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ポスト福島のエネルギー問題についての私見。

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akiko.f @akkiinya

@k2y 原発は国有化、送電と発電機能の分離。発電、送電への新規参入が促され、蓄電技術と再生可能エネルギーの発電技術が進歩し、スマートシティ化が進む。日本は自動車に変わり、電気、交通、水道の都市インフラを輸出。というシナリオが良い。

2011-04-10 15:48:21
𝕂𝟚𝕐 @k2y

@akkiinya うん、そういうシナリオには夢があってよいですね。問題は、そのタイムスケール。

2011-04-10 15:51:53
𝕂𝟚𝕐 @k2y

再生可能エネルギーが原発に代替するのが実現可能だったとして、タイムスケールは少なくとも10年のオーダだろう。月単位でこの夏冬にどうするの課題について同じロジックで語ることはできない。

2011-04-10 15:58:54
𝕂𝟚𝕐 @k2y

中長期的に再生可能エネルギーへ舵を切って、技術開発や社会資本の投資を振り向けること自体はありな戦略かもと思うが、実現可能性含むリスクを見積もった上での判断。

2011-04-10 16:00:54
akiko.f @akkiinya

@k2y 東北復興はスマートシティで進めて欲しい。そして、同時に長期的な雇用を作る。5〜10年後には本格的に輸出。どちらかというと、国に原発の管理が出来るかが、難しい。

2011-04-10 16:10:19
𝕂𝟚𝕐 @k2y

どうせなら「真の意味で再生可能エネルギーに立脚して経済を成立させたのは世界で日本が初めて!」となると、これはとっても夢があってよい(欧州は仏原発への依存が大きい)。

2011-04-10 16:11:16
𝕂𝟚𝕐 @k2y

@akkiinya そういう社会実験をする機会だとは思いますが、5~10年後に本格的に輸出ってのは、ちょっと無理かと。20~30年後なら同意。

2011-04-10 16:13:06
𝕂𝟚𝕐 @k2y

太陽光発電はグリッドパリティ達成間近という説もあるが、単体で賄うには限界がある。太陽光に限らず再生可能エネルギーは立地条件に強い制約を受けるので多種類の組合せでシステム化することが必須と考える。スマートグリッド的な話。その際システムコストを含め実用的なレベルに落とせるか。

2011-04-10 16:20:37
𝕂𝟚𝕐 @k2y

再生可能エネルギーは発電量が不安定なので、系全体としての発電容量は現行の集中型より大幅に増やさないとならないはず。また、分散系は系としての耐障害性は高いが、ノード毎で見ると故障間隔が短くなる。そこでの品質担保も課題になるだろう。

2011-04-10 16:23:57
𝕂𝟚𝕐 @k2y

こうした諸々の課題を解決する必要があるので、簡単な事業ではないですね、でも大いにやる価値はある事業ですね、どれだけ成算があるかな、という立場。

2011-04-10 16:25:48
𝕂𝟚𝕐 @k2y

ここで「成算」を言うのは、エネルギー政策は国の根幹、これをしくったら産業も医療等を含めた生活も総倒れになるから。十分リスクの軽減が必要ということ。

2011-04-10 16:27:50
𝕂𝟚𝕐 @k2y

その結論として、再生可能エネルギーへの「1点張り」はすべきでない、と考える。リスクヘッジに原子力の安全性向上を含めた延命は必要だろうし、東シナ海ガス田は死守すべきだし、メタンハイトレード等の化石燃料にも張るべき。ロシアや中東との外交も同じ文脈で重要。

2011-04-10 16:31:06
𝕂𝟚𝕐 @k2y

その上で、再生エネルギーについても、要素技術の開発や実用化実験等に投資を振り分ける。国が旗振りして当該分野全体での計画・管理、要はプログラムマネジメントを行う。MOTの専門家が必要。

2011-04-10 16:35:30
𝕂𝟚𝕐 @k2y

タイムスケールの見積。単体で見てグリッドパリティが達成できそうなのが太陽光発電のみだということなので、それ以外の再生可能エネルギーによる発電の要素技術について、継続して開発が必要な段階と考える。それらの環境負荷等についてもアセスメントが必要だろう。これらにまず5~10年。

2011-04-10 16:47:50
𝕂𝟚𝕐 @k2y

発電要素技術が揃ってきたら、アセスメントや検証と並行して系の開発を進める。社会実験をどう進めるか。少なくとも地方・都道府県単位での社会実験を経る必要があるだろう。系の開発自体は発電要素技術を後追いすること1~3年で一段落したとして社会実験とフィードバックに3~5年はみておきたい。

2011-04-10 16:51:46
𝕂𝟚𝕐 @k2y

こうしたプロセスと並行して産業の立ち上げを行う。メーカ側と発電・給電・配電側の事業者。輸出を考えると系としての知的財産をどこに帰属させるべきかなどの問題もあるので、スキーム設計は悩ましい。配電事業者を国策で立てて、そこにリードさせるか。

2011-04-10 16:55:39
𝕂𝟚𝕐 @k2y

そうして考えると、要素技術開発に5-10年、系開発に+1-3年、社会実験に3-5年、産業化に1-3年、全部が最短で10年長くて21年。開発・実験はリスクの高い(成功するかわからん)タスクなので、リスクを踏まえると成功するとしても20年以上はかかると見積もっておくべきではないか。

2011-04-10 17:11:50