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-02-05 22:14:54
あきらめた @6123Gomibako

消耗は産業的手段によって行われる戦争であり、敵は目標の集合体以上のものとしては扱われず、その目的は優れた火力と全般的な物量の力による累積的な破壊を通じて勝利することである。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-02-06 20:48:08
あきらめた @6123Gomibako

もう一方の極にあるのが相対的機動である。その目標はシステムに対するさまざまな形態の妨害を通じて相手を無力化することにある。ここでいう「システム」には、敵軍の指揮系統、兵站支援、戦闘方法に加え、まさしく技術的なシステムも含まれる。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-02-07 05:33:48
あきらめた @6123Gomibako

相対的機動の出発点は、目標をまとめて捕捉するために敵の兵力の集結地点を探すことではなく、むしろ敵の強みを避け、物理的、心理的、技術的、組織的な弱点とみなされる部分に対して、ある特定の優位性を発揮することにある。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-02-07 05:47:44
あきらめた @6123Gomibako

敵の弱点とみなされる狭い範囲で用いられた限定的な戦力で任務を達成できなかった場合や、誤った情報によって予期せぬ力に遭遇するような状況では、相対的機動は完全に失敗する可能性がある。#エドワード・ルトワックの戦略論

2018-02-07 12:42:49