【某年/3月某日/夜】児珠さん(@tune_sig89)と彩人

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ブライアン @asasmamama1

@tune_sig89 彩人】深いのか…?と児珠がどんな物思いに耽っているのか分からず、頭の上で?マークを作る。 「そうですね、趣味になってるところもありますし…。というか児珠さん、彼女さんとかいないんですか?」 聞いたこと無い気がする、と思いながらビールを飲むとあっという間に後少しで →

2018-03-18 21:34:23
ブライアン @asasmamama1

@tune_sig89 彩人】よいしょ、と立って冷蔵庫に向かう。 「おかわりいります?」 と聞いてみよう。

2018-03-18 21:35:15
--- @tune_sig89

@asasmamama1 児珠】「よろしく頼もう」胡坐の居心地を直しビール缶を垂直にあおってしまおう。春の暖かくなり始めた夜に冷えたビールは合う。いや何時でも理由をつけて美味いと感じるのがビールか、などと考える思考にかき消されそうになった彩人の質問にふと意識を戻す。そんな話題を振ったのは彼だったか、

2018-03-18 21:41:22
ブライアン @asasmamama1

@tune_sig89 彩人】自分も結構飲みすぎることがあるので気を付けないとなぁ、と思いながらビールを手渡そう。まぁ自分は酔うことはないのだが、生活費的な面でそう思い 「というか、狛江さんとはそういう仲なのかと思ってた時期がありました」 さらりと告げる。

2018-03-18 21:45:42
--- @tune_sig89

@asasmamama1 その時はどうはぐらかしたか思い出そうとしたがアルコールの入った脳だと少し記憶に靄がかかっている。「そうだなぁ…」ふいと目が泳いだところで

2018-03-18 21:47:20
--- @tune_sig89

@asasmamama1 児珠】「男女が二人並んでいるからと言ってそう考えるのはよくないぞ」差し出された缶を手に取り、先ほどとよろしくプシュリと飲み口を作りながらやれやれと大げさに肩をすくめた。

2018-03-18 21:52:19
ブライアン @asasmamama1

@tune_sig89 彩人】「いや分かってますよ!ただ並んでるだけなら思いませんけど、狛江さん凄い優しいんで…」 自分は直ぐそういう風に考えない、と少し慌てて講義して缶のタブを開ける。 「で、どうなんですか?」 結構女性から人気がありそうだがどうなのだろうか。先ほどの質問の答えを促そう。

2018-03-18 21:56:56
ブライアン @asasmamama1

彩人】(いやでも、彼女というより、お母さん…?)

2018-03-18 22:01:48
--- @tune_sig89

@asasmamama1 児珠】ぱくりと枝豆を口に運びながら、「いやいないが」と端的に答える。もちろん狛江美里ともそういった関係ではないことを否定しつつ「お前こそどうなんだ。若いの。」矛先を180度逆に向けよう。

2018-03-18 22:06:28
ブライアン @asasmamama1

@tune_sig89 彩人】飲み、つられるように枝豆をちまちま食べていく。 「そうやって直ぐ僕に向ける…。いないですよ。欲しいなとは思うんですけど…なんというか、もう別にいいかなぁと」 諦めたような残念そうな顔でそう零す。欲しくない訳ではないが、自分からアタックしたいかと言われたら、そういう相手もいない

2018-03-18 22:10:38
--- @tune_sig89

@asasmamama1 児珠】「…歳幾つだ。そんな風に言っちまう歳じゃないだろ」ふ、と酔いがさめるようにはっきりとした声色で、少し前のめりになる。「なんだ失恋でもしたのか?」その話題に対し冷やかそうとするでもなく真剣な面持ちで問いかける。

2018-03-18 22:20:19
ブライアン @asasmamama1

@tune_sig89 彩人】ちらりと相手の表情を見て少し目を瞬かせた後、ふふ、と自嘲するように笑う。茶化すわけではないが真剣に聞いてくれるのが面白くて、嬉しい。 「27です。あー…中学生のときしましたよ。失恋」 大失恋だった、と懐かしむ気持ちで付け加える。

