【2018.3.30】歴史研究書「エロマンガ表現史」「あの日のエロ本自販機探訪記」が有害図書指定(随時更新)
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2018.4.27 新聞各社が報道
新聞で論点化ができたね。 首尾よく進めば、次はそれなりのところからの声明が出て、さらにフォローアップの記事も出てくるよ。着実に一歩ずつ。 twitter.com/jfsribbon/stat…
2018-04-27 21:20:19北海道・滋賀県の有害指定問題 公文書、報道等 jfsribbon.org/2018/04/blog-p…
2018-04-27 19:44:59北海道・滋賀県の有害指定問題 公文書、報道等 jfsribbon.org/2018/04/blog-p…
2018-04-27 19:44:59※2018.6.1 コラムなどにも掲載
文春のコラム記事、三上延氏の「私の読書日記」を拝読。拙著「エロマンガ表現史」と「あの日のエロ本自販機探訪記」の有害指定について言及。大いに議論されるべき内容であることを前提に、それが不透明に決定されているプロセスに問題有りと、これは自分と同じ意見。都も含めて公開を願う! pic.twitter.com/BPAaqF3tWJ
2018-06-01 13:28:212018.5.18 大学で「引用禁止」などの圧力を確認
大学で『エロマンガ表現史』を引用しようとした先生が、「そんな本を学生に紹介すること自体がセクハラだ」みたいな圧力を大学上層部などから受けたという事例を複数の道県で確認。聞き取りを進めているところ。
2018-05-15 08:19:24「公共的な場での議論にも必要な本」と評価する人が一定数いることで、逆にそれに反発する人たちが「何とか強制的にゾーニングできる方法はないか」と規制のステージに進んでしまうという構図が浮かび上がってきた。エンタメ系の図書の場合とは、またちょっと違った回路での規制問題が発生している。
2018-05-15 08:20:08しかし、 「僕は大学という場で教員が学生に紹介することが不適切になる可能性があると思っただけで、規制しろとは思いません。表現の自由です。でも、学生は18歳以上とはいえまだ子どもですから、行政の方とも相談をしたのですが……」 みたいな態度って、わりと今の大学の空気なのかなぁ。
2018-05-15 08:28:12「不快に思えば、セクハラ」という一種の迷信が蔓延した結果、セクハラを口実にすれば自分の気に入らないものを抑圧・排除できると学習した人が増えたことが原因だと思います。セクハラか否かは客観的に決まること、不快さだけでは他人の権利を制約する根拠にはなりえないことの教育が必要です。 twitter.com/ogi_fuji_npo/s…
2018-05-15 13:45:59ああ、大学教育の現場にいる人間、かつ、性表現に関わらざるを得ないあたりをテリトリーとしている者としては、「全然あり得る」圧力。教員も学生も様々だから、一概にこうだというガイドラインは作れないと思うけど、本気で学生指導するとしたら、クビ覚悟で一歩踏み込まないと教育成立しない。 twitter.com/ogi_fuji_npo/s…
2018-05-17 01:25:50現代美術なんかもそうだけど、私は芸術大学の理論系のセクションにいて、広く視覚表現を研究対象として認める方針(って、今日もはや当然だし、もしマンガやアニメが「芸術」じゃないなんて反動的なことを素朴に言えるわけがないし、言ったらそれこそそのジャンルに関わる方々に対する「差別」だ)で、
2018-05-17 01:29:06そもそも私自身がマンガやアニメのようなオタク文化と親和性の高いジャンルについて論評をいくらかはしているわけだから、学生がそれらを研究対象にすることを拒むロジックなんて成立するわけがない。で、その上で言えば、マンガやアニメにセクシュアルなコードが「一切ない」なんてことは
2018-05-17 01:31:26ジャンルの特性上、むしろそういう事例のほうが珍しいぐらいなのは自明であり、それどころか、セクシュアルな問題が主題になっているケースだって多い(性描写が皆無な恋愛マンガだって、性的欲望が背景に駆動しているのは当然だということを想起すればいい)わけなので、本気で指導するなら一歩
2018-05-17 01:35:17本気で指導するなら一歩踏み込まないと、より良き教育なんて成立するはずがない。具体的には、BL的描写が多分に含まれる卒業論文を書きたいという女性の学生の主たる指導教員を務めたことがあり、実際すばらしい卒論を書きあげてくれたから、学生には感謝しかないが、今後も同じリスクを背負えるか
2018-05-17 01:38:33今後も同じリスクを背負えるかと言えば、ものすごく自信があるなんて、とてもじゃないけど言えないものの、そういう主題の研究をしたいというオーダーが飛び込んできた場合、これは教師としての職責上、全力で指導するしかない。だから一歩間違えればクビになるかもね、という恐怖感は常にある。
2018-05-17 01:41:13だからどうというわけではないけれども、もはや大学は、昔のような牧歌的な場ではなくなっているし、一方で際どいニーズも引き受けなければならないのが現状ではあるし、オタク文化と親和性の高い表現であろうと、もはやこれだけの数、文化的有意義さを兼ね備えてしまっている作品が実在して
2018-05-17 01:44:22作品が実在してしまっている以上、それらの文化圏に出自を持つ作品を、それを理由に排除するなんてことは、それこそ倫理的に不可能だし、そんな「偏向教育」は絶対にしたくない。まあいずれクビになるかもしれないが、なるべく誤魔化し誤魔化しクビにならないような綱渡りをしながら、
2018-05-17 01:47:07クビにならないような綱渡りをしながら、なんとか文化の水脈を繋いでいくしかないし、それが何十年後かにきっと意義を持つことになるだろうと願いつつ、やるしかないという感じではある。シビアな時代だ、ホントに。
2018-05-17 01:49:18某大規模図書館(の東京の方)の中の人の一人。 最近は主にmastodonでうろうろしてます。 @tsysoba@toot.blue
大学や美術館に関する議論が盛んになっている今こそ、蟻川恒正「国家と文化」『岩波講座現代の法1 現代国家と法』岩波書店,1997. p191-224.を読み返すべきかと。国公立の大学や美術館等の事例を通じ、国家による文化の制御の拡大と、そうした国家による制御を制限する専門家の役割が論じられる。
2018-05-27 22:50:58まあ、自分も、先日教えてもらって、今日読み終えたとこなんだけど。同論文で論じられている、規制と給付の二分論に基づく、介入の正当化は、今後必ず持ち出されてくると思うので、その意味でも読んでおくべきかと。
2018-05-27 22:54:04大阪出身。とある大学に生息しています。