「同人ゲームの潮流――After 10 Years」議事録的まとめ

2018年3月16日(金)にデジタルハリウッド大学大学院で開催された「同人ゲームの潮流――After 10 Years」の議事録的なまとめです。講演題目や講演者ごとのまとめではなく、トピックスごとのまとめのため、順番や発言者が入り乱れます。
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悪堕研究機構 @utakuochi

例えば、パッケージゲームを出した際に、「Steamで出してくれ」という意見は見るが、「DMMやDLsiteで出してくれ」という意見は見られない。 Steamがレッドオーシャン化している今、PLAYISMで出せばゲームが埋もれなくなるかもしれない。

2018-03-17 14:45:07
悪堕研究機構 @utakuochi

▼同人ゲームのこれからの10年 2020年にプログラミング必修化となって開発者は増えるのでは? 必修化されるがモノにできるかは別問題、開発者の母数は増え、増加の傾きも増えるが爆発的には増えない。 アジア・東南アジア圏の傾向を見てもゲームを作る人よりはやる人が増える。

2018-03-17 14:51:54
悪堕研究機構 @utakuochi

世界には、娯楽がなくて、ネットとスマートフォンしかない地域があるので、オンラインゲームの世界はいつもある。また、ゲーム業界は先行者利益が大きいので、そのアドバンテージを失わなければ負けることはない。 アジア近辺の経済成長が著しいため、トータルとしてパイは広がる予想。

2018-03-17 14:55:21
悪堕研究機構 @utakuochi

中国で出ているゲームも日本のゲームのような中身なので、ちゃんと中国・韓国に競り勝てれば安泰。 10年前にノベルゲームで活躍していた人として、虚淵玄さんや奈須きのこさんがいる。ノベルゲームが衰退しても、アニメやFGOで活躍されており、能力がある方々は技術が変わっても活躍する場がある。

2018-03-17 14:58:28
悪堕研究機構 @utakuochi

10年前イベントでは、まさかここまでインディが盛り上がるとは思ってなかったし、やはりこの界隈に残られる方は残っている。同人ゲームも新しい技術と結びつけながら発展していくのではないか。

2018-03-17 14:59:49
悪堕研究機構 @utakuochi

▼Yokoさんの楽しい同人ゲーム制作講座 10年で環境が変化。頒布環境として、光学メディアメーカーが撤退し、CD用封筒・透けるCDも生産中止になった。一方で、頒布先は同人ショプ以外の選択肢が増え、イベントもコミケ以外の選択肢が増えた。イベントの目的も趣旨も頒布・ロケテ・告知・交流と様々。

2018-03-17 15:04:01
悪堕研究機構 @utakuochi

10年で変わらなかったこととして、遊んでもらうための動線の作り方が重要、ということがある。スマートフォンなど、ゲーム画面のわかりやすさが重要で、遠くから見ても何か分かるようになっていることが重要。あと、ゲーム制作が〆切駆動開発であることは変わらなかった(むしろDLカード導入で(以下略

2018-03-17 15:06:58
悪堕研究機構 @utakuochi

どうすれば魅力を伝えられるか、欲しい人に届けられるか、面白く作り続けられるか。 会場の展示で足を止めてもらうにはパッケージよりも作品のイメージを前に出す必要がある。他にも、見やすい角度でポップを配置するなど。来場者とのコミュニケーションの種として自キャラをスペースに置いたり。

2018-03-17 15:10:48
悪堕研究機構 @utakuochi

ショップの委託頒布で魅力を伝えるためには、手にとってもらうためのアピールが必要。パッケージの裏を見たくなるとか、開封したくなるようなパッケージ。 DLカードの話だが、やはりイベント会場では光学メディアが好まれる。 参考: ReVisual(Yokoさんが発刊に協力)

2018-03-17 15:12:55
悪堕研究機構 @utakuochi

海外ユーザーに自分のゲームを届けること。 ユーザーの声に押されて海外通販を行ったが、税関で止まって届かないことがあったので、確実に届けるためにSteamを選んだ。 Steamでのリリースは、ゲームをストレスなく遊ぶためのローカライズが必要であり、自分たちで翻訳を確認しながら組み込んでいる。

2018-03-17 15:14:54
悪堕研究機構 @utakuochi

自分たちが面白くゲームを作り続けるには、長いスパンで考えたテーマを決めておく。それと、面白いと思えることに足を踏み入れる。最近だとキャンプアニメに刺激されてキャンプに行くとかありますよね。

2018-03-17 15:17:17
悪堕研究機構 @utakuochi

ゲームは知られなければ埋もれてしまう。また、既作であっても、知らない人から見れば新作に見える。ゲーム制作を振り返ってみて、自分たちが面白いように作ることが重要だった。

2018-03-17 15:18:25
悪堕研究機構 @utakuochi

▼余談 「Linuxおじさん」と呼ばれる、「この作品はLinuxはないのか?」と聞いてくる人がいるらしい #同人ゲームの潮流

2018-03-17 16:10:08
悪堕研究機構 @utakuochi

#同人ゲームの潮流 」にて余談的に話が出ました「いまの若い子は『ビジュアルアーツ』を知らない」という話で、実際にどれくらいの人が知っているのだろうかとTwitterでアンケートを実施した結果がこちらになります。 twitter.com/utakuochi/stat…

2018-03-24 19:57:43
悪堕研究機構 @utakuochi

余談: この話をされた関西同人ゲーム製作者交流会の筆者さんは、職場の新人が「ビジュアルアーツ」が分からなかったことに酷く落胆されたそう。 皆さんはビジュアルアーツって分かりますよね?

2018-03-17 13:29:17