ドラマツルギー・ペルソナ・モラトリアム・アイデンティティ

金森徳次郎の言葉 @kanamori_phrase

人間というものは朝から晩まで一つの考えを持っているのではないのであって、恐らくは同じ瞬間に二つも三つもの矛盾した考えを持っている。…人間には、〔このような〕その時その時の偶発意志があるけれども、しかし全体の秩序を与えておるところの規律意志というものもある。（憲法随想43頁）

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

アーヴィング・ゴッフマン ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2… ”日常生活における人々の社会的相互作用の仕方を解明する方法論として、ドラマツルギーを初めて社会学の立場で提唱したとされる。”

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

”その一方でインプレッションの術策を駆使する主体、すなわち「自己提示」を為すその主体は何者であるかの問いには答えていない為に「個人内葛藤」という重要な課題を残した。このような課題を解決する方法として…”→

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

→”ゴッフマンの提起した自己の複数モデルから、更に個人の生活史が有する主体的な意味を考慮し時間的連続性の視点を加えた、個人のアイデンティティを統合する核心的自我（自我同一性）を想定する単一的自己モデルが提唱され、エリク・H・エリクソンのアイデンティティ理論を応用する社会学へと”…

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

自己同一性 ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA… ”青年期は、「自分とは何か」「これからどう生きていくのか」「どんな職業についたらよいのか」「社会の中で自分なりに生きるにはどうしたらよいのか」といった問いを通して、自分自身を形成していく時期である。”→

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

→"そして、「これこそが本当の自分だ」といった実感のことを自我同一性と呼ぶ。 エリクソンによる正確な定義は様々に存在しているが、アイデンティティ獲得の正反対の状態として、役割拡散や排除性が挙げられている。”→

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

→”アイデンティティが正常に発達した場合に獲得される人間の根本的な性質としてエリクソンは「忠誠性」を挙げている。この忠誠性は様々な社会的価値やイデオロギーに自分の能力を捧げたりする事の出来る性質である。”→

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

→”これが正常に獲得されないと、自分のやるべき事が分からないまま日々を過ごしたり、逆に熱狂的なイデオロギーに傾いてしまうと考えられている。”→ ＊「青年期」の話だが、「今の日本国民」に置き換え得ると考えつつ引用。 因みにマッカーサーは日本人を「１２歳」と言ったが、それは青年期の前。

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

→”自我同一性を獲得するために社会的な義務や責任を猶予されている準備期間をモラトリアムと言うが、これはアイデンティティが確立するまでの猶予と言う意味を表しているに過ぎず、エリクソン自身は青年が様々に葛藤したりする戦いの時期として捉えていた。”→

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

→”…この時期に青年はそれまでに獲得してきた様々な自己の部分を整理しなおす。その結果、青年には適切に選ばれた忠誠を誓えるような対象と自己の活動が残り、また否定的な部分は捨てられてアイデンティティとして確立する。”

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

エリクソンによれば「モラトリアム」は何もしないと言う猶予ではなく「葛藤と言う戦いの時」だが…日本人は葛藤と戦ったか。

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

→”この概念は、エリクソン自身が、その生涯を通して自らのアイデンティティーに悩んだことから、生み出されたとされている。”→

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

そう言えば モラトリアム人間の時代 (中公文庫) 小此木 啓吾 amazon.co.jp/dp/4122053110/… 1981年の本。だいぶ話題になりましたね。青年期だけでなく日本人全般に「モラトリアム」を見る。

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

→”自我同一性がうまく達成されないと「自分が何者なのか、何をしたいのかわからない」という同一性拡散の危機に陥る。同一性拡散の現れとしてエリクソンは、対人的かかわりの失調（対人不安）、否定的同一性の選択（非行）、選択の回避と麻痺（アパシー）などをあげている”→ 今の日本。どうですか。

田川 滋 TAGAWA Shigeru 타가와 시게루 @kakitama

→”自我同一性は…中年期や老年期において何度も繰り返して再構築されるものなので、上手く行けばアイデンティティは構築されたまま人は過ごす事が出来るが、上手く行かない人は人生において何度もこの同一性拡散を経験して、二次的に精神病理にまで落ち込んだり、人生の停滞を経験する事となる”