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2011年4月8日

他の土地と比べて舞浜の地盤はどのくらい軟弱?-Radliffe1964さんによる例示

歌って踊れてゲーム翻訳もできる一級建築士のRadcliffe1964さんによる柱状図解説。都内の他の土地と浦安とを比較してみる
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thalion @tsgross1111

他の土地と比べてどうなのか、比較データが欲しいな / 学者もどよめく柱状図、浦安市舞浜の軟弱地盤  :日本経済新聞 http://htn.to/F15DLR

2011-04-08 12:52:13
Radcliffe@ア生バオー来訪者 @Radcliffe1964

埋立地の柱状図としては割と一般的なタイプで、実務者レベルでは驚くに値しないんだけどね / 学者もどよめく柱状図、浦安市舞浜の軟弱地盤  :日本経済新聞 http://htn.to/F15DLR

2011-04-08 15:26:27
Radcliffe@ア生バオー来訪者 @Radcliffe1964

@tsgross1111 家に帰ったらまとめてみる。あくまで例示になると思うが

2011-04-08 15:15:37
Radcliffe@ア生バオー来訪者 @Radcliffe1964

地盤と液状化の話をする前に、ちょっとした基本知識を1,2点。まず、地盤は大きく分けて、砂とか砂利主体の「砂質層」と粘土主体の「粘性土層」がある。柱状図に「シルト」って書いてあるのは粘土質の層なので、基本的に液状化はしないと考えていい。

2011-04-08 21:59:09
Radcliffe@ア生バオー来訪者 @Radcliffe1964

それから、地盤の性質を語る上で良く出てくる単語に「N値(えぬち)」というのがある。これは、簡単に言えば地盤の固さを示す数値で、大きければ大きいほど固いと言っていい。

2011-04-08 22:01:53
Radcliffe@ア生バオー来訪者 @Radcliffe1964

N値は、モンケンと呼ばれる定められた重量のハンマーを一定の高さから落としてサンプラーを叩き、何回叩いたら30cm沈むかを表す数字。50回または60回以上叩いても30cm沈まないときは、何cm沈んだかで直線補完して換算N値を使うこともある。

2011-04-08 22:04:05
Radcliffe@ア生バオー来訪者 @Radcliffe1964

逆に、N値がゼロの場合、モンケンをサンプラーに乗せただけで自重でずぶずぶと30cm以上沈んでしまうことを意味する。つまり、非常に柔らかい。

2011-04-08 22:05:13
Radcliffe@ア生バオー来訪者 @Radcliffe1964

で、以下が液状化のひどかった浦安・明海地区の柱状図の例(PDF)。 http://bit.ly/glS307 地表から6m程度が埋土、そこから深さ16m程度までが砂層。N値ゼロのシルト層がしばらく続いて、N値50以上の層が出てくるのは地表から45mくらいの深さから。

2011-04-08 22:33:48
Radcliffe@ア生バオー来訪者 @Radcliffe1964

基本的に液状化の可能性があると考えられるのは、地表から20mより浅いところにある、N値が低い(地表からの深さにもよるが、概ね10以下程度の)砂層または砂礫層。

2011-04-08 22:16:39
thalion @tsgross1111

@radcliffe1964 シルトはN値が低いので柔らかいけど、地震があっても液状化して「抜け」ちゃったりはしないってこと?

2011-04-08 23:07:37
Radcliffe@ア生バオー来訪者 @Radcliffe1964

@tsgross1111 その理解でいいと思う。N値が低いので、高層建物の基礎を支持することはできないから、N値が高い(一番いいのは50以上)層まで杭を打つ必要があるけど。

2011-04-08 23:09:08
Radcliffe@ア生バオー来訪者 @Radcliffe1964

浦安と類似の例。浦安より軽かったけど、液状化被害のあった江戸川区臨海町付近。(PDF) http://bit.ly/dE3pz5 柱状図の凡例はこちら http://bit.ly/enhu7H 場所によって差はあるけど、だいたい地表から10m前後はN値の低い砂層だと分かる。

2011-04-08 22:45:08
Radcliffe@ア生バオー来訪者 @Radcliffe1964

一方こちらは都内でも地盤が良いと言われる三鷹駅付近の例。 http://bit.ly/dRglbg 表層付近のN値は低いけど、これは関東ローム層と言って、成立年代が古く、地盤の耐力も大きい。もちろん粘性土なので、液状化もしない。また、10m前後でN値50以上の強固な層が出現する。

2011-04-08 22:50:26
Radcliffe@ア生バオー来訪者 @Radcliffe1964

千代田区大手町付近。 http://bit.ly/hFySPJ 場所によって多少ばらつきはあるけど、概ね地表から20m前後でN値50以上の強固な層が出る。また、それより浅い範囲もN値が10以下の砂質土層は比較的少ないので、総じて液状化の危険は低いと言っていい。

2011-04-08 22:56:02
Radcliffe@ア生バオー来訪者 @Radcliffe1964

品川区大崎付近。 http://bit.ly/gGRzks 深くまで掘られてるところが少ないけど、だいたい10~20mの範囲でN値50以上の層が出る。また、表層はほとんどN値0だけど、シルト層なのでN値に関係なく液状化の危険は低いと考えていい(埋土は除く)。

2011-04-08 23:00:06
thalion @tsgross1111

@radcliffe1964 大崎は少し前から高層マンションがドカドカ建ってるよね。10~20m程度の硬い層に到達する基礎を打って、その上に立ててるんだろな。

2011-04-08 23:15:47
Radcliffe@ア生バオー来訪者 @Radcliffe1964

港区台場。 http://bit.ly/hSvOxA 表層から7~8m程度が埋土だし、20m付近までN値の低い砂主体の層が多いので、やはり液状化の危険は高いと考えた方がいい。

2011-04-08 23:07:38
Radcliffe@ア生バオー来訪者 @Radcliffe1964

東京の地盤から、いくつか例を取って説明してみたけど、分かってもらえたかな? ちなみに柱状図は「東京の地盤(Web版)」の情報を使わせていただきました。 http://bit.ly/i2GA6A

2011-04-08 23:19:24
thalion @tsgross1111

@radcliffe1964 ありがとう。とても分かりやすかった。

2011-04-08 23:21:01
Radcliffe@ア生バオー来訪者 @Radcliffe1964

あと、1点だけ補足。液状化には、地下水位も関係する。簡単に言えば、水をたっぷり含んだ緩い砂層が液状化しやすい。よって、地下水位の高い臨海部の埋め立て地の液状化危険度が高いのです。

2011-04-08 23:33:17

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