【ヨモツバース】イクターナル事変

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「ねぇ、遊神チャリディア」 「なんだいフィーネ。君がウェイクアップしてるなんてレアだね」 「・・・」 「？」 「そういえばあなたそういうキャラだったわね・・・」 「そんなコミュニケーションするのがバザーみたいなフェイスをしないでおくれ！何か用があったんだろう？」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「ヒャルキーもそうなんだけど、あなたたちが持ってるそれは何？」 「これかい？現世界で流行りのスマートフォンって奴さ」 「携帯とは違うの」 「スマホを携帯というのはゲーム機を見てファミコンっていうのと同じだよ」 「私がおばあちゃんだとでも言いたいのかしら？」 「待って待ってぶたないで」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「今ならこれを通して人のお祭り騒ぎに便乗できるってわけさ」 「へぇ・・・この釣りをしてるのは？」 「アイドルのゲームだね」 「こっちの投票できるのは」 「アイドルのゲームだね」 「・・・こっちの巨大ロボは」 「アイドルのゲームだね」 「現世界のアイドルって大変なのね・・・」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

マグロ漁船でまぐろ「7.22m」を釣り上げました！ 13:21:42 #ミリシタ #FISHERDAYS

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「マグロが釣れましたね」 「これ何のゲームだったかしら」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「そろそろ釣り飽きてきたんだけど」 「放置で出来るし楽でしょ？１０匹トロフィーが埋まるまではよろしくね！」 「えぇ、今何匹目ぇ・・・？」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「全部10匹釣ったわよ」 「じゃあ後合計100体までよろしく」 「はぁ！？」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「こういうお祭り騒ぎの時は、何かが起こるもんだ」 「何かって？」 「そうだな、例えば天と地がひっくり返るとか」 「そんなおおげさね」 「そうでなくても、小さなことでも、何かが変わるかもしれないってことだ」 「・・・あんたの勘、やけに当たるから怖いのよね、ヒャルキー」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「は？」 「ん？どうかしたかいフィーネ」 「い、いえ、いま評定指数がブレたような気がして」 「おや、不具合か」 「まっさかぁ。そんなわけ・・・いやあたしの見間違いなわけないでしょ」 「君の目ももう年かい？」 「なんで全能四神に時間が干渉するのよ！フェルディオのせいだったら許さないけど」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「時空神が僕らに干渉できるとは思えないけどね」 「じゃあ、あたしの能の劣化じゃないとしたら、平定指数が変わったのは見間違いじゃなくて・・・」 「平定指数が変わったってことは現世界に何かあったってことになるね」 「現世界が、歪み始めてる？」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「しかしねえ、今日限定がこんなにあったんじゃ大変だろ」 「ホントホント。どんだけ4月1日にこだわるんだよ人は」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「・・・4月1日が終わらなければ、ずっとこんなお祭り騒ぎ状態なんじゃねえかな」 「うーん・・・それはそれで疲れそうだねえ」 「それもそうか」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「平定指数0.00213・・・ちょっとおかしいんじゃ」 「やっぱりこれ変よね。さっき見たときは103とかだったのがこれだから」 「0からズレすぎるとさすがに危ないな・・・何かあったか人創神に当たってみるよ」 「よろしくね。しかし、原因が何なのかトンと見当もつかないわね・・・」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「いや知らんけど」 「知らんけど」 「オォォォイィィィ頼むよ人創神でいま頼れるのはヒャルキーとチャリディア、君らだけなんだ」 「と・・・」 「言われても・・・」 「何か些細なことでもいい、現世界で何かいつもと違うことは起こってないかい！？」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「違うこと？」 「違うことねえ」 「どうだい？」 「「・・・・・・」」 「「特にねえな！(ないね！)」」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「分からないって」 「人創神がその調子じゃ私達でもダメね・・・。どうしよう、このまま上がり続けて平定指数が変わっちゃったら」 「そりゃ、0から1に上がったら現世界が『現世界』じゃなくなるから・・・」 「そうなると基準がなくなって、他の世界も平定指数を保てなくて壊れていって・・・」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「『現世界』も他の世界も、みんななくなっちゃうってことになるわね」 「そうだね」 「・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・」 「もしかして、」 「「それって一大事じゃない？」」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「そういやさあ」 「うん？」 「こっちには何かおかしいことはあるって可能性は考えないのかな」 「こっちって、神層域で？」 「そうそう」 「あー、一応訊いておく？」 「そうだね」 「じゃあこっちの魅惑の奏戦やっといて」 「承り」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「こっちでおかしいこと？それってあの錨のこと？」 「え」 「あぁそうそう、あの錨について何か知ってる？」 「あの錨どっから持ってきたんですか」 「持ってきたってか、世界神話から送り付けられたんだけど」 「あー・・・なるほど・・・これは大騒ぎするわけですね」 「どういうことよ」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「あの錨、元々はイクヨモツの持ち物ですよ。正確にはそれのレプリカっぽいですね」 「保持神？なんで彼と錨が関係あるのよ」 「あれは時空測定錨ナガハルト、またの名を『時固保持錨イクターナル』です。簡単に言えば、時間を留めるための釘みたいなものです」

⚓イクヨモツ☆☆★🌹 @nagahara0

「本来はイクヨモツの創り出した神器だったんですが、時間を留める彼の分身として生みだされたそれは、結果的にひとつの世界を滅ぼすに至りました。他所での仕事にあたっていた際、彼の中で最も琴線に触れた世界がありました」