- yosidagumi2025
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『まだまだだぜ!』礼三郎はおのれを強いた!エーデルワイスは瞬間タイムスリップし光速のビームをかわしアムリタに迫る!『アイ・ノー・ユー!』虎の子のチョップをローブを纏う怪アームヘッドに浴びせた!アムリタが燃える!
2018-03-15 21:48:05『嬉しい...』ローブの中から禍々しい筋肉木乃伊が姿を現す。『アムリタが効いてきたんだね』先程の珍妙な液体、明らかに押されている状況を押し返せたなのはそのお陰か?『フフフ、安心して毒じゃないから』...怪しいものを飲まされたのは力不足故それがプラスになる部分があるなら罠でも構わない。
2018-03-15 21:52:16びくびくとエーデルワイスの筋肉が反応する。強者と対峙する喜びか?あるいは強烈な生存本能か。アムリタと戦い、生き残るにはありとあらゆる要素を活かさねば!エーデルワイスが仕掛ける!アムリタとエーデルワイスの拳がかち合う!『良いよ!良いよ!ボク楽しい!』エーデルワイスが押しているか?
2018-03-15 21:56:14『でもね』アムリタがエーデルワイスを投げ飛ばした!『ボクには勝てないよ』アムリタがエーデルワイスを見下ろす。『キミが手も足も出なかったハルヒコのウコンバサラもレインディアーズを滅ぼしたヤマビコのアゾートもボクのアムリタには最初は勝てなかったんだよ?』
2018-03-15 21:59:33俺が最強のラウンズだ、と言っているのか?...そうではない。ゲルヒコは"最初は"とわざわざ言っている。礼三郎は少しラウンズを理解してきた相手をパワーアップさせても自分の弱点を助言しても平等な勝負をしたがるのだ。なぜだ?その疑問はすぐに沈んだ。
2018-03-15 22:03:38『打撃が効かないのか』その事実は筋肉を主武装とするタイムスリップ者たちに対する圧倒的アドバンテージと言えた。『そうだよ、ヤマビコもハルヒコもすぐに攻略法を見出だした。キミはどうかな?未来のサダヒコさま』『そうはならないぜ!』エーデルワイスの攻撃は遅い!鈍重なアムリタよりも!
2018-03-15 22:07:33『音速攻撃!来たね!』タイムスリップ打撃は速すぎてアムリタの液体部分に衝撃を与える前に打撃になってしまい無効になる!だから攻撃を音にする!液体に直接攻撃するのだ!アムリタもタイムフリーズ攻撃で応戦する!ゲルヒコは礼三郎を認めつつあった。
2018-03-15 22:10:59タイムフリーズ攻撃は鈍重なアムリタの攻撃を敵タイムスリップアームヘッドの超光速タイムスリップ拳に対抗するためにあった。だが今では礼三郎の音波パンチの補助になってしまっている!パリンと音がした。
2018-03-15 22:13:24⏰これまでのあらすじ⏰ 時間最終改変を企む悪の秘密結社タイムスリップ教団に致命的な打撃を与えるため礼三郎は最高幹部タイムスリップラウンズ連続撃破を試みる。その初戦の相手タイムスリップ・ゲルヒコは恐ろしくそのアームヘッド、アムリタが割れ…。
2018-04-02 22:13:17ごめんね。結局ボクは君を壊しちゃうことになりそうだ。アムリタの疲労は思っていた以上に深刻だったようだ。敵対組織を何十も潰しているうちにアムリタは肉離れを起こし始めている。そうでなければ現時点のサダヒコくんがボクをここまで追い詰めることなどできない。『これがアムリタだよ』
2018-04-02 22:19:16チェレンコフ光めいた光を放つ流動的な液体こそがアムリタの正体でありボクだ。器ならばある程度のアームヘッドならば砕くことが出来よう。それが致命的なことになる。『もう手加減はできないよ』『へっ雑魚敵みたいで弱そうだぜ』彼が強がっているのがわかる。ああ楽しい時間は終わってしまうんだね。
2018-04-02 22:24:21教団の意向に沿うことは出来なかった。サダヒコ様にどうお詫びすれば…。へへでも良いや何もかも溶かしちゃおう。『ココロもカラダも溶かしてあげる』アムリタの液状ボディーから残骸が飛び出す!『さあ遊ぼうよ!』『オピョ!』コノコトオと書かれたタイムスリップ残骸がエーデルワイスを襲う!
2018-04-02 22:28:56かわすかかわさないかのうちに2撃!たょしと書かれた幟!胡乱な文章が超光速で飛び交う!『ピョポ!』エーデルワイスが直接拳撃をアムリタに叩き込む!モホと書かれた旗を蹴りアムリタに近づいている!アムリタはるぬるぬと言う箱を取り出し防御!壊れる箱!『もっとだ!もっと見せてよ!』
2018-04-02 22:33:32『オッピョッポ!』エーデルワイスはアムリタを抱え込んだ!ダメだよ!そんなことをしたら…ボクは君を溶かしちゃう…。ふふ…キミはボクと一つになりたいんだね…いいよ。この肉離れしたカラダでよければ…。エーデルワイスが溶けていく。『くっ』エーデルワイスが離脱!逃げないで!キミが欲しい!
2018-04-02 22:36:56アムリタはエーデルワイスに忍び寄る。『ボクは巫女だ』『?』ボクのことを教えてあげる。『名前を喪った巫女、身体を失った巫女、記憶をうしなった巫女。ボクはゲルヒコ、永遠の苦痛の果てにタイムスリップし肉離れしたボクに与えられた名前。そしてキミもボクになるんだよ』アムリタが飛びかかった。
2018-04-02 22:42:24エーデルワイスは溶けゆく装甲を見て観念したかのように手を広げた。アムリタがエーデルワイスに覆い被さった。ああ…またやっちゃった。ボクは壊れると制御が効かないんだ。サダヒコくん、ボクの中で一緒に生きよう。…うん?あれ…なんか?
2018-04-02 22:45:39『何をする!』『あなたを供養する!』これは…巻き込み型タイムスリップ!いったいどういうつもり!エーデルワイスのタイムスリップにアムリタが巻き込まれ…。
2018-04-02 22:47:46『ぜ?』『レーラビくん!ヒリングデーモンの新手かな?』『油断するなぜ、ゲルっぽいのと妙にムキムキの白い弥生。どう考えても怪しいぜ』ツヴァイヘンダーツヴァイとグリントぜランサー。タイムスリップに成功した。『!?』ゲルヒコは混乱している!『お前を倒せる相手の所に来たぜ!』
2018-04-02 22:52:48『ゲルは凍らせて倒せ、俺は賢いんだぜ』『アッ…アッ…』ゲルヒコは新手の二機のアームヘッドに夢中で礼三郎の話を聞いていない。『アームストロングさん!それレイザーブロウなのぜ?』『話が長くなるぜ、キミの彼女に早く洗って冷凍保存を頼むぜ』『えっ彼女って』『惚気は後にしてほしい』
2018-04-02 22:57:04