アームヘッド、ヘブンダッシュ編
- yosidagumi2025
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村井幸太郎が暗黒大陸に降下している。八天同盟の目的は不明。スパイラル・シンギュラリティは村井幸太郎のアームヘッドを発見、及び撃破せよ。との眠竜女帝の指示だ。おれのゲイボルグが先行しデウスエクスマキナが続く。「まさかおれたち特異点の出番が来るとはな」「・・・」オリジナルは無口だ。
2016-09-27 20:05:18おれはホレー・ダッカー、未来の特異点だ。デウスエクスマキナZZに乗る金髪はオリジナル・アイリーン、無口な過去の特異点だ。すべての時間の特異点はスリーピィドラゴンに所属している。そのすべてを村井幸太郎のセイントメシア撃破に向けた。そして長い沈黙を破り村井幸太郎が姿をあらわしたのだ。
2016-09-27 20:08:17暗黒大陸の砂漠の上、赤いゲイボルグバイと金のDEMZZが映える。「おっと見えてきたぜ」「そう・・・」オリジナルは無愛想に答えた。ライカンスロープ、ヒルドルーヴ社の開発した四脚に変形するアームヘッドだ。「なんだ、味方か」「違う」DEMZZは先行した。「パラサフィクサか!?」
2016-09-27 20:12:58寄生アームヘッドに操られた人狼がDEMZZに襲い掛かる!「王様!ご帰還を!」人狼がDEMZZに叫ぶ!「コンバット・・・」DEMZZが隠し腕からのビームソードを展開する!「おい!」パラサフィクサをライカンスロープのコクピットごと溶解!「エグいぜ・・・」「まだ来る・・・」
2016-09-27 20:17:10宙を行く卓袱台の群れ!そこに座するはヴィルトゥース!セイントメシアサード!「王様!我々と月に戻りましょう!」「随分と御人気だなあ、おい」「・・・」いまだになお寄生されたライカンスロープが迫る!数の不利!「・・・私は過去の特異点だ」オリジナルはパラサフィクサに精神支配を掛ける気だ!
2016-09-27 20:22:03「王様!我々はセイギマンを見て正義に目覚めました!」ヴィルトゥースの一機がDEMZZに突撃を仕掛け特異点制御を妨害!「王様も目覚めてお戻りください!」「そのまま眠っていろ」DEMZZのビームソードがヴィルトゥースのコクピットを貫いた。「永遠に」ヴィルトゥース爆発!
2016-09-27 20:26:14再びパラサフィクサへの特異点制御を試みる!「・・・私はもはや王でも神でもない・・・。ただの呪いだ」DEMZZが両手を広げると卓袱台アームヘッドダイナッシングへとパラサフィクサに操られたライカンスロープが向かい始める!「お前たちも呪われよ」「断るわ」DEMZZの右腕が宙を舞う!
2016-09-27 20:29:38赤いセイントメシアがDEMZZを睨む。その片腕は異様に大きい。「ヴァーミリオンか」「あなたを救いに来たわ、死んで」「両方とも断る」DEMZZの切断された腕が重力を無視しヴァーミリオンに迫る!「ハンドジャベリン!厄介!シンタロ!援護して!居るんでしょ!」後ろに灰色のセイントメシア!
2016-09-27 20:35:12「いや・・・コヨイさんまじヤバいアームヘッドでしょそいつ怖いっす」「あなたのもヤバいアームヘッドよ、頑張って!」「アイツはおれがやるぞ」「好きにしろ」セイントメシアであろうとこのゲイボルグとモンスターCCの敵ではない!「デカイ!」ゲイボルグと接続したモンスターのプレッシャー!
