ここまで調べた『この世界の片隅に』京都上洛編 #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直 #こうの史代 #ここまで調べたこの世界の片隅に #京都上洛編 #小黒祐一郎

ミ☆リ @minori_ironim

で喋ったらいろいろと反応があった。今日の導入は高畑さん。高畑さんは人の目を見て話す。でも喋ることは面白くない、怖かった。寅さんとは別。『かぐや姫』の間頃監督も高畑さんも日大の先生をしていたが校舎が別だったりして会わなかった。 #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直

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今頃になって高畑さんの授業を受けた学生のノート集めをした。そうしたら「アリーテ姫はわからなかったけどマイマイは良かった」と言ってくれていた。しかも（人の目を見る普段と違い）遠くを見て言っていた。なので本当に良かったのだろう。 #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直

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高畑さんの授業は、フランスのアニメーションを学生に見せて「これを言語化しなさい」などというもの。誰もできなかった。そのくせ自分だってマイマイを観て「あれは良かったですね」のみ笑 マイマイは目の前で観てもらったことがあって #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直

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「やあっ」て叩かれて帰っていった。高畑さんは作品について、調べ物をしたからすごいと言われることが心外だと。調べたから良かったんではなく、作品の本質は他にあるんじゃないの？と。『この世界』もそうでしょう？と言っていたらしい。 #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直

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でも今日は調べ物を話します笑 ただ闇雲に調べているんではなくてどこにはまるか考える。“答えを出さない”のが大切。これもでかい世界の一部だったんだ、こんなこともあったでしょ、と。こうの作品を読んでも意外とわからないことが多い。 #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直

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なので読み解いていった過程を残したいと思ったらこうなった。（ここから片渕フォルダ登場→小黒さん「片渕フォルダが見られるのも今日が最後ですよ笑」） #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直

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原作はこの『冬の記憶』から始まる。正方形の絵。でも映画は横長。これだけじゃわからない。どこであるかわからない。読み進んでも“中島本町の「ふたば」に届けるのです”としか出てこない。最後のページにやっと“お買ひ物は広島勧商場で” #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直 pic.twitter.com/yLlJ3J0BdL

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“中島本町”と描いてあるのに気づく。これってどうなんだ？広島ということを主張したいのかしたくないのか？と思って見直すと、実は #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直 pic.twitter.com/ZuP4XpEAe1

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よく見ると原爆ドームと大阪城が描いてあることに気づく。これはひょっとしてこうのさんから突きつけられたのかな？片隅から見て、たまたまそれを見ていて、その人に起こったことは広島であるが、それって当たり前のことで。見る人は考える。 #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直 pic.twitter.com/Bm7tasWweT

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間違えた大阪城じゃない！広島城です！ （完全にオザケンの大阪城ホールライブが頭にあった模様、スイマセン🙇‍♀️） twitter.com/minori_ironim/…

ミ☆リ @minori_ironim

広島城の間違いですスミマセン🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️

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これが上中下3巻貫かれる。 橋があって2人がいるシーン。同じ橋の構図が後でもう1度出てくる。意識的に同じ構図にしている。でも、にも関わらず、これが何橋か触れていない。そして構図は同じなのに橋の形が違う。しかも船も同じ構図。 #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直 pic.twitter.com/ze1Y5cChrr

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この橋が何なのか答えられなかったら映画にならない（そうですか？と小黒さんのツッコミ）。映画の、作品の本質をわかっていないことになる。こうのさんはそこから作品の本質である、と。我々は謎解きをしなくてはいけない。突きつけられた。 #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直 pic.twitter.com/nkhCcwqChl

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原作に散りばめられた謎を解き明かさないと。こんなに調べてわかってきましたよ、そうしないと映画が作れない。というのが『ここまで調べた「この世界の片隅に」』というイベント。（書いていて監督の真摯さに改めて感動して泣きそうです…） #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直

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嫁入り絵→ということはすずさんは広島にいるんだな。それまではこの人どこにいるか、自分で調べるか読み解いていかねばわからなかった。 広島は1回マイマイ上映で行ったことしかなかった。土地勘もなく、原爆のこともそんなに知らなかった。 #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直 pic.twitter.com/sMRz97tEdo

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先ほどの橋は、調べたら相生橋であることがわかった。開通の年の写真があった。手前と奥とで二重になっており、手前のV字の橋は木製、奥はコンクリート製。奥の橋は電車用で、最初は線路しかなかった。直線で便利なので段々太くなった。 #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直 pic.twitter.com/Cz0E5LAIO2

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とやまやすたか @yubinya33

@minori_ironim 回廊と表記されてますが私は街道と聞こえました、ちょうどここの橋（元安橋）と西の本川橋が西国街道の道筋のようです

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水害で落ちちゃったこともあった。奥の橋は太くなって、真ん中にも新たな橋が足された。このときにコンクリートになった。2枚の橋の絵の昔のほう（映画だと小話8年12月）にはまだ真ん中の橋はなかった。 #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直 pic.twitter.com/bxdacfFezU

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そのうち手前のV字の橋は要らないでしょうとなってなくなってT字になった。そのため上から見て目立つ橋になったので、アメリカ軍の中でもこれを狙って原爆落とそうとなった。実際は少しそれて別の場所に落ちたが（少し東側の島病院）。 #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直 pic.twitter.com/Q671FnUziI

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原爆の衝撃波は一旦川へ行き川から返ってきて下から橋に当たり橋が浮いちゃってその後橋げたへ落ちた。2枚目のほうの絵では、金属供出で鉄からコンクリに変わった欄干が衝撃波で傾いちゃった。ちなみにこのときは右手を失ったすずさんに倣って #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直 pic.twitter.com/fagmnDvKUF

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ミ☆リ @minori_ironim

背景は左手で描いている（右手を失って以降の背景はすべて左手で描かれている）。 さて、以上をもってして「相生橋である」。ここまできてやっと読者としてのピントが合う。（ひとつの橋にここまで深く考えていることがもはや物凄いです…） #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直

ミ☆リ @minori_ironim

周作の「この街もわしらももうあの頃には戻らん」という台詞。このとき2人の目線の先にあったのが中島本町である（焼け落ちた中島本町の写真を提示）。これを目の前にして2人は喋っているとわからないと読み取れない物語の構造になっている。 #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直

ミ☆リ @minori_ironim

以上「ここまで調べた」からわかったけど、もっと調べたらもっとあるかもしれない。皆さんも調べたら原作への理解がもっと深まるんではないでしょうか。こうのさんはここまで考えさせるような描き方をしている。こうのさんもおかしな人だ笑 #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直

ミ☆リ @minori_ironim

たとえば三ッ蔵、他にも（現存しているもの）いろいろ見れますよ。でもそれ見てどうなの？それよりも時間空間を中心にして、それを中心にして見たときに見えたものこそ『この世界』の本質ではないのか。同じ橋を時間を超えてみてわかること。 #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直

ミ☆リ @minori_ironim

【ここで本日のパワーワードきます‼️】 三ッ蔵を見て喜んでいる聖地巡礼者はダメ！！なんです。（13:45） #この世界の片隅に #ここまで調べた京都上洛編 #片渕須直