104マウルへ行った日

韓国の高度成長の裏には、様々な歪もありました。 その一端が今に残るのが「タルトンネ」と呼ばれる住宅地。労働力は必要だが都市インフラの整備が追い付かない中で生まれた、バラック街です。 その中でも規模が大きいのが通称104(ペクサ)マウルと呼ばれる場所です。
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2014年の春、山にある「街」へ、行こうと思いました。

せき のりかず @kotonoha_s

先日の夜、2人前からと言われたけど「2人前食べるから」と注文したキムチチムが美味しくて、その流れで深酒してたから、遅めのスタートだったっけw #104マウルへ行った日 pic.twitter.com/UeIrtpqpRb

2018-02-23 22:54:50
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まあ、まずは腹ごしらえ。

せき のりかず @kotonoha_s

さて山登りするなら、酒でヘバった身体にパワーを注入しないと…ということで、宿の近くにあった有名店で冷麺を。咸興式がメインの冷麺タウンなので本来はピビンネンミョン(甘辛混ぜ冷麺)を頼むべきなのかもしれないけどムルレンミョン(水冷麺)をば。美味しかった… #104マウルへ行った日 pic.twitter.com/miNmgESQ2b

2018-02-23 23:00:28
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せき のりかず @kotonoha_s

さて腹ごしらえもしたし、出発。 昼前からアジョッシたちはコンビニ前のテラス席でくつろいでいましたw #104マウルへ行った日 pic.twitter.com/PhHRseujPO

2018-02-23 23:04:30
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せき のりかず @kotonoha_s

バスは、往く。ソウルの、ごく普通の街を。 #104マウルへ行った日 pic.twitter.com/VMbHzytx2l

2018-02-23 23:06:13
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せき のりかず @kotonoha_s

バスを乗り継いで、やって来ました山の登り口まで。 ここから、月に近い街へ、登ってゆきます。 #104マウルへ行った日 pic.twitter.com/x0y7bS8A67

2018-02-23 23:18:59
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せき のりかず @kotonoha_s

山に張り付く、バラック然とした住宅。 ソウルの、いや韓国の発展を支えた人たちの、そしてその皺寄せがきた人たちの、住まう「まち」。 #104マウルへ行った日 pic.twitter.com/3njHFfhUUi

2018-02-23 23:26:42
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タルトンネと呼ばれる、山に張り付く街。 条件の悪い斜面を頑張って開墾し、生きていくために様々な困難を乗り越えてきた街。 #104マウルへ行った日 pic.twitter.com/JY5mJmIHek

2018-02-23 23:33:45
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斜面にある、見上げる街。月に近いから、タル(月)トンネ(まち)。 月の、街。 #104マウルへ行った日 pic.twitter.com/OalJ7q2jIB

2018-02-23 23:36:42
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せき のりかず @kotonoha_s

104マウルは、ペクサマウル。 104(ペクサ)番地だから、ペクサマウル。 #104マウルへ行った日 pic.twitter.com/nArLqw4ogM

2018-02-24 21:12:10
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せき のりかず @kotonoha_s

ペクサマウルは、白砂マウル。 104と同じ発音だから、白砂マウル。 山に張り付いた、白砂の街。 #104マウルへ行った日 pic.twitter.com/iJrsrmqy9Y

2018-02-24 21:13:50
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せき のりかず @kotonoha_s

人々の厳しい暮らしが詰まったタルトンネ。 今は壁画が、街を彩ります。 #104マウルへ行った日 pic.twitter.com/kOohec1Ej7

2018-02-24 09:56:04
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いわゆる「貧民窟」として住環境が整わない中で、少しでも明るく暮らしてもらえたら…という趣旨で始まった壁画活動。韓国各地の同様なエリアで実施されていますが、ここ104マウルでも展開されています。街のあちこちに、様々な壁画が現れます。

せき のりかず @kotonoha_s

壁画で彩られ、観光地としての側面も生まれているタルトンネ。 しかし、そこは、貧困に喘ぎ、生きるために必死になっていた人の街。 寒風が吹き、全てを凍らせる冬を凌ぐのは、トタン板とフェルトの布地。 時代に翻弄されながらも、暮らし、生き抜いてきた人たちの、街。 #104マウルへ行った日 pic.twitter.com/8hoG48Rvcb

2018-02-24 10:11:55
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せき のりかず @kotonoha_s

トタンはためき、練炭が転がる街。 「アイゴー」 それは、作業を終えた安堵の吐息か。 それとも、心の慟哭か。 春の陽が射すトンネに、アジュンマの声が響く。 #104マウルへ行った日 pic.twitter.com/yPpfr2UFoe

2018-02-24 10:20:10
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