2016-09-27 20:40:05「待て、お前たち」神々しい光と共に玉座アームヘッドに乗ったアームヘッドが現れた。「どうも、セイントメシアです」「幸太郎!」「母上、藍染の翼私にこやつらをお任せください」「貴様が村井幸太郎か?」「いかにも私が村井幸太郎である、そして我が最強のアームヘッド、スキムヘブンなり」
2016-09-27 20:43:36スキムヘブンはタマザーから立ち上がるとタマザーの足を持って構えた。「八天同盟は同士をトンドルに連れ帰りに来た。同時に俺自身をエサにスリーピィドラゴンの強豪を叩くつもりだったのだ」「では死ね」DEMZZはヴァーミリオンに背を向けスキムヘブンへと向かう。「私はまだいるぞ!」
2016-09-27 22:04:58ヴァーミリオンのフィンガージャベリンの攻撃を見ずにかわしながらDEMZZはスキムヘブンへと向かう。「お前はエクジコウか?」「その名は捨てた、私は世界の呪い、オリジナル・アイリーンだ」「頭でもうったのか?」「ほざけ」タマザーとDEMZZのビームソードが交錯する!「テトラスキンか?」
2016-09-27 22:11:40テトラスキンとは一種のバリア膜であり、アームキルなどの破壊エネルギーを相殺して消え一定時間で復活する。「待て、オリジナル。ヤツはおれの兄の仇なのだ。おれにやらせてくれ」「・・・よかろう」DEMZZはスキムヘブンへの第二撃を止めた。「私は雑魚の相手をする」「頼んだぜ」
2016-09-27 22:15:18「仇だと?」幸太郎がいぶかしんだ。「おれはホレー・ダッカー、ヒレー・ダッカーの弟だ」「ヒレー・ダッカーだと!?」「そうだおれは貴様を殺す」「復讐だと、そんなものが戦場で幾つ生まれると思っている?そんなもので俺は倒されはしない」「おれの復讐は貴様が死ぬべき理由のひとつに過ぎない!」
2016-09-27 22:20:14ゲイボルグに接続したモンスターCCの脚でスキムヘブンを潰しに掛かる!「幸太郎サン、ヤバイッス!踏まれまイッス!」タマザーが悲鳴をあげる!「ギョクコちゃん、安心しろ。俺は村井幸太郎だ!」スキムヘブンはタマザーを無造作に叩きつけモンスターCCの脚を折る!「スゴイッス!」
2016-09-27 22:25:36モンスターCCの脚の間からスキムヘブンが上昇する!「俺を倒せる復讐を持っているのはあいつだけだった」スキムヘブンが構えているのはもはやタマザーではなくライトスタッフ!モンスターCCを緊急分離しゲイボルグバイを回避させる!避けた瞬間爆発するモンスターCC!ギガースを一撃か!?
2016-09-27 22:29:40「強い・・・これがセイントメシアか」「その通り、この程度の力だ」スキムヘブンはライトスタッフをゲイボルグバイに向けた。ライトスタッフが電気を帯び、テトラダイレールガンの咆哮を放たんとしていた。おれは死を覚悟した。だが不意に幸太郎は攻撃を止めた。「あれはなんだ?」「え?」
2016-09-27 22:35:40砂漠の砂が巨大な人型をとっている。「お前らの仲間か?あれは?」「そうだ、いやそうだったというべきか」間に立って答えたのはオリジナル・アイリーンだ。ヴァーミリオンとグレイフォースも隣で砂の巨人を見ていた。「あれは国家解体先輩のジャガーノートだ」「伝説の・・・」「あれがか?」
2016-09-27 22:39:25「既存の体制を破壊せねば・・・」砂の巨人は呟く。「おじいちゃん、既存の体制は四十年前に破壊したでしょ?」おれは優しく国家解体先輩に話しかける。「違う・・・お前たちこそ既存の国家体制・・・俺は既存の体制を破壊する・・・」話が通用しない!巨大な拳が六機のアームヘッドに降り下ろされる!
2016-09-27 22:43:16ヴァーミリオンがグレイフォースの手を引き、スキムヘブンがタマザーの足を持ってDEMZZとゲイボルグバイは普通にかわす。「これがヘブン上の国家を滅ぼした先輩の拳・・・」「完全に暴走してやがる!破壊し足りないんだ!」「興が醒めた、あとはお前らでやれ」DEMZZが戦線を離脱!
2016-09-27 22:53:00