2018-03-18 22:25:12
ブライアン @asasmamama1

彩人】ぐい、と残ったビールを一気に飲み干して、枝豆をまた口に入れる。

2018-03-18 22:30:36
--- @tune_sig89

@asasmamama1 児珠】その歳なんて恋愛の機会ならいくらでもあるじゃないか、と思う言葉は心に落ち着かせ、また一口ビールを飲みしばし考えたのち肘をテーブルにつき、手の甲に顎を乗せて頬杖をつく。「その大失恋ってののハナシは酒には合うか?」

2018-03-18 22:36:41
--- @tune_sig89

@asasmamama1 児珠】「焼酎つくってやろうか?どこにある?氷と…」飲み方も訊きながら膝を立て立ち上がろう。

2018-03-18 22:38:55
ブライアン @asasmamama1

@tune_sig89 彩人】立ち上がろうとしたところで言われてしまい、少し面くらったような顔をしてから一緒にキッチンへ向かおう。 「あ、有難うございます。えーと、そこの流しの下の戸棚にあります」 戸棚の中の端に、一本だけ芋焼酎が入っているはずだ。

2018-03-18 22:46:53
ブライアン @asasmamama1

@tune_sig89 児珠が飲むか分からない為、グラスを一応二つ取り出して置きながら、僕はロックがいいですと告げる。少しまた間をあけて 「…小学生の頃から好きだったんですけど、他の男にとられましたね」 あはは、と至極からりと笑いながら

2018-03-18 22:47:56
--- @tune_sig89

@asasmamama1 児珠】戸棚を覗き込み渋い風貌で居座る焼酎の瓶を引っ張り出す。「俺がひとりでキッチンに入るのが不安か?」ニタ、と笑いつつ氷をグラスに入れカラカランと涼しい音を立てながらロックの焼酎と自分用に水割りを作る。「そいつは青いハナシだ。玉砕しちまったってわけか」冷たいグラスを手渡そう。

2018-03-18 22:56:10
ブライアン @asasmamama1

@tune_sig89 彩人】「いやぁ児珠さんがキッチンにいるのが珍しくつい」 茶化しながら答えるが、本音を言ってしまえば先輩をキッチンに一人で立たせるのはどうなのか、と思っただけである。 「青いでしょう?そりゃあもうすごい純粋でしたね」 腕をくんで、うんうんと言いながら 「玉砕の経験は?」 聞いてみる。

2018-03-18 22:59:12
ブライアン @asasmamama1

@tune_sig89 彩人】グラスを手渡されれば受け取って、またテーブルに戻ろう。

2018-03-18 23:01:04
--- @tune_sig89

@asasmamama1 児珠】「酒とは仲がいいからな」彼に続いてテーブルに戻ればお手製の料理をつまみつつ水割りにも口をつける。「ずいぶん可愛い彩人君もいたもんだな」と軽口を言いわずかに眉をしかめてフと口元に自嘲を乗せる。「そんな面白いことはなかったな。誰かと付き合ったことはあっても環境が変わるとな」

2018-03-18 23:09:37
--- @tune_sig89

@asasmamama1 児珠】ひゅうと木枯らしが飛んでいくように指をくるりと回して明後日の方向を指さす。世の中では自然消滅、という言い方をするらしい。

2018-03-18 23:11:55
ブライアン @asasmamama1

@tune_sig89 彩人】お酒以外とも仲良くしたらいいのにと思いながら焼酎を一口飲み 「あ、馬鹿にしましたね?」 むっとした表情を作って見せて、少し笑う。 「あ、ええと…まぁ、そういうこともありますよね」 察する。一体どういう経緯でそうなったかは分からないが、聞いていいことかも分からず、神妙な顔で頷く。

2018-03-18 23:15:14
--- @tune_sig89

@asasmamama1 児珠】「誰かを幸せにしようと思ったとき、自分じゃそれができないな、とな」何もない遠くに視線を向けてから、手元にあるグラスにそれが落ちる。「思ったわけだ。」ふうと一息つくとともに酒を飲む彩人を見やる。「いろいろ考えた時間があるから今こうして警察にいるんだがな」

2018-03-18 23:26:15
ブライアン @asasmamama1

@tune_sig89 彩人】「……」 思わず口が少し開いてしまった。児珠の言っていることが全て理解できる。理解できると共に、何故”自分″のような立場でもないのに、そういうことを思うのか、それだけは分からない。 「でも児珠さんは僕とは違うじゃないですか。頼りがいありますし、それに」 ”男“だし、とは言えない。

2018-03-18 23:31